docomoから2017年夏~冬モデルとして発売中のXperia XZ Premium SO-04Jおよび5.2インチサイズ Xperia XZ1 SO-01Kでは、セルフィー(自撮り)に強い高性能なインカメラ(サブカメラ)を搭載しています。

最新のスマートフォンではほとんどのモデルでメインカメラには従来の携帯電話とは比較にならないほどに綺麗な写真を撮ることが出来る高性能なモバイルカメラシステムが搭載されていますが、インカメラに関しては機種によって性能に大きな差があります。

Xpeira XZ Premium SO-04J, Xperia XZ1 SO-01Kのインカメラには1320万画素という、従来機種ならばメインカメラに使われるレベルのパーツが搭載されました。そして、今回検証する「広角レンズ」搭載によりセルフィーを重視する人には魅力のあるモデルと言えます。

カメラ性能以外の機能・スペック・価格情報を公式サイトで先に見たい人はこちら→「ドコモ Xperia XZ Premium SO-04Jをみる

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比較するインカメラのスペック

今回撮影テストを行った3機種・Xperia XZ Premium SO-04J, Xperia X Compact SO-02J, iPhone 8 Plusのインカメラスペックは以下の通りです。

モデル 画素数 主な仕様
Xperia XZ
Premium SO-04J
1320万画素 f/2.0
裏面照射積層型CMOS
Exmor RS for mobile
Xperia X
Compact SO-02J
510万画素 f/2.4
裏面照射積層型CMOS
Exmor RS for mobile
iPhone 8 Plus 700万画素 f/2.2
FaceTime HDカメラ

*インカメラやその他スペックは上記のモデル名から、各公式サイトでチェックしてください。

Xperia XZ Premium SO-04Jに使われているメイン/サブカメラは2017年冬モデル「Xperia XZ1 SO-01K」も同等(一部ソフトウェアの違いによる機能に差があります)です。

Xperiaのハイスペックモデルではインカメラに22mm相当の広角なレンズを使っており、セルフィーに強いスマホとなっています。

そこで、同じ距離に置いた各スマホで1マス1センチの方眼シートを撮影し、どれほどの範囲が写るものなのか調べてみました。

SO-04Jの場合、縦に16センチ・横に20センチくらいのマス目が映りました。マス目が歪んでいるのはシートが歪んでいるのではなく、位置を固定するためのスタンド形状に依存して、カメラレンズから見てシートを見上げるような斜めの角度になっているためです(画質・サイズもウェブサイト用に縮小していますが、写る範囲はそのままにしています)。

写真のオリジナルファイルデータは5.35MB・4160×3120ピクセルサイズ・1/64秒・ISO-400となっています。

SO-02Jの場合は縦に14センチ・横に18センチくらいのマス目が映りました。同じ照明環境で撮影したはずなのですが、色合いはSO-04Jより綺麗です(マットは濃いグリーン)。

写真のオリジナルファイルデータは2.2MB・2592×1944ピクセルサイズ・1/50秒・ISO-320となっています。

iPhone 8 Plusの場合は縦に11センチ・横に13センチくらいのマス目が映りました。Xperiaに比べて狭い範囲しか入らず、色合いや画質はともかく画角はセルフィー向けのスマホより弱いと感じました。

写真のオリジナルファイルデータは1.33MB・3088×2320ピクセルサイズ・1/60秒・ISO-320となっています。

SO-04Jメイン/サブカメラの画角の違い

続いてXperia XZ Premiumのメインカメラとサブカメラで、同じ位置にスマホを置いて撮り比べてみました。

まずはメインカメラから。

続いてインカメラで撮影したものがこちらです。

縦にも横にも、明らかにメインカメラよりインカメラの方が広い範囲を写すことが出来ます。広い範囲が映りすぎて、小型の撮影ボックスでは写ってはいけないところまで写り込んでしまいました(笑)

もちろん画質的なクオリティではメインカメラを使ったほうが綺麗に撮影が可能となりますが、風景や大人数での撮影でより広い範囲を写し取りたいのならあえてメインではなく広角なインカメラを利用するという手法もありそうです。

インカメラデ撮影した写真を拡大して切り抜いてみても、十分に綺麗です。

(画像をクリックすると切り出したオリジナルサイズに拡大出来ます)

Xperia XZ Premiumではメインカメラも2017年冬モデルの最新機種と同じ機能として、連続オートフォーカス(被写体が移動しても焦点をあわせ続けて連写する)・3Dクリエイター(3Dプリンターなどで使える3Dスキャンデータの取得)・先読み撮影(笑顔)などが、2017年12月のOSアップデート/バージョンアップによって追加される予定です。

2017年6月の発売時に比べて機種変更価格も値下げされてお買い得感も増していますので、セルフィーが綺麗で大画面のスマホが欲しいのならXperia  XZ Premiumを検討してみましょう。

☆「ドコモ Xperia XZ Premium SO-04Jの在庫をみる

高画質なインカメラ重視なら2018年冬モデル XZ3

2018年10月時点において、2017年夏モデルであったXperia XZ Premium SO-04Jの販売はほぼ終了しました(生産も終了しています)。インカメラが綺麗なXperiaスマートフォンとしては、2018年冬モデルの新機種 Xperia XZ3が登場します。

Xperia XZ3にはXperia XZ Premiumと同じ1320万画素のカメラを採用しています。

Xperia XZ1に比べて約11%明るさがアップ、シングルレンズながら背景のボケを表現できる「ポートレートセルフィ」機能が追加されたため、自撮りを良くおこなうユーザーにはSO-04J以上にお手軽に使えるインカメラとなりました。

Xperia XZ3 SO-01Lは2018年11月上旬発売が予定されています(2018年10月17日より予約受付中)。

☆「ドコモ Xperia XZ3 SO-01Lを詳しくみる

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[実機レビュー]Xperia XZ Premium SO-04Jのインカメラ 広角写真をiPhoneやSO-02Jと比較

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