→ 前のページを見る(Xperia XZ2プレミアム SO-04Kは買いか- スペック・機種比較)
Xperia XZ2 Premiumのサイズ感
Xperia XZ2 Premiumはドコモモデルの歴代Xperiaで最も大きな5.8インチの4Kディスプレイを搭載しています(タブレット機種を除く)。
auではかつて発売されたXperia Z Ultra(SOL24, 6.4インチ)や海外向けモデルには「Ultra」シリーズがあるため、Xperiaシリーズとして過去最大というわけではないものの、旧モデル Xperia XZ Premium(SO-04J)および Xperia Z5 Premiumでは5.5インチサイズでしたので一回り大きくなりました。
Xperia XZ2 Premium(5.8インチ)とXperia XZ Premium(5.5インチ)では以下の画像のようなサイズの違いとなります。
ボディ自体の縦の長さは+2mmとなり、それほど変わっていないように感じます。
同じく2018年夏モデルとして発売中のXperia XZ2(SO-03K)とも比べてみました。
Xperia XZ2ではディスプレイは5.7インチとなり、Premiumとは約0.1インチしかディスプレイの広さは変わらないのですが、ボディの長さは5mmの差があります。これはXZ2においてディスプレイ比率が18:9の縦長デザインに変更され、上下のベゼルが狭くなった影響です。
Xperia XZ2 Premiumは従来どおりの16:9比率となっています。そのため縦長になったXperia XZ2と比べると横幅も広く、+8mmの差があります。この差は実際に手でもち比べると、はっきりと違いが分かる幅です。
(手前がSO-03K, 奥がSO-04K。2台あわせて400グラム超もあり、ちょっとした筋トレ気分)
Xperia XZ2 Premium SO-04Kの実測の重量は236グラム(ドコモの公称値と同じ)。
一般的なタブレットほど重い(例えばiPad mini4は約300グラム)ということはありませんけれど、6インチ近い大画面モデルの中でも飛び抜けた重量感があります。
ドコモで購入できる他の5.8インチクラスのスマートフォンと比べてみましょう。
左から順番に、Xperia XZ2 Premium(5.8インチ 236グラム)、 Galaxy S8 SC-02J (5.8インチ 150グラム)、 iPhone X(5.8インチ 174グラム)です。Xperia XZ2 Premiumは従来どおりのディスプレイパネル形状ですが、最新のトレンドである縦長・ノッチデザインを採用することによってベゼルレス・高画面占有率を実現した機種に比べると、縦横の大きさが一回り太くなります。
Xperia XZ2 Premiumの新機能
Xperiaの最上位プレミアムモデルを買いたい人は最新技術・最高性能にも興味があると思いますので、実際に使って体感できる特長をまとめて紹介しましょう。
Xperia XZ2 Premiumならではの新機能として、大きく以下の4つの特長が新規追加・アップグレードされています。
Xperia XZ2 Premiumの新ディスプレイ
Premiumシリーズのディスプレイ解像度は4K(3840×2160)であり、一般的なフルHD(1920×1080)・2K(2560×1440)よりも高精細となっています。同じ4K解像度を持っていたXperia XZ Premium(SO-04J)のものとも違う、新しいディスプレイです。
Xperia XZ2 Premiumは4K HDR動画の撮影と再生をスマホだけで行える、世界初の端末となっています(2018年5月時点、ソニー調べ)。4K HDRの再生だけなら旧モデルのXperia XZ Premiumも対応していましたが、4K”HDR”撮影がスマホで出来るようになったのはXZ2シリーズからの新機能です。
ディスプレイの明るさも30%アップ(Xperia XZ Premiumに比べて)しており、明るい環境下でも映像が見やすくなっています。
目視ではフルHD以上のスマホパネルであれば十分に精細な表現が出来るものですが、スマホにも映像・画像の美しさを追求したい人は4Kディスプレイの違いを感じることも出来ます。
(上記はXperia XZ Premium(4K)とXperia X Compact(HD)で同じ画像を表示させて比較した様子)
ドコモの動画配信サービス dTVでは、4K HDRハイダイナミックレンジ)ムービーを楽しむことも出来ますので、スマートフォンでよく動画を見て楽しむ人にはXperia Premiumシリーズが有利となります。
ダイナミックバイブレーションシステム
この機能はXperia XZ2(SO-03K)にも搭載された、スマホ全体が音(アプリによっては動作しないものもある)に反応して振動する、新しい感覚のバイブ機能です。
スマホで再生する動画やゲームアプリのサウンドを解析し、音の強弱に併せてスマホが振動します。普通のスマホバイブ機能とは違い、専用のバイブレーション機構が内蔵されており、強弱とタイミングによって臨場感がアップした体験が出来ます。
ワイヤレス充電に対応
これもXperia XZと共通の新機能である、ワイヤレス充電(おくだけ充電)を利用することが可能になりました。昨今ではアップルのiPhone 8/Xシリーズ, サムスンのGalaxyシリーズなどもワイヤレス充電に標準対応しており、ようやくXperiaも時代に追いついたということになります。
ソニーとしての純正ワイヤレス充電器「ワイヤレスチャージングドック WCH20C 」も発売中です。
(WCH20Cは同梱されません)
ただ・・・この純正ワイヤレス充電器は定価1万円もするため、純正にこだわりがない人は他の市販品を使ってみるのもよいでしょう。
ワイヤレス充電の規格は他のスマートフォンでも採用されている「Qi(チー)」となり、市販されている一般的なワイヤレス充電器が使える見込みです(すべての製品が使える保証は出来ませんが、Galaxy用とされていたワイヤレス充電器でXZ2を充電することは出来ました)。
デュアルレンズカメラ採用
Xperiaスマホで唯一 XZ2 Premiumに採用された、デュアルカメラシステムが一番の大きな魅力の一つでしょう。
Motion Eye Dualカメラシステムでは、1920万画素のカラーセンサー+1220万画素のモノクロセンサーから得られた色データを組み合わせることで、従来のXperiaスマホのカメラに比べて暗い環境での写真も色合いが綺麗に、ノイズを少なく撮影できるようになっています。
Xperia XZ2 Premiumのカメラレンズはボディから飛び出してはいません。iPhoneやAQUOS R2, P20 Proなどでは凸状にカメラレンズが飛び出し、保護ケースを使わないと傷がついてしまいそうで不安になりますが、SO-04Kの場合はそこまで心配は要らないかもしれません。
画像の合成にはソニーオリジナルの新画像処理プロセッサーチップ「AUBE」を搭載することで、ノイズを減少させているということです。
センサー・レンズの仕様は以下の通りです。
モノクロセンサー (上側のレンズ) |
有効画素数:1220万画素 センサーサイズ:1/2.3” ピクセルサイズ:1.55μm F値:1.6 |
カラーセンサー (下側のレンズ) |
有効画素数:1920万画素 センサーサイズ:1/2.3” ピクセルサイズ:1.22μm F値:1.8 |
静止画では最高ISO 51200の感度を実現し、フラッシュを使わない状態でも暗がりではっきりとした画を撮ることが可能になりました。また、動画でも最高ISO 12800にまでアップし、夜景や暗い室内でも映りやすくなっています。
Xperia XZ2 Premiumで撮影した横浜の夜景風景のサンプルムービーを見てください。
スマホで撮影したとは思えないほど、陰影のある綺麗なシーンが見て判ると思います。Xperia XZ2 Premiumがあればビデオカメラを持ち歩かなくても、さまざまなイベントでなめらかで美しい動画を残すことが出来ます。
SO-04Kの機種変更価格
Xperia XZ2 Premium SO-04Kはその名の通り「プレミアム」な機能・性能を搭載しているため、従来のXperiaよりも販売価格はやや高くなっています。
しかし、ドコモユーザーであればさまざまなキャンペーンや特典、月々サポートを適用することによって割引を適用することも出来ます。
→2019年4月26日価格改定が行われました。
内訳 (2019年4月時点) |
SO-04Kの 機種変更価格・割引 |
本体定価 | 月額4,698円×24回 (総額112,752円) |
機種値引き | 【月々サポート】 3,834円×24回 = 総額92,016円引き 【限定特典】 ウェブ購入手続きで ▲5184円値引き |
実質負担額 | 月々648円×24回 総額15,552円 |
*下記は過去の参考用にそのまま掲載しています。最新の価格・キャンペーン情報とは異なりますのでご注意ください。
内訳 | SO-04Kの 機種変更価格・割引 |
本体定価 | 月額4,698円×24回 (総額112,752円) |
月々サポート | 毎月1,890円×24回 (総額45,360円値引き) |
実質負担額 | 月々2,808円×24回 (総額67,392円) |
家族まとめて割 | 5184円還元/1台あたり |
[オンライン購入限定] 先着1万人にプレゼント |
ソニーストアで使える お買い物券5000円分 |
[オンライン購入限定] 頭金・機種変更事務手数料(Xi) |
無条件で、無料 |
[オンライン購入限定] dカードによる一括支払いで |
2,254dポイント (通常の2倍)プレゼント |
[オンライン購入限定] 抽選で当たる |
50人に1人の確率で 10,000dポイントプレゼント |
下取りプログラム | iPhone 6sなら10,000円引き (郵送でも同額ポイント付与) |
*2018年7月25日時点。各種キャンペーンには適用条件があります。最新の適用条件について詳しくは「ドコモ 実施中のキャンペーン一覧」にて確認してください。
通常の価格では、機種変更時の機種代金負担は6.7万円であり、これはiPhone X 64GBモデルとほぼ同等です(機種変更実質負担 68,040円)。iPhone Xの発売当時は「価格が高すぎて売れないのでは?」という評判も多くありましたけれど、Xperia XZ2 Premiumの定価もそれに近いお値段となっています。
しかしながら、上記で計算したように種々の限定キャンペーン・割引/還元特典を併せて使うことが出来れば、実質上の機種変更負担額はさらに2~3万円ほど安くすることも可能です。
SO-04K値下げ情報
NTTドコモは2018年12月時点において、Xperia XZ2 Premium SO-04Kの販売価格を発売当時に比べて大きく値下げ(割引の増額)しています。
発売当初はドコモスマホの中でかなり機種負担額が高めだったSO-04Kを安く手に入れたい人は買い時です。
発売当時 | 12月15日時点 |
-1,890円×24回 →45,360円引き |
-2,322円×24回 →55,728円引き |
— | OLS10周年特典値引き →5,184円引き |
機変事務手数料無料 2,160円~3,240円 (種別変更時) |
2018年9月1日より 事務手数料無料化 (オンライン注文限定) |
2018年12月1日~2019年1月31日までに公式オンラインストアではサイト開設10周年を記念し、対象機種購入者の39人に1人の確率で10,000dポイントをプレゼントしています。
機種値引き+ポイントプレゼントキャンペーンが使えるのはオンラインショップ限定特典となっています。
関連記事:ドコモオンラインショップ10周年記念で大盤振る舞い スマホを買わなくても海外旅行が当たる特大企画参加方法
なお、Xperia XZ2 Premium SO-04Kにはワイヤレス充電用の卓上充電器等は同梱されていませんので、必要に応じて別途購入が必要となります。ドコモの公式オンラインショップでもワイヤレス充電器(Qi用)は購入できます。同梱されているのはワンセグ視聴用のTVケーブル兼イヤホンジャック変換プラグくらいです。
おトクなオンラインショップでの予約/購入手続きは以下のページから受け付けています。特にソニーストアのお買い物券は先着1万円のみが貰えるとても有利なキャンペーンですので、早めに購入手続きを行って下さい。
☆「ドコモオンラインショップ Xperia XZ2 Premium SO-04Kのウェブ機種変更手続きページ」/ 7月25日10時、事前購入手続き開始
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