ソニーの2022年夏モデルミドルスペック機種「Xperia 10 IV」(エクスペリア テン マークフォー)と旧モデルの違い、どこで安く買えるのかチェックしていきます。

Xperia 10シリーズはソニーのハイエンドシリーズ(1)と低価格シリーズ(Ace)の中間の性能をもち、毎年マイナーチェンジを繰り返し続けて2022年でついに第4世代にまで到達しました。

(Xperia 10 III実機)

2021年モデルのXperia 10 III(およびLite)から5Gに対応し、2022年モデルのXperia 10 IVも5G対応で、携帯各社が取り扱いを発表しています。

旧モデルに比べてXperia 10 IVにどんな魅力があるのか、価格の値上げ/値下げされた旧モデルと比べて買うメリットがあるのかどうか評価します。

Xperia 10 IVとIIIの違い

まずは2022年モデルのXperia 10 IVとXperia 10 IIIの機能・スペックの進化を比べてみましょう。

スペック・仕様 2022年モデル
Xperia 10 IV

2021年モデル
Xperia 10 III
ディスプレイ 6.0インチ
FHD+
(2520×1080)

有機ELパネル
6.0インチ
FHD+
(2520×1080)
有機ELパネル
サイズ 153 × 67
× 8.3 mm
154 × 68
× 8.3 mm
重さ 161グラム
169グラム
SIMスロット
nano SIM+eSIM
(docomo除く)
nano SIM
電池容量 5000mAh 4500mAh
電池持ち(au/連続待受)
約830時間
約770時間
CPU Snapdragon 695
Snapdragon 690
RAM 6GB 6GB
ROM 128GB
128GB
5G通信 対応 対応
おサイフケータイ
対応
対応
ワンセグ/フルセグ
非対応
非対応
ワイヤレス充電
非対応
非対応
外部ストレージ
micro SD(最大1TB)対応
micro SD(最大1TB)対応
カメラ 1200万画素[メイン]
(光学式手ブレ補正)
+800万画素[超広角] +800万画素[望遠]
1200万画素[メイン] +800万画素[超広角] +800万画素[望遠]
防水防塵
対応 対応
生体認証
指紋(側面) 指紋(側面)
価格* d:64,152円
au:69,985円
UQ:未69,985円
SB:74,880円
楽天:59,800円
IIJ:59,800円
OCN:55,869円*
nuro:54,780円
mineo:59,400円
d:51,480円
au:53,985円
YM:54,000円
楽:46,800円

*価格はそれぞれ発売時点のもの。OCNモバイルONEは音声SIMセット契約時のもの。MVNO向けの型番は「XQ-CC44」(nanoSIM/eSIMのDSDV可能)となっています。

上記のうち、数字上は同じなのですがディスプレイについてXperia 10 IVはIII比で明るさが約1.5倍にアップしているなどの差があります。

Xperia 10 IVの主な魅力は、

大容量バッテリーで電池長持ち
旧モデルより軽量で持ちやすい
10シリーズ初の光学式手ブレ補正機能対応
nano SIM/eSIMに対応
ハイエンドスマホに比べて安い

などが挙げられます。旧機種に比べて新機能が増えましたので、それらに魅力を感じるなら「買い」と言える一台です。

2022年モデルの上位機種 Xperia 1 IVは約19万円と一般ユーザーでは手が届かない高値になりましたので、最新のXperiaが欲しいなら10 IV一択で良いでしょう。

一方で、旧モデルXperia 10 IIIに比べて新型は1万円以上の値上げとなりました(docomo価格の場合)。

電池が長持ち・軽量化などの利便性に関わる魅力を優先するか、価格を優先するかは難しい価格差です。

Xperia 10 IVの発売日

2022年5月12日時点において、Xperia 10 IVの発売を予告しているキャリア・発売予定は以下のとおりです。

NTTドコモ/型番 SO-52C(製品コードASO48112/ASO48109/ASO48095/ASO48125):2022年7月8日発売

au/UQモバイル向け SOG07:2022年7月8日発売予定

ソフトバンク向け :2022年7月8日発売

楽天モバイル:2022年7月8日発売 (発売記念5000ポイント還元あり)

IIJmio:2022年7月22日(発売記念5,000円値引き、MNP時39,800円)

OCNモバイルONE:2022年7月22日(発売記念セールあり/新規セット 44,900円)

Nuroモバイル:2022年7月22日(発売記念キャンペーンあり/5,000円相当買い物券)

ソフトバンクが驚異の値引きキャンペーン

ソフトバンクは2022年7月8日より、オンラインの代理店でXperia 10 IVのとんでもない超大幅割引を開始しています。

割引価格は日によって変わるため、最新価格は各自キャンペーンサイトで確認してください。

値下げが進んだXperia 10 IIIが狙い目

Xperia 10 IVは旧モデルに比べて性能がアップしたぶん、値上げされています。

一方で発売から時間が経過したXperia 10 IIIは2022年5月時点で安く買える割引・キャンペーンも出ています。

例えばワイモバイルの場合、Xperia 10 IIIは通常価格54,000円であったところ、割引価格は18,000円~にまで値下げされているのです。

☆「ワイモバイル公式サイトで最新料金・割引キャンペーンをみる」/最新情報は必ず公式HPで確認してください

また、楽天モバイル向けのXperia 10 III Liteでは、本体容量(ROM/ストレージ)は64GBと少ないながら、nano SIM+eSIMに対応して実質21800円~と低価格です。

eSIM対応だけを重視するならXperia 10 III Liteを選んだほうがお手軽です(楽天モバイルではXperia 10 IVシリーズ取り扱い未発表→取り扱い発表がありました)。

Xperia 10 IVは順当にXperia 10 IIIから進化した魅力的なスマホですが、あとは機種変更/乗り換え向けキャンペーンなどの価格差を考慮して、あえて旧モデルを選ぶという選択もアリです。

続きを読む → [実機レビュー]Xperia10III  買うときに注意すべきポイント/良い評価・悪い評価

2022年ソニー軽いスマホXperia10IV登場 型落ちモデル10IIIとの違いを比較 価格はどこが安いか