11月25日からドコモオンラインショップでは購入手続きが可能になったガラケーの最新機種「P-01H」ですが、旧モデルのP-01Gよりも現状の価格で実質3240円値上がりしていました。
P-01Gは2014年11月発売のモデルであり、スマートフォン機種ならば1年も経てば色んなところに大なり小なり進歩した部分があるのですが、P-01Hのスペックをパッと見ただけではそれほどの違いは感じられません。
性能に差がないのなら、少しでも安い2014年モデルのP-01Gに機種変更したほうがお得なのかな?と疑問に思ったので、細かく性能と機能を見比べてみたいと思います。
*2020年時点でFOMAガラケーであるP-01H/P-01Gはすでに販売終了となっており、ドコモで購入することは出来ません。現在後継機である「P-01J」が購入可能です(FOMAガラケーからの買い替え優遇もあります)。
価格の比較
*以下の情報はP-01H/P-01G発売当時のものです。現在両機種とも販売終了となっており、ドコモで購入は出来ません。各情報は当時の参考情報としてのみご利用ください。
まずは一番気になるであろう、お値段の比較から行きます。価格の差を前提に、高くても新モデルを選ぶのか・安い旧モデルを選ぶのかを考える基準になるはずなので。
契約種別 実質価格 |
2015年モデル P-01H 一括:31104円 |
2014年モデル P-01G 一括:31104円 |
支払い価格差 |
新規 | 19,440円 | 10,368円 | +9,072円 |
機種変 | 19,440円 | 16,200円 | +3,240円 |
MNP | 19,440円 | 0円 | +19,440円 |
旧モデルの場合は契約パターン毎に価格が違ったのですが、新機種はどの契約種別でも同じ値段・割引きです。ドコモで機種変更する場合の価格差は3240円と小さく、2年契約で分割すれば毎月135円分の差。機種変更で購入する場合は新機種のP-01Hのほうがお得です。
他社からドコモへ転入(MNP)してくるならばP-01Gが実質0円なのでお得感が高いと言えますね。P-01Gへの機種変は他の契約方法に比べてしまうと割高ですが、こればかりはどうしようもありません。他社パナソニック製のガラケーだと、「ソフトバンク COLOR LIFE 5 WATERPROOF」がMNPなら実質0円です。
スペックデータ比較
では続いて基本的なサイズや性能の数値比較をしてみます。
項目 | 2015年モデル P-01H |
2014年モデル P-01G |
画面 | 3.4インチ フルワイドVGA/TFT |
左同 |
サブディスプレイ | 0.9インチ | 左同 |
カメラ | 510万画素 | 左同 |
電池 | 1000 mAh | 左同 |
連続待受 | 750時間 | 左同 |
連続通話 | 250分 | 260分 |
重さ | 123グラム | 122グラム |
縦 | 112 mm | 左同 |
横 | 51 mm | 左同 |
厚み | 15.3 mm(最厚15.8mm) | 左同 |
接続 | 下り7.2Mbps | 左同 |
ワンセグ再生 | 440分 | 左同 |
*各公式データの数値は「約」や「およそ」など各種注意書きが付いていますが、上記テーブルでは省略したのでご了承下さい。
連続通話可能時間と重量が極僅かに変わっていますが、これはもう測定誤差の範囲内でしょう。基本的にスペックには変更は入っていないと考えて良さそうです。
外観の違い
右側が新型です。パッと見では何が変わったのかわからないくらいにそっくりですね!スピーカーの位置、ボタンの形状なども全く同じに見えます。サイズも重さもほぼ変わっていませんので、使いやすさも全く同じと言っていいでしょう。
写真の映り方の問題もあるので微妙な色合いの違いは判りませんが、背面のサブディスプレイ位置にラインが入るようになりました。本体サイズはほぼ同一なので、あとは好みの問題だけです。個人的には旧型P-01Gのライン無しの方がすっきりしていてカッコいいと思いますけど、皆さんはどうでしょうか?(笑)
P-01HとP-01Gでは本体カラーのラインナップが変わっています。上記のゴールドはどちらにもあるのですが、ピンク→レッドに変更、ブラック→ダークメタルに変更されています。
P-01G | P-01H |
ブラック![]() |
ダークメタル![]() |
ピンク![]() |
レッド![]() |
機能面の違い
ここまで価格の違いはありましたが、スペックや見た目にはほとんど違いがないP-01HとP-01Gでしたが、機能面ではちょっと変更が入っています。ここが新機種の特長なのでしょうけれど、それを必要とするかどうかは人それぞれなので確認しておきましょう。
・i Bodymoに対応
月額150円のいわゆる健康管理サービスです。P-01Hは万歩計機能が追加されたので、それを利用して一日の運動量やカロリー計算をウェブサービスと連携して行うことができるようになりました。
・みまもりメールに対応
事前に登録したメアドに対して、P-01Hの電池残量・万歩計データ・携帯を開いた回数などを自動送信するサービスが使えるようになりました。離れて暮らす高齢のご家族などに渡しておけば、毎日の健康状態の確認などができるようになるというものです。
変わったのは以上の2点くらいですね。あとはおさいふ機能・ワンセグ機能・防水、防塵機能・赤外線通信・ワンプッシュオープン機能などは、すべてP-01Hでも01Gでも同じです。
万歩計機能とみまもりメール機能を使いたいなら、+3240円の差に価値を見いだせるかもしれませんし、使わないならば安いP-01Gでも問題無さそうです。
使い方に合わせて、旧モデルのP-01Gか新型のP-01Hにするかよく考えてみてください。
☆「ドコモ P-01G詳細」/2017年4月時点ではごく一部再入荷実績あり(次回入荷未定)
【2017年4月追記】P-01HおよびP-01Gは生産・販売が終了しています。ドコモ公式ウェブショップでも購入は出来なくなっていますでの、P-01H、P-01Gが欲しい方は白ロムで購入しましょう。
P-01Gの在庫販売が終了すると、今後FOMAプランでiモード接続が可能な接続方式の携帯電話はドコモでは購入できなくなる見込みです(シニア携帯・キッズ携帯を除く)。今後はspモード・LTE接続が出来る新型ケータイの時代になりますので、折りたたみ携帯が好みでスマホには変えたくないという人は、ドコモの新型ガラケーへの機種変更を検討しましょう。
新型ケータイ P-01Jとの比較
パナソニックのケータイ機種は2016年最新モデルとして「P-smart P-01J」が発売されています。新規・MNPなら本体0円~です。2017年4月21日より機種変更価格も値下げされました。
すでに旧モデルのP-01H/P-01Gの取扱はドコモショップでは終了しました。今後ドコモのガラケータイプ機種が欲しい場合はP-01J、またはシャープのSH-01Jが選べます。
P-01Jも通話・メール・文字入力などの使い勝手は従来のガラケーと全く変わらないと言ってもいいほど同じ感覚で使えるため、折りたたみ携帯にこだわりのある人はスマホではなくドコモケータイを選ぶことも出来ます。
本体の価格も安く、2015年時点のP-01H/P-01Gの機種変更価格よりも安く入手出来ます。
契約種別 実質価格 |
2016年モデル P-01J 定価: 33,696円 |
2015年モデル P-01H 定価:31104円 |
2014年モデル P-01G 定価:31104円 |
新規 | 0円 | 19,440円 | 10,368円 |
機種変 | 0円 | 19,440円 | 16,200円 |
MNP | 0円 | 19,440円 | 0円 |
*2018年5月30日時点、月々サポートを2年間適用した場合の実質負担額。
通信方式がXiに変わったことにより機種価格が高くなるようなイメージがあるかもしれませんが、実際には新型ケータイのほうが本体価格・基本料金も安く済ませることが可能です。
詳しい新型ケータイ向け料金の仕組み・加入プラン別のシミュレーションは以下の記事を参照ください。
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