ワイモバでは発売日から新規一括0円で登場したシャープのケータイ機種「AQUOSケータイ(ワイモバでは型番504SH)」は価格面でユニークなプランを出してきています。

この機種はスマートフォンにも使われている「Android」をOSとして採用しているのでLINE通話が可能といった、ちょっとスマホっぽい機能を使えるという特長(俗にいうガラホ・ガラスマ)もあるのですが、それ以上に「スマホ利用者の通話専用ケータイ」としても面白そうだなと感じました。

SB/Yモバ両方で同じモデルが販売され、両方とも「月額料金・端末代金が安いプラン」を用意しているのですが、プランにはちょっと差があり、使い方に合わせてオプションを追加する必要があります。無駄にプランを追加してしまうとかなり高額な月額料金にもなりえるので、よく考えてプランを選ぶことをオススメします。

今回は「新規契約(2年契約)」をベースに考えたいと思います(現状ではMNPでも多分同じ)。機種変更の場合はSBでは3年縛りになるなど変則的な扱いになっているので注意して下さい。

まずは最安値プランでの維持費から考えていきます。

504SH・新規 ソフトバンク ワイモバイル
端末代金 990円/分割 0円
基本料金 ホワイトプラン
1008円/月額
ケータイプランSS
1008円月額
パケットプラン パケットし放題S for
AQUOS ケータイ
0円~/月額
無し
プロバイダー料 S!ベーシック
324円
無し
月額割引 -324円** 0円
毎月の支払い 1998円 1008円

*テーブルの数値はすべて8%税込み表記で統一しました。
**SBの公式シミュレーションサイトでは月月割は「上限990円」としか表示されないのですが、金額的には「パケットし放題S for AQUOS ケータイ」を選んだ場合には300円分の月月割しか効かないようです。スマ放題+パケットプランの場合は990円でちゃんと計算されていました。

ソフトバンクの場合はS!ベーシックとパケットし放題も無しで契約できるかもしれませんが、「最低維持費」という意味では付けても外してもS!ベーシック分の324円が月月割で差し引かれるので同じです。

このようにSBとワイモバでは最低維持費に990円の差額が出ます。これはちょうどSBでは本体料金の1/24に相当しますが、かと言ってSBで買うとただ維持費が高いというわけでもないので、続いてプランに含まれる内容を比較しましょう。

・1-21時の間はソフトバンク同士の通話料無料(その他時間・他社携帯へは20円/30秒)
・SMSがSB同士であれば送受信無料
・有料だがネット接続が可能(500kbまで0円、そこから0.005円/kb~113MBで上限4500円に到達)
・ソフトバンクのキャリアアドレスメールが使える(@softbank.ne.jp)

・1-21時の間はワイモバ・ソフトバンク同士の通話料無料(その他時間・他社携帯へは20円/30秒)
・SMSは受信は無料だが、送信が3円/通
・ネット接続不可(SBと同等のSBベーシック+パケットプランに入れば可能)

こうして書き出してみても微妙な違いですね^^; ワイモバのプランでインターネット用のオプションを外した場合が最安値になるので今回のシミュレーションでは外していますが、+324円~でベーシックプラン+パケット定額サービス(SBのパケットし放題S forAQUOS ケータイと全く同じ料金体系)に加入すれば、SMSの送信料金・SBのメールアドレス以外の違いはなくなります。

「ネット接続が一応できる状態にしておきたい」という理由でSB版(1998円~)を選ぶ必要はなく、その場合もワイモバでオプションとしてベーシック+パケットに加入すれば同じ状態で1332円/月~で使えるということになりますね。

通話し放題にしたい場合

通話をメインでかなり使う場合にはSB,ワイモバイルではそれぞれ通話し放題用のプランが用意されています。これにAQUOSケータイ(504SH)でも加入することが出来ますので、その場合の料金比較もしておきましょう。

504SH・新規 ソフトバンク ワイモバイル
端末代金 990円/分割 0円
基本料金 通話し放題プラン(ケータイ)
2376円/月額
ケータイプランSS
1008円月額
オプション 無し スーパーだれとでも定額
1080円
パケットプラン 無し 無し
プロバイダー料 無し 無し
月額割引 0円 0円
毎月の支払い 3366円 2088円

この場合、両社のプランとも通話オンリーでネットは出来ない仕様ですが、SBの場合はSMSの送受信は無料です。でも、その差だけで1200円以上の差額は大きいですね・・・

ということで、現状では新規一括0円になっているワイモバイル版の方が、分割0円にはなるものの条件が付くSB版では、通話目的の場合はワイモバ版を選んでおいたほうがお得なようです。

SB版が便利になりえるのは、ソフトバンクで既存のスマートフォン回線などを持っており、その子回線・副回線としてシェアオプションを契約する場合くらいでしょうか。パケットプランのシステムはSBとワイモバではかなり違いますので、どちらのプランが合うのか各自で使い方を考える必要があります。

使い方に合わせて「通話専用」、「通話メイン+データ通信もちょっと」、さらには「通話メイン+データ通信もかなり使いたい」、「通話はちょっとでデータも使いまくりたい」、「通話メインでデータはスマホとシェアしたい」など、いろんな利用方法があるのは面白いといえば面白いのですが、一般人にとっては逆に選択肢が多くて選ぶのが難しいかもしれませんね^^;

SBとワイモバの絶対的な違い

最後に一つ、SBとワイモバのAQUOSケータイで絶対に同じに出来ない違いを上げておきましょう。

それは、カラー(色)ラインナップの違いです。

ソフトバンクではブラック・レッド・ホワイト・ゴールド・ターコイズ・ピンク・ネイビー・パープルの合計8色が発売されます。一方、ワイモバ版はブラック・レッド・ホワイトの3色のみなのです。SBでしか扱われない色をどうしても買いたい方は、SBで買うしかないということですね(´∀`)

以上、SB版とワイモバ版のAQUOSケータイの料金面での違いを一部ですが比較してみた結果でした。

機種の性能や細かいプランの契約条件は公式サイトでチェックしてくださいね。

☆「ソフトバンク AQUOSケータイ

☆「ワイモバイル AQUOSケータイ(504SH)

AQUOSケータイ(504SH) SBとワイモバで契約した場合の維持費とサービスの違いを比較

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