2023年12月に新発売されたばかりだというのに、12月27日のスマートフォン割引規制変更に伴う値上げを前に超投げ売りが実施されるUQ mobile向け「Xiaomi 13T (XIG04)」と、2022年発売の型落ち化によって半額近くまで値下げされている旧型「Galaxy S22 (SCG13)」の比較です。
スマートフォンの販売は2023年12月27日以降、従来規制の対象外であった「白ロム割」(契約を伴う/伴わないに関わらず、ショップが独自設定する値引き)に上限が設けられるため、多くのセールが2023年12月26日で打ち切りになることがアナウンスされ始めました。
27日以降は割引が減ってしまってお得に買うことは難しくなる見込みであるため、今のうちにお得に買えるスマホを手に入れましょう。
ここでは2023年12月時点で、特にお得に買えるUQモバイル向けの2機種「Xiaomi 13T」と「Galaxy S22」について比較していきます。
Xiaomi13TとGalaxy S22の違い
Xiaomi 13T XIG04は2023年12月発売の新ハイスペックモデル、Galaxy S22 SCG13はもともと2022年にau向けに発売→2023年9月にUQ向けに再販された元ハイエンドモデルです。どちらも比較的高性能なモデルですが、その特徴にはいろいろと違いがあります。
まずはそれぞれのモデルで高評価なポイント/不満点と挙げられやすいポイントを列挙してみましょう。
モデル | 良いところ/好評なところ | 悪いところ/物足りないかも しれないところ |
Xiaomi 13T |
・高解像度のディスプレイ ・5000mAhの大容量電池 ・15分で50%急速充電 ・nano SIM+eSIM対応 ・カメラ性能高め |
・本体がやや大きく重め |
Galaxy S22 | ・7.6mmの薄型ボディ ・本体容量256GB ・高画素5000万画素カメラ ・光学3倍相当望遠レンズあり ・AI消しゴム機能 |
・3700mAh電池持ち悪い ・発熱しやすい ・eSIM非対応 ・micro SDカード非対応 |
などが挙げられます。
Xiaomi 13Tは”ハイエンド”ではなく(上位モデルXiaomi 13T ProはSBがキャリア独占販売)、Galaxy S22も1世代前のモデルです。比較対象を2023年春夏モデルの最高峰ハイエンドモデル(20万円前後の機種)と比べてしまうとそれぞれ少し劣る部分があるのも確かです。
どの特徴を優先するか、どの機能・仕様なら妥協できるか、各自の好みで選びましょう。
スペック・仕様 | Galaxy S22 (SCG13) |
Xiaomi 13T (XIG04) |
メーカー | Samsung |
Xiaomi |
発売時定価 |
125,030円 |
74,800円 |
ディスプレイ | 6.1インチ FHD+ (2340×1080) 有機ELパネル |
6.7インチ 1.5K (2712×10220) 有機ELパネル |
リフレッシュレート |
最大120Hz |
最大144Hz |
サイズ | 146 × 71 × 7.6 mm |
162 × 76 × 8.7 mm |
重さ | 168グラム |
197グラム |
SIMスロット |
nano SIM |
nano SIM+eSIM |
電池容量 | 3700mAh | 5000mAh |
急速充電 |
最大25W |
67Wターボチャージ |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 |
Dimensity 8200-Ultra |
RAM | 8GB | 8GB |
ROM | 256GB |
256GB |
おサイフケータイ |
対応 |
対応 |
ワンセグ/フルセグ |
非対応 |
非対応 |
ワイヤレス充電 |
対応 |
非対応 |
外部ストレージ |
非対応 |
非対応 |
カメラ | 5000万画素[メイン]
(1/1.56″センサー) +1200万画素[超広角] +1000万画素[望遠] (光学3倍相当) |
5000万画素[メイン]
(1/1.28″センサー) +1200万画素[超広角] (1/3.06”センサー) +5000万画素[望遠/50mm相当] (1/2.88″センサー )(光学2倍相当) |
防水防塵 |
PX5/IPX8・IP6X | IPX8・IP6X |
生体認証 |
顔+指紋 | 顔+指指 |
初期OS |
Android 12 |
Android 13 |
*定価は発売当時のもの。Xiaomi 13Tを67W充電出来る充電器は別売りです。
まず物理的な違いとして、Galaxy S22とXiaomi 13Tは本体の大きさが全然違います。本体重量も30グラム近くも差があるため、軽いスマホが好みの人はGalaxy S22をオススメします。
もう一つ決定的に違うポイントとして、au/UQ向けGalaxy S22はシングルSIMモデルです。最新iPhoneのように2つの電話番号を1台で使うことが出来るnano SIM+eSIMの組み合わせで使いたいのならXiaomi 13Tを選ぶ必要があります。
性能面での違いとして、電池持ちにも大きな差があります。
au/UQの公式データによると、
項目 | Galaxy S22 (SCG13) |
Xiaomi 13T (XIG04) |
連続通話時間 | 約1410分 | 約2320分 |
連続待ち受け時間 | 約240時間 | 約350時間 |
このように、連続通話時間だとおよそ1.6倍/待ち受け時間だとおよそ1.5倍もXiaomi 13Tのほうが電池がよく持ちます。
Galaxy S22は2022年モデルの中で電池持ちがイマイチで不評だったため、次世代機から改善された点でもあります。
電池持ちを重視したいならXiaomi 13Tをオススメします。
処理性能/ゲーム性能で比較すると、世代は古くてもGalaxy S22に搭載されたSnapdragon 8 Gen 1ほうがDimensity 8200-Ultraより上位です。ベンチマークスコア上の比較だと1~2割くらいの差があります。
ただ、Dimensity 8200-Ultraも一般的なゲームは十分スムーズに動作する高水準なCPU/SoCであるため、ゲームに強いこだわりが無いのなら、どちらでもゲームアプリは楽しめるはずです(アプリ個々の動作はメーカーとの相性にも依ることがあります)。
Galaxy S22とXiaomi 13Tの白ロム相場
冒頭で述べた通り、Galaxy S22とXiaomi 13Tは2023年12月26日まで店頭で投げ売りされています。
その影響で、白ロム(本体のみの二次流通品)の価格も崩壊しています。
Galaxy S22 定価58,400円 |
Xiaomi 13T 定価74,800円 |
専門店相場:52,000円前後~ 【 楽天市場でみる】 |
専門店相場:65,000円前後~ 【楽天市場でみる】 |
フリマ相場:50,000円前後~ 【メルカリで見る】 |
フリマ相場:47,000円前後~ 【メルカリで見る】 |
*2023年12月15日調査時点、それぞれ本体未使用状態の相場です。価格は個々のショップ・出品により異なる場合があります。
2023年12月時点での公式価格はXiaomi 13T のほうが1.6万円ほど高いはずなのですが、フリマ相場はXiaomi 13Tのほうがすでに安価な水準です。
価格相場は今後変動する可能性があるため、安く買える掘り出し物を探し出しましょう。