au・UQモバイルやソフトバンク・ワイモバイルからドコモへ乗り換え(MNP)する場合に、更新月以外でもコストを気にせず携帯会社を変える事ができる新キャンペーン「スマホのりかえサポートが2018年10月1日よりキャンペーン名・適用条件が一部変更・リニューアルされました(現在この特典は終了しました)。

このスマホのりかえサポート(旧称-スマホ 光のりかえサポートキャンペーン)は、他社では「auひかりスタートサポート(KDDI)」・「おうち割光セット スマホ違約金還元キャンペーン(SoftBank)」といった名称で、ほぼ同じような携帯会社のスイッチングコスト還元施策が存在しますが、各社でそれぞれの関連サービスに加入する・利用継続を行うといった複雑な条件が設定されているため、なかなかうまく使いこなしてお得にMNPするのが面倒くさい!となってしまうようです。

ドコモで提供される「スマホのりかえサポート」についても、2018年10月1日時点の提供条件は少しわかりづらいものになっていますので、9月に発売された2018年モデルのiPhone XS/XS Maxや10月発売のiPhone XR、2018年冬-2019年春モデルのスマホを割引が優遇された乗り換え(MNP)契約をしようと考えているのなら、提供条件をよく勉強してから還元ポイントをゲット出来るようにしておきましょう。

スマホのりかえサポートの概要

まず細かい条件を確認する前に、ドコモのスマホのりかえサポートがどんなキャンペーンなのかざっくりと確認してみましょう。

【実施期間】:2018年10月1日から(終了日未定→ 2019年9月30日終了)
【特典】:10,260円相当のdポイント付与(期間・用途限定)
【特典付与時期】:適用条件を満たした判定日の翌月上旬
【特典有効期限】:付与月を含めた6ヶ月後の月末まで
【対象者】:指定キャリアから乗り換え(MNP)の個人契約(法人契約は対象外)
【加入条件の対象サービス】:ドコモ光 または dカード GOLD入会

以下の条件AまたはBのいずれかを満たし、かつ「他社回線の違約金証明書を提出(現在の適用条件は2018年10月以降の解約に限る)」すること

条件A:ドコモ光を「新規/転用」に開通させる/還元対象のドコモ回線がドコモ光セット割適用家族グループに加入していること

条件B(NEW): dカード GOLDに新規入会する/還元対象のドコモ回線そのものまたは、dカード GOLDに紐付いた回線のあるシェアグループに加入していること

以前はインターネット回線であるドコモ光への加入がスマホのりかえサポートの条件(上記の条件A)となっていましたが、10月1日からはクレジットカードサービスのdカード GOLDへ加入しても10,260 dポイントが貰えるように条件が拡大された、というわけです。

ドコモへの乗り換え対象回線に注意

スマホのりかえサポートは「他社からの乗り換え違約金を還元する」というキャンペーンになりますが、すべての携帯サービスからの違約金を還元してくれるわけではありません。

対象となるのは、「au」「SoftBank」「UQ mobile」「Y! mobile」の4サービスからのMNP転出違約金のみになり、4サービス以外の格安SIMサービス・MVNO回線はNGです。

還元される金額(ポイント)は10,260円(9,500円+8%消費税相当)に固定されており、それ以外の割引解除料(MNPau購入サポートや、一括購入割引)・他社で購入した端末代金の分割残債などは対象外となります。

また、乗り換えを行ない新たに契約したドコモ回線では、以下の条件を満たす必要があります。

iPhone、ドコモスマートフォン、ドコモケータイまたはドコモらくらくホン(以下「ドコモの携帯電話等」といいます。)をご利用中であり、本人または同一シェアグループ内の回線において、新たに「ドコモ光セット割」または「ドコモ光期間限定割引」に加入されること。

特典付与までに回線を解約したり、セット割引を解約・ポイント会員を退会した場合などは特典対象外になることがありますので、詳しい条件を公式HPで確認して、条件から外れないように注意をしてください。

ドコモ光・dカード GOLDの加入対象者

ドコモ光は2018年6月3日時点で5,000,000契約、dカード GOLDも2018年4月には4,000,000の会員数がいる、多くの利用者がいるサービスです。それぞれ提供開始からわずか3年と1年半という、短い期間で爆発的な伸びを記録しています。

しかし、のりかえサポートの適用条件であるドコモ光回線の契約、またはdカード GOLD(クレジットカード)は、誰でも申し込めば必ず利用が出来るとは限りません。

ドコモ光には提供可能エリア(導入可能物件/地域)、クレジットカードには加入審査があります。

ドコモ光の提供エリアは、基本的にフレッツ光(東日本/西日本)の提供エリアと同じです。提供可能エリアは随時広がっていますので、マンションにドコモ光が導入されている・導入可能どうか、戸建てタイプの回線工事が出来るかどうかは東西NTT、またはドコモ光の申込サイトで確認出来ます。

また、スマホのりかえサポートの提供条件には「個人契約」である必要もありますので、法人回線・契約の場合は割引・還元はありません。

 

ドコモのクレジットカードサービスにはノーマルの「dカード」と、ドコモの携帯・ネット利用ユーザー向けに特典が強化された「dカード GOLD」があります。スマホのりかえサポートの対象となるのはGOLDのみとなっていますので、申込時に間違えないようにしてください。

dカード GOLDは、ドコモの携帯電話契約者にとって有利な特典(ドコモ料金に対して10%相当のポイント付与や、専用ケータイ補償サービス、ケータイ割引クーポンなど)があるため、普通はドコモユーザーが契約するものですが、dアカウントさえ持っていれば誰でも申込みは出来ます

スマホのりかえサポートの適用条件では、

実施期間中に、「dカード GOLD」の本会員にお申込み※いただき、お申込み月を1か月目として5か月目の末日までに入会を完了されること(dカード/DCMXからのアップグレードも含む)

とされています。最大で5ヶ月間も入会期限はありますが、通常は1週間~遅くても2周間程度で審査は終わります。

ドコモ光/dカード GOLDの入会特典

スマホのりかえサポートのキャンペーンで10,260dポイントが貰える特典だけでなく、ドコモ光・dカード GOLDそれぞれに加入することでも特典が貰えます。

au、ソフトバンク、ワイモバイル、UQモバイルのユーザーでスマホのりかえサポートを使ってMNPする場合、正直言ってスマホのりかえサポート特典10,260円分だけでは言うほどお得になるわけではなく、上記のようにdカード GOLDの入会特典・加入者特典、ドコモ光の開通特典、そしてドコモ光セット割+ずっとドコモ割を使うことで、総合的にドコモ料金を下げる・還元を貰いまくることが節約のポイントとなります。ドコモ光・dカード GOLDの利用者が数百万人も居るというのは、多くの利用者がこの特典目当てで契約しているからと言っても過言ではないでしょう。

ドコモ光+dカード GOLD両加入をする5つの節約効果

さて、上記の通り「ドコモのりかえサポート(10260円相当)」+「dカード GOLD加入(iDキャッシュバック)」+「ドコモ光加入特典(1.5万円CB+ポイント特典)」など、加入時に貰える一時的な特典が盛りだくさんというだけで加入するメリット・節約効果が大きい両サービスですが、ドコモユーザーがドコモ光とdカード GOLDの両方に加入した場合に受けられる特典はこれだけではありません。

ドコモの携帯回線とネット回線の両方を契約中の場合のみ適用される「ドコモ光セット割」が受けられます。

 

割引額はドコモで契約しているパケットサービス(ベーシックパック・ウルトラシェアパック)の容量に応じて変動し、最大で月額3,500円引きになります。これだけで年間換算で最大45,360円(8%税込み)もの節約になります(現在このプランは受け付けていません)。

そして、ドコモのスマホ料金を安くすることが出来る「ドコモずっと割プラス」では、ドコモの各種関連サービスで貯めたポイント累計数および利用継続年数によって毎月の値引き(またはポイント還元)を受けられます。

ずっと割プラスのステージを上げるためには、上記のリストにあるように街のお店・ネットの利用やdカードでの利用によって貰えるポイントが重要になってきます。これは必ずしもdカード GOLDを持っていれば有利になるというわけではない(GOLDの優遇特典分はステージ判定対象外なので)ものの、普通はノーマルのdカードよりGOLDの方が利用可能上限枠も大きくなりますので、大きな買い物をクレカで使いやすくはなるでしょう。

 

dカード GOLDだけの特典として、ドコモ光・スマホの両方の料金に対して毎月10%(1,000円につき100ポイント)が貰える超優遇があります(これはdポイントクラブによる特典であるため、必ずしもdカード GOLDをネット・回線の支払い設定しなくても貰えます)。

iPhoneやApple Watchを持っているのならApple Payへdカードを追加することにより、もれなくポイントが貰えるキャンペーンもあります(利用対象機種、実施期間はdカードのキャンペーンページを参照下さい)。

 

さらに、ドコモ光の定期契約(2年)の更新ごとに、3,000円相当のdポイントが貰えます(現在この特典はありません)。ドコモの携帯回線にも「2年定期契約(「ずっとドコモ割コース」)」で3,000ポイントが2年毎に貰え、ドコモ携帯回線と光回線を同時に契約していれば、同じタイミングで6,000ポイントずつ貰うことも出来ます。ポイントは期間・用途限定のものとなりますが、ドコモのスマホ本体やアクセサリー購入など、かなり広い用途に使えます。

このようにドコモ光とdカード GOLDの両方に同時加入すると相乗効果でポイントが大量に貯まり、より使いやすくなりますのでドコモへMNPをするのなら作っておきましょう。

ドコモのMNP/光/カードはウェブで申し込み可能

ドコモへの乗り換え(携帯回線)、ドコモ光の申し込み(新規/転用)、dカード GOLDの申し込みは、それぞれウェブの公式サイトから受け付けています。上記の解説は2018年10月1日時点の条件・特典条件を基に記載しており、内容は変更される可能性もあるため各自最新情報を公式HPにて確認してください。

ショップ契約で待たされるのを避けたい・じっくりと条件を確かめながら申し込みたい人はウェブ申し込みをオススメします。

ドコモへMNP時に発生する短期解除料(10260円)をdカード GOLD加入で還元「スマホのりかえサポート」

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