NTTドコモは2022年3月下旬より、自宅の固定電話番号・固定電話機をそのまま”ドコモのモバイル回線を経由させる”ことで、月額料金550円~で安く使える新しい固定電話サービス「homeでんわ」を開始することを発表しました。
”固定電話をモバイルネットワークで???”、という一見するだけでは意味を理解できない場合もあるかもしれませんが、自宅の固定電話料金を安くしたいドコモユーザーは要チェックの新サービスです。
ドコモhomeでんわの特徴
ドコモの「homeでんわ」サービスは、その名の通り「自宅で使う電話サービス」です。これまで自宅で契約している固定電話の番号(市外局番から始まる番号)も、電話機種本体もそのまま使うことが出来ます。
homeでんわに変更することで変わるのは「使う回線」です。
通常の固定電話の場合、家の壁などに設置された専用のコンセントに(モジュラージャック)「電話線」を接続して、電話用のケーブル・回線を介して通話を行います。
一方、ドコモhomeでんわを使うには電話機本体を「homeでんわ HP01」という専用通信機器に接続させます。
上記のイラストのように、電話機をhomeでんわHP01に繋げることでドコモのスマートフォンなどにも使われる「4G(LTE)」で通話が出来るようになるというものです。
ネットワークに4G回線を使うため、ドコモのスマホが繋がるエリアなら基本的に使えるはずです。
いわゆる「電話工事」のようなものは必要なく、固定電話機とhomeでんわHP01を接続→電源コンセントに指すだけで使えるようになります。
そして、homeでんわの契約に変更することで、ドコモのスマートフォン・インターネットサービスとのセット割引効果・家族間の通話が無料になるお得なプランがあります。
ドコモhomeでんわの料金・割引サービス
ドコモのhomeでんわには、サービス発表の2022年2月4日時点では2種類の料金プランがあり、割引適用時に最安月額550円~にて利用が可能となります。
homeでんわの2つのプランは「homeでんわライト」と「homeでんわベーシック」です。
プラン名/サービス | homeでんわ ライト |
homeでんわ ベーシック |
標準月額料金 | 1,078円 | 2,178円 |
homeでんわセット割 | ▲528円値引き | ▲528円値引き |
セット割後の料金 | 月額550円 | 月額1,650円 |
国内通話料金 | 固定電話:8.8円/3分 携帯電話:17.6円/分 |
固定電話:8.8円/3分 携帯電話:17.6円/分 550円分の無料通話あり |
FAX | 無料で利用可能 | 左同 |
(契約事務手数料2200円/番号継続登録料2200円が別途必要)
ライトとベーシックには月額料金1100円分の差があり、ベーシックを選ぶと、
・550円分の無料通話付き
・「通話中着信/転送でんわ/発信者番号表示/ナンバー・リクエスト/迷惑電話ストップサービス」のオプションがすべて利用可能
このようなメリットがあります(ライトプランの場合、オプションは個別の追加月額料金で利用可能)。
homeでんわから家族内またはビジネスグループ内の通話は無料となるため、ドコモスマホ・携帯を持っていない家族が自宅から、家族・親族のスマホへ電話をかける事が多いというファミリーに向いています。
homeでんわの割引を使うには、homeでんわの契約者等同一「ファミリー割引」/「ビジネス通話割引グループ」内に、以下の契約・サービスがあればOKです。
・5Gギガホ プレミア
・5Gギガホ
・5Gギガライト
・ギガホ プレミア
・ギガホ
・ギガライト
・はじめてスマホプラン
・U15はじめてスマホプラン
・ahamo
・home 5G
ドコモの標準スマートフォンプランだけでなく、格安新プランの「アハモ(ahamo)」もOK、固定ネットサービスの「home5G」だけでもOKです。
ドコモのhomeでんわは、全国のドコモショップ・取り扱い家電量販店等で契約・購入が出来るようになる見込みです。
homeでんわ HP01のスペック・仕様
機種名称 | homeでんわ HP01 |
本体価格 | 未定 |
通信方式 | 4G(LTE) |
サイズ | 42×95×95 mm |
本体重量 | 184グラム |
電源 | ACアダプタ |
消費電力 | 最大4.1W |
製造メーカー | シャープ株式会社 |
カラー | ダークグレイのみ |
*仕様は変更になる場合があります。詳細はドコモサイトで確認してください。
参照:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2022/02/04_00.html