ASUSのSIMフリースマートフォンシリーズに2015年冬モデルとして新たに「ZenFone2 Laser(ZE601KL)」が追加されました。ノーマルのZenfone 2が発売された2015年5月から、次々と派生モデルが登場するゼンフォンですが、新型は大型の6インチファブレットとなりました。
デザインには変更がほとんど無いようですが、5インチ版のZenfone 2 Laserからサイズの大きさだけでなく、スペックもちょっと上がっていますね。
すでに予約が始まっており、発売日は2015年11月13日が予定されています。
☆「ASUS ZenFone2 Laser(ZE601KL)」/公式サイト価格 45,144円(販売終了)
6インチスマホ、続々登場
2018年5月現在、ZenFone2 Laserの6インチモデルよりもずっと高性能で軽量なスマートフォンが増えています。
例えば2017年冬モデルとして発売された、Galaxy Note8(SC-01K)はドコモのスマートフォン史上最大の6.3インチディスプレイを搭載し、タッチペンを内蔵した超ハイエンドモデルです。その割にZenFone2 Laserより横幅は一回り小さく、比較的持ちやすいスマホに仕上がっています。
また、LGエレクトロニクスから2018年1月に発売されたLG V30+も6インチという大画面でありながらわずか158グラムという超軽量モデルを出しています。
Galaxy Note8もV30+も、背面にデュアルカメラを搭載。ただ画面が大きいだけのスマホはもはや時代遅れであり、機能性・利便性・デザイン性を兼ね備えた6インチ前後の大画面モデルが人気です。
6インチ前後の大画面スマホは以下の特集ページも参照ください。
旧モデルとのスペック・価格比較
モデル | 6インチモデル (ZE601KL) |
5インチモデル (ZE500KL) |
価格 | 45,144円 | 30,024円 |
画面 | 6.0インチ フルHD |
5.0インチ HD |
CPU | Snapdragon S616 1.7+1.0GHz 8コア |
Snapdragon 410 1.2GHz 4コア |
RAM | 3GB | 2GB |
ROM | 32GB | 16GB |
OS | Android 5.0.2 | Android 5.0.2 |
サイズ | 164.5×84× 3.9~10.55mm |
143.7×71.5× 3.5~10.5mm |
重さ | 190 g | 145 g |
バッテリー | 3000 mAh | 2400 mAh |
LTE連続待受 | 353時間 | 240時間 |
AndroidのOSバージョンは同じです。この時期の発売なら6.0(Marshmallow)でも良いくらいですが、5.1ですらないのはちょっと残念なポイント。
この価格でRAM 3GBは良いですね!CPUはS616・・・ミドルスペック機種のスマホで「615」という1.5GHz+1.0GHzのオクタコアモデル(auのQua Tabに使われていますね)がありましたが、それの後継SoCのようです。
スマートフォンとして190グラムはかなり重い部類になりますが、Nexus6(XT1100)も6インチで184グラムです。ラウンド形状で多少は持ちやすさを緩和していると思いますので、大画面モデルなので仕方がないと考えれば妥協出来る重量でしょうか。
LTEの対応バンドが豊富
6インチ版のZenFone2 LaserではTD-LTEのB41が追加されていますね!これはソフトバンク・ワイモバイルのネットワークで使われているバンドなので、ドコモだけでなくSB系列の回線での利用が期待できます。
FDD-LTE: 2,100(1), 1,900(2), 1,800(3), 850(5), 800(6), 900(8), 1,700(9), 800(19), 700(28) MHz
TD-LTE:2,600(38), 1,900(39), 2,300(40) 2,600(41) MHz
W-CDMA(HSPA+):2,100(1), 1,900(2), 850(5), 800(6), 900(8), 800(19) MHz
TD-SCDMA:2,100(34), 1,900(39) MHz
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
Band6,19(900MHz)が入っていますので、FOMAプラスエリアにも対応していそうです。
4万5千円という価格は国内で販売されている「格安SIMフリースマホ」の価格帯からはやや高めですが、この性能ならまずまずというところです。同じく大型のSIMフリースマホだとフリーテルの「SAMURAI KIWAMI(極)」という機種が6インチのオクタコアスマホとして11月20日に発売予定です。極みも39800円でほぼ同額なので、ライバルになりそうです。今は5インチ版のMIYABI(雅)が人気になっているようですので、極にも期待されるところです。
ZE601KL発売キャンペーン
ASUSの公式通販サイトでは、毎回Zenfoneシリーズが発売されるときにはキャンペーンがあります。今回もいくつか特典が用意されていますね。
1月31日までにZenfone2 Laser(ZE601KL)またはZenfone2 (4GB RAMモデル)注文するとASUS ZenPower(10050mAh)が貰えます。公式サイトでは4266円で売られているモバイルバッテリーなので、ちょっとお得です。
また、Zenfone shopで購入すると楽天モバイルのSIMパッケージももれなくついてきますので、そのまま楽天モバイルで使いたい場合は初回の事務手数料分(3000円相当)が割安になります。なお、既存回線や別のMVNOで使う予定の場合でも、楽天モバイル回線は開通させなくてもOKです。
SIMフリースマホのファブレットサイズ端末としては、Nexus6, Nexus6P, ファーウェイのP8 Max, Ascend Mate7 , honor6 Plusなど選択肢が増えていますが、この6インチ版Zenfone2 Laserはカメラ性能重視で比較的安い、面白い機種になりそうです。