NTTドコモの2022年夏モデルスマートフォン シャープ AQUOS wish2 (アクオス ウィッシュツー/型番SH-51C/製品コード ASH07996, ASH47004, ASH47017,ASH47020)の実機レビュー・使用感の評価です。

AQUOS wish2はその名の通り「AQUOS wish」の第2世代モデルです。「wish」シリーズはシャープのスマートフォンシリーズでは最も安く買える「格安スマホ・初心者向けモデル」に分類されます。

しかし「最安クラスのスマートフォン」と侮るなかれ、2022年最新モデルのAQUOS wish2は過去の低性能シャープスマホの常識を凌駕する高処理性能・格段に進化したカメラ撮影モードが使えるようになっています。

AQUOS wish2はもちろん価格の安いスマートフォンですので、市場価格10万円をゆうに超えるいわゆる「ハイエンドクラス」のスマホには敵いませんが、AQUOS wish2を実際に使ってみると「この価格のスマホでここまで出来るのか!」と驚くほど格安機種の進化を体験出来ましたので、機種変更前の参考用に細かく使用感をレポートします。

AQUOS wish2のデザイン・サイズ評価

今回入手したモデルはドコモ向け AQUOS wish2 SH-51Cのコーラルカラーです。

ドコモではこの他、ホワイト・チャコール・ブルーの計4色があります。

AQUOS wish2のデザインはかなりシンプルで、持ち易いサイズ感と丈夫で傷や汚れが目立たないデザインです。

AQUOS wish2のボディは環境に配慮された再生プラスチックにより作られており、背面~フレームまで一体のシームレスデザイン。反射(てかり)のないマットな質感で、指紋はほとんど付きません。

本体の横には音量ボタン・電源ボタン・アシスタントキー、そして指紋認証用のタッチセンサーがあります。

SIMカードのスロットは専用の取り出しピン無しで、爪で引き出せるデザインです。万が一通信障害等が発生した場合にも、複数のSIMカードを持っているユーザーはすぐに差し替えられる利便性があります。

AQUOS wish2はMIL規格準拠の防水防塵・耐衝撃性能を持っており、長く安心して使える頑丈なスマホです。

米国国防総省が制定したMIL-STD-810G/MIL-STD-810Hに準拠した規格において、
・防水(浸漬):深さ約1.5mの水中に30分間浸漬させる試験
・防水(雨滴):高さ1mから15分間雨滴を落とす試験
・防塵:12時間の粉塵試験
・防塵(風塵):連続6時間(風速8.9m/sec、濃度10.6g/m³)の粉塵試験
・耐衝撃(落下):高さ1.22mからラワン材に製品を26方向で落下させる試験
・耐振動: 上下10Hz~500Hz、加速度1.04G、左右10Hz~500Hz、加速度0.2G、前後10Hz~500Hz、加速度0.74Gでそれぞれ60分の振動試験
・防湿:連続10日間(湿度95%RH)の高湿度試験
・高温保管(固定):63℃に固定した72時間の高温保管試験
・高温保管(変動):28℃~58℃までの温度変化において72時間の高温保管試験
・高温動作 (固定):55℃に固定した5時間の高温動作試験
・高温動作 (変動):28℃~39℃/湿度43%~78%までの変化において72時間の高温動作試験
・低温動作:-20℃に固定した5時間の低温動作試験
・低温保管:-33℃~-25℃の温度変化において連続72時間の低温保管試験
・温度耐久(温度衝撃):-21℃~50℃の急激な温度変化において連続3時間の温度耐久試験
・低圧保管:連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧保管試験
・低圧動作:連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧動作試験
・氷結(結露):-10℃で結露や霧を発生させ1時間維持し、25℃、95%RHで動作確認
・氷結(氷結):-10℃環境下で着氷した氷の厚さが6mmになるまで氷結させる試験
シャープ公式サイトより)

落としても壊れないことを保証するものではありませんが、”本体ボディそのものが保護ケース”のような作りになっています。

ディスプレイのガラス面はフラットで、フレームがほんの少しガラス面より出っ張っています。これにより落下時にガラスが傷つく確率も下がり、「ガラケーのように何年もずっと使い続けたい」というユーザーにAQUOS wish2は向いているという評価です。

AQUOS wish2はミドルレンジ級のCPU採用

AQUOS wish2の評価を付ける際に、はじめに注目しておくべきポイントは格安スマホとしてのCPU/処理性能の高さです。

AQUOS wish2に搭載されるCPU (SoC)は、Qualcomm社製の Snapdragon 695 5Gというチップです。

スマートフォンに詳しくない人には「チップの名前・型番なんて言われても知らん!」と言われてしまうかもしれませんけれどAQUOS wish2の性能を語る上で、このチップを使っているということ自体が驚異的なので解説します。

Qualcomm社の「Snapdragon シリーズ」のCPUでは、「Snapdragon ○○○」と基本的に3桁の数字(例外もあり)で型番が決まっており「800番台」「700番台」「600番台」・・・(中略)「400番台」「200番台」などがあります。

数字の大きな「800番台」が一番性能が高く、毎年の一番性能が良いスマホ・高額なスマホに使われます(例 :2021年モデルハイエンドの AQUOS R6にはSnapdragon 888、2020年ハイエンド AQUOS R5GにはSnapdragon  865が使われた)。

逆に一番数字が小さい200番代は非常に安価な海外スマートフォンに使われたことがあります。

2022年時点、最も性能が低いスマホ向けSnapdragonのCPUチップは「Snapdragon 480 5G」という主流チップがあり、旧モデルのAQUOS wishや他社の2~3万円くらいで販売される安いスマホに多く使われています。

そして400番台よりも数字が大きいAQUOS wish2に使われている「Snapdragon 695 5G」は、主に4~6万円程度の中間性能なスマートフォンに使われることが多いチップです(参照:Snapdragon 695 5G搭載スマホ一覧・比較)。

そんな「4~6万円くらいの最新スマホ」と同じCPUを、ドコモ公式販売価格22,000円のAQUOS wish2に使っているため、価格に対する処理性能のコストパフォーマンスが異常に高い一台となっています。

AQUOS wish2の処理性能をテストするため、「Antutu Benchmark」というアプリを実行して、処理性能を数字化してみました。

AQUOS wish2 SH-51CのAntutuスコアは約35万点です(ver9.3, Lite)。この数字は決してスマホ全体として高いものではありませんが、2.2万円のスマホとしては上々のスコアです。

実際に3Dのキャラクターがダンスを踊るリズムゲームアプリを試してみたところ、アプリ内の最高画質モードでも描写が遅れることなく、スムーズなゲームプレイが出来ました(古く性能が低いスマホだと、アニメーションがガクガクと固まるような動きをすることがあるアプリ)。

Snapdragon 695 5Gの性能は「ゲームに最適」とは言えないものの、AQUOS wish2でも一般的なパズルゲームやアクションゲームでもそれなりに快適に遊べる水準の処理性能があるといえます(ゲームの体感速度はアプリとシステムの相性などにも依存します)。ただし、AQUOS wish2のメモリはそこまで大きくないため、アプリを多重で起動しまくると動作が鈍くなる可能性があります。

「せっかくスマホを買うなら、ちょっとくらいは流行りのゲームもやってみたい/子供・孫の家族・友人と一緒のアプリで遊んでみたい」というのならAQUOS wish2が最適です。

*現時点でAntutu BenchmarkアプリはGoogle Storeでは入手できないアプリです。一般の利用は推奨しません。当サイトではテスト用途にのみ用いています。

AQUOS wish2のカメラ・夜景モード

AQUOS wish2に「格安スマホとしてはすごい」と感じた点は、カメラにもあります。

AQUOS wish2のカメラは1個のレンズのみで、画素数が大きいわけでも特別なセンサーを搭載しているわけでもないのですが、AQUOSスマホとしては珍しい夜景をキレイに撮れる「夜間モード」に対応しています。

夜間モードとは、デジカメで言えば「長時間露光撮影」(シャッタースピードを長く設定する)のような機能で、暗い場所の風景を明るく・鮮明に撮影できる専用の機能です。

夜間モードを使ってシャッターボタンを押すと「カメラを動かさないでください」と表示され、数秒間撮影が続きます。これにより明るさを補正したキレイな夜景写真がAQUOS wishでも撮れます。

AQUOS wish2
夜間モードオフ
AQUOS wish2
夜間モードオン

夜間モードを使うと、上記のように写真全体が明るく調整されます。通常モードでは暗すぎて潰れてしまう画像も、夜間モードによって明るく鮮明になります。

同じシャープのガラケー(SH-01J)とAQUOS wish2の夜景撮影画質比べると、以下のような差があります。

(タップで拡大出来ます)

さらにAQUOS wish2のカメラには、人物を際立たせる「ポートレートモード」やQRードの読み込みモード、”Googleレンズ”の機能を使った翻訳モードなども利用可能です。

シャープのガラケー(SH-01J)は発売当時本体価格3万円の機種でした。2.2万円のスマホでもカメラはこんなにも進化しています。

もちろんAQUOS wish2のカメラは、他の最新高級スマートフォンと比べてしまうと画質も機能も低めです。しかしながら夜景撮影モードがない機種・古い低スペックスマホと比べれば格段に進化していると感じられます。

AQUOS wish2の5G通信速度

2022年時点では、もはやどんな格安スマホでも5G通信に対応するのは当たり前の時代です。

AQUOS wish2にてドコモの5Gプラン通信を試してみたところ、都心部の混雑エリアでも400Mbpsを軽く超える速度が出ました。これだけの速度が出ていれば高画質な写真でもアプリでも動画でも、あっという間にダウンロード出来ます。AQUOS wish2の通信速度は最大1.9Gbpsであるため、もっと速いダウンロードが出来る場合もあります。

ネットの使いすぎが心配な場合には、スマホの機能で使いすぎ防止(指定した通信量を使うと警告アラートを出す、ネット接続を切断する)の設定も可能です。

また、プラン側で通信に制限をかける(ギガプラン上限設定オプション)ことも可能ですので、”5Gスマホは料金が高くなるから”という理由で避ける必要はありません。

より詳しい料金プランの仕組みは公式サイトを参照ください。

AQUOS wish2の主なスペック・メリット

ディスプレイ
(解像度)
5.7インチ
(1520×720)
生体認証 指紋認証
(本体横)
サイズ 縦:147 mm
横:71 mm
厚さ:8.9 mm
重さ:162グラム
カメラ 1300万画素(メイン)
/800万画素(イン)
バッテリー 3730mAh SIMスロット nano SIM
充電速度 急速充電 おサイフケータイ 対応
CPU Snapdragon 695 5G
防水/防塵 対応
RAM/ROM 4GB/64GB 価格
定価22,000円

4G/5Gの対応バンドは以下のとおりです。

5G : n28 / n77 / n78 / n79
LTE : B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B39

AQUOS wish2の主な機能・特徴は、

とにかく安い
すぐに支払いアプリを使える「Payトリガー」
電池寿命が長い「インテリジェントチャージ」対応
初心者用の「かんたんモード」対応
発売から2年のOSバージョンアップ保証
アルコール除菌シート対応

このように、AQUOS wish2は「とにかく安く、安心して長く使えるスマホ」という評価です。

性能を重視するなら他の高性能シャープスマホもあります。あとは予算に合わせてスマホを選んでください。

・wishシリーズ:低価格モデル(2.2万円)
・senseシリーズ:スタンダードモデル(5.7万円)
・Rシリーズ:高性能モデル(20万円)

*価格は2022年現行モデルの場合。

AQUOS wish2の価格評価・値引きクーポン

2022年7月時点、AQUOS wish2 SH-51Cの値引きやキャンペーンについても解説しておきます。

契約種別 割引 値引き後価格
機種変更 一括22,000円
24回払い:約916円/月
36回払い:約611円/月
新規 一括22,000円 
乗り換え ▲16,500円 一括5,500円

*2022年7月4日時点。

ドコモで機種変更をする場合は、オンラインショップで使えるクーポンを対象者に配布しています。2022年7月時点で、AQUOS wish2もクーポンで安くなります。

クーポンが欲しい人は確認してみてください。

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[2.2万円格安スマホ]ドコモAQUOS wish2実機レビュー/Snapdragon 695の実力+夜景モードカメラ
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