NTTドコモは2018年冬モデルとして発売中であったGoogleのスマホ 「Pixel3」および「Pixel 3 XL」の価格改定を2019年7月26日に実施することが判明しました。
ドコモで買えば、Googleが公式で販売しているSIMフリーモデルよりも6万円も安く買えてしまいます。この”6万円”の値引きは従来の「割引増額による実質負担額(月々のスマホ割引を増額)」ではなく、定価自体の値下げとなりますので、誰でも安く最上位のPixelスマホを買うチャンスとなります。
(2019年夏モデルのPixel 3aは元から安いので値下げされません)
ドコモのPixelシリーズスマホは一括購入をすれば即SIMフリー化(オンラインから手続きすれば手数料も無料、あっという間にロック解除できます)することが出来ますので、Googleストアで買うより断然お得です。
7/26~ Pixel3/3XLの機種変更予定価格
モデル | ~7/25までの 旧価格 (SIMフリー版定価) |
7/26からの 新価格 |
Pixel 3 (64GB) | ドコモ価格:91,368円 (ストア価格9.5万円) |
本体価格:69,998円 スマホおかえし時: 46,656円 (1944円×24回) |
Pixel 3 XL (128GB) | ドコモ価格:99,144円 (ストア価格13.1万円) |
本体価格:69,998円 スマホおかえし時: 46,656円 (1944円×24回) |
(2019年7月24日時点、各税込み。「スマホおかえしプログラム」利用は任意で本体値引きには関係無し)
ドコモでは2019年5月31日までは「月々サポート/端末購入サポート」などの購入補助割引によってGoogle Pixelシリーズの安売りをしていましたが、2019年6月以降は一切の補助を打ち切っていました。
割引が無くなった代わりに基本料金は安くなった(関連情報:[1回線でも可能]ドコモ新料金プランを使ってスマホ利用最安2980円→1200円へ安くする裏技)ものの、負担額が高くなった状態のPixel 3シリーズをあえて買うユーザーは少なく、2019年夏モデルとして発売された廉価版の「Pixel 3a」に人気が集中していたようです。
(左Pixel 3a, 右 Pixel 3)
一方、ドコモでは2019年夏モデルでは大画面の廉価機種 Pixel 3a XLを取り扱っておらず、安い大画面モデルが欲しかった人にとっては、今回のPixel 3 XLの値下げは朗報です。
Google公式ストアでは廉価版のPixel 3a XL(64GB)が60,000円で売られているのに対して、ドコモで買えば上位のPixel 3 XL(128GB)が+1万円で買えてしまうのですから。
☆「ドコモ公式サイト Pixel 3 XLのリアルタイム在庫をみる」/オンライン購入で機種変更事務手数料も完全無料
36分割するならおかえしプログラム加入がおすすめ
7月26日から本体価格が安くなるPixel 3とPixel 3 XLですが、もし購入時に機種代金を36分割で購入する予定であるのなら、スマホおかえしプログラムへの加入をおすすめします(プログラム利用は無料ですが、購入時にしか加入出来ません)。
ドコモのスマホおかえしプログラムは、実質的な「スマホリースサービス」です。
購入から2年後にスマホ本体をドコモに返却すると、36回分割中の残債12回分(本体価格の1/3相当)を免除することが出来ます。
スマホおかえしプログラムを使うと手元にスマホは残りませんが、今から2年後の2021年頃にはおそらくPixel 4,Pixel 5、もしかしたらPixel 6といったモデルまで登場している可能性があります。
Pixel 3シリーズは管理人も使っており、とても良い機種だとは思うのですが2年後に現役で使っているか?と問われると、たぶんノーです。
Pixelスマホの良さは、Googleによるソフトウェア・AIによる補助の力が大きく、上記の写真のような恐ろしく綺麗な写真も、ハードそのもののパワーというより、画像処理による効果が大きく出ています。
よって、ソフトウェアさえ最新のものに出来れば今後登場する見込みのPixel4やその後継機にPixel 3シリーズはすぐに追い抜かれ、2年経った頃にはPixel 3のハード的な機能・性能に物足りなさを感じる可能性が高いです。
Pixel 3/3 XLはハード面においては他社の特徴的なスマホ(6.5インチを超える大画面、4000mAh超の大容量電池搭載機種、トリプル/クアッドカメラ搭載機種、頑丈なスマホ)とはやや異なり、シンプルさを強調したスタンダードなモデルです。
”シンプルだから良い”というのもPixelの魅力の一つではありますが、Pixelスマホはまだこれから進化する余地があるモデルのようですので、将来の機種変更を見越しておかえしプログラムを使うのもアリだと思います。
さらに、今回Pixel 3, Pixel 3 XLが大幅に値下げされているように、たった半年でPixel 3 XLの市場価値は13万円→7万円まで落ちているという事実もあります。ここからさらに2年が経ったころ、Pixel 3 XLの中古スマホの価値はかなり落ちていることでしょう。
スマホの”下取り価格”はその時の市場価値に応じて買取価格が決まりますが、スマホおかえしプログラムであれば免除される残債は購入時の価格のみで確定(7月26日の新価格なら最大23,342円)していますので、破損・故障が無い限りは傷・汚れ・塗装剥げがあっても問題ありません。
もし2年後にPixel3,Pixel 3 XLの中古価値が免除される残債より高ければ、おかえしプログラムを使わずよそに売却しても問題ありません。スマホおかえしプログラムでは将来利用しない場合にもデメリットが無い(プログラム加入料や未利用における違約金が全く無い)ので、とりあえず加入しておきましょう(ただし一括・12回・24回払い時には加入できません)。
ただし、スマホおかえしプログラムに加入するデメリットがまったくないわけでもありません。この点についてより詳しいスマホおかえしプログラムの解説は「スマホおかえしプログラムは契約すべきか?ドコモ新料金プラン対策のメリット・デメリットを要確認」を御覧ください。