2018年冬、スマホ業界ではフレキシブルディスプレイを利用した「折りたためるスマホ」というものが海外メーカーから登場していますが、ドコモにもある意味で”折りたためる”スマホとも言える、2画面スマホ「M Z-01K」があります。

フレキシブルディスプレイによる「折りたたみ」のメリットは1枚の大きなディスプレイをコンパクトにすることが出来るという点に尽きると思われますが、M Z-01Kはディスプレイ自体が曲がるのではなく、2枚のディスプレイをヒンジで接続したタイプであり、キーボード付きのモバイルPCのように「Δ」型に自立スタンド形状で使うことも可能です。

スタンドタイプにした場合には半分のディスプレイしか正面に見ることはできなくなりますけれど(もう一枚の画面にも同じ映像を出すことは出来るので、対面した2人で視聴することが可能)、Z-01Kではデュアルスピーカーを搭載します。スマホスタンド不要で場所を選ばず動画を楽しめるという意味では実用的な一台です。

M Z-01Kは「2画面スマホ」という特殊性だけでなく、本体価格は9万円を超えていることもあり発売当時からマニア向けのモデルとなっていました。2018年11月1日より機種変更を含む価格の見直しが実施され、割引適用後の負担額は4.3万円→648円まで下げられて、一気に「お手軽に買えるおもしろスマホ」へポジション変更がされました。


管理人はM Z-01K発売に先駆けてドコモの旧型2画面スマホである MEDIAS W(N-05E)をネタとして買ってみたものの、スペックが低すぎて2018年現在では使い物になりませんでした(N-05Eは2013年モデル)。

MEDIAS Wはちょっと時代を先取りしすぎて失敗してしまったようですが(製造元のNECはスマホ業界から撤退済み)、M Z-01Kの高スペックをもってすれば2画面表示でもスイスイ動きます。

項目 M
Z-01K
MEDIAS W
N-05E
発売日 2018年2月9日 2013年4月18日
本体価格
(発売当時)
92,664円 84,672円
ディスプレイ
(解像度)
5.2インチ ✕2枚
(1080✕1920)
4.3インチ ✕2枚
(540×960)
CPU Snapdragon 821 Snapdragon S4
RAM/ROM 4GB/64GB 1GB/16GB
バッテリー 2,930mAh 2,100mAh
OS Android 7.1
(8.0までアップデート予定)
Android 4.1
サイズ 縦:151mm
横:72mm
厚さ 12.1mm
縦:136mm
横:64mm
厚さ 12.2mm
カメラ 2030万画素 810万画素
通信速度 下り最大 500Mbps 下り最大100Mbps
重さ 226グラム 183グラム

Z-01KとN-05Eのスペックでは、もはや天と地ほどの性能差があります。スマホの世界で5年間の差は大きすぎます。

なおN-05E用の「ダブルブラウザ Plus」は2017年で提供を終了しています。ソフトウェアアップデート情報もすでにドコモ公式サイトから削除されており、利用不可です。

N-05Eを8千円も出して買ったのですが・・・今は何倍もスペックが高い M Z-01Kが実質648円で機種変更出来ます。

Z-01Kの新価格(2018.11.01~)

Z-01K価格 新規/機種変更(Xi) 機種変更
(FOMA→Xi)
MNP
本体価格 92,664円
月々サポート ▲3,618円✕24回
端末購入サポート ▲86,832円 ▲86,832円
オンライン限定特典* ▲5,184円 ▲5,184円 ▲5,184円
実質価格 648円
(月々27円~)

*オンライン限定特典は2018年11月30日までの予定。機種変更時はdポイントによる付与。

2018年11月時点において、Z-01Kの月々サポート(3,618円✕24回)はドコモで販売中の全スマートフォン機種で最も大きな割引となっています。

☆「ドコモオンライン限定価格 M Z-01Kの値引き条件を詳しくみる

M Z-01Kは後継モデルは2018年冬時点で発売されていないため、現行モデルと言えますが店頭にはすでに在庫がないこともあるようです。

2018年11月11日時点ではドコモの公式サイトから注文が可能です。発売当時は「2画面スマホ」という話題性こそありましたが、価格が高すぎてマニアしか買わなかった端末でした。当時「面白そうだけと高すぎ」と感じていた人は、機種変更価格が値下げされた今が買いどきです。

irumo
ドコモの折りたたみスマホ M Z-01K 機種変更価格値下げで648円~ MNPなら一括値引き

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