多くのユーザーがスマホに求める最も重要な性能の一つ、「電池が長持ちかどうか」という基準で選ぶために、auから販売されているスマホ機種の電池性能を一挙に比較できるよう、データをまとめています。
auでは2020年夏モデルから5G通信に対応した超高速通信が出来るスマホ・iPhoneを順次発売しており、通信速度・処理性能・カメラ性能は毎年どんどんグレードアップしていきますが、電池性能についてはなかなか伸びず「新しいスマホなら電池もよく持つ」とは限りません。
むしろ、2020年モデルから電池消耗が大きな5Gに対応した影響で、5G通信をオンにしておくと従来のスマホより電池持ちが悪化してしまうモデルすらあります。
5G対応スマホでは5G回線につながっていない状態でも、「5Gに繋げようとする」(5G/4Gへ自動切り替え設定オン)だけで電池消耗が増える可能性があるため、電池持ち優先なら敢えて4Gスマホ・4Gまでの対応iPhoneを買うという選択肢もあります。
また、スマホの電池性能は電池容量が大きければ良いというわけでもありません。
最先端のスマホは超高性能なCPU、大きく高いリフレッシュレートのディスプレイを採用している場合には、電池容量が比較的大きくても消耗速度が早く、実際の電池持ち=実利用可能時間が短めになることがあります。
そこでauでは実際にスマホを利用した場合の電池持ち目安(一般的なスマホ利用頻度を想定した、実際に使える時間)を公開しています。
スマホ・iPhoneの電池持ちを優先したい方、機種性能と電池持ちのバランスが良い機種を選びたい場合は、「電池容量」を見るでのはなく「実利用可能時間」を比較する必要があります。
au電池持ちランキング
下記データは容量・電池持ち時間で並び替え、機種名などで検索が出来ますので、気になる機種・シリーズなどで比較してみてください(データは随時更新中)。
モデル名 | 電池容量(mAh) | 電池持ち時間(h) |
---|---|---|
AQUOS sense3 basic | 4000 | 170 |
AQUOS sense3 | 4000 | 170 |
Find X2 Pro | 4260 | 150 |
BASIO4 | 3300 | 150 |
Galaxy S20 Ultra 5G | 5000 | 145 |
Galaxy A51 5G | 4500 | 140 |
Galaxy A41 | 3500 | 140 |
Xperia 10 II | 3600 | 140 |
Galaxy A20 | 3000 | 140 |
Mi10 Lite 5G | 4160 | 135 |
Galaxy S20+ 5G | 4500 | 130 |
AQUOS sense3 plus | 4000 | 130 |
Galaxy S20 5G | 4000 | 125 |
Xperia 5II | 4000 | 115 |
Galaxy Note20 Ultra | 4500 | 115 |
GRATINA KYV48 | 3050 | 115 |
ZTE a1 | 3900 | 115 |
AQUOS R5G | 3730 | 110 |
Galaxy Z Flip SCV47 | 3300 | 110 |
AQUOS zero5G basic DX | 4050 | 105 |
Galaxy A30 | 3900 | 120 |
Xperia 5 | 3000 | 105 |
LG it LGV36 | 2500 | 105 |
Galaxy Z Fold2 5G | 4500 | 100 |
Xperia 1 II | 4000 | 100 |
AQUOS R3 | 3200 | 100 |
Xperia 8 | 2760 | 100 |
URBANO V04 | 2800 | 100 |
Galaxy S10 | 3300 | 100 |
Galaxy Z Flip 5G | 3300 | 95 |
TORQUE G04 | 2940 | 95 |
BASIO3 | 2940 | 90 |
AQUOS zero2 | 3130 | 90 |
Qua Phone QZ | 2600 | 85 |
Xperia 1 | 3200 | 85 |
P30 lite Premium | 3340 | 75 |
Pixel 5 5G | 4080 | 非公開 |
AQUOS sense5G | 4570 | --- |
*最新の情報、電池性能以外のスペック情報はau公式HPを参照ください。
iPhoneシリーズの電池性能
上記の電池持ち時間の目安には、iPhoneシリーズのデータはありません。これはアップルが販売キャリア各社に性能比較を許可していないため、データ自体が提供されていないためです。アップルはiPhoneの電池容量も非公開としているほどです(実際には分解やパーツ情報などにより容量は判明しています)。
iPhoneシリーズの電池性能を比べる場合は、ビデオ再生・音楽再生時間の目安が比較用の物差しとなります。
2020年冬モデルのiPhone 12シリーズまでのビデオ・オーディオ再生時間の目安は以下のとおりです。
モデル | ビデオ再生 | オーディオ再生 |
iPhone 12 Pro Max | 20時間 | 80時間 |
iPhone 12 Pro | 17時間 | 65時間 |
iPhone 12 | 17時間 | 65時間 |
iPhone 12 mini | 15時間 | 50時間 |
iPhone 11 Pro Max | 20時間 | 80時間 |
iPhone 11 Pro | 18時間 | 65時間 |
iPhone 11 | 17時間 | 65時間 |
iPhone SE(2020) | 13時間 | 40時間 |
iPhone XS Max | 15時間 | 65時間 |
iPhone XS | 14時間 | 60時間 |
iPhone XR | 16時間 | 65時間 |
iPhone X | 13時間 | 60時間 |
iPhone 8 Plus | 14時間 | 60時間 |
iPhone 8 | 13時間 | 40時間 |
iPhone 7 Plus | 14時間 | 60時間 |
iPhone 7 | 13時間 | 40時間 |
*時間は目安です。実際の利用可能時間は設定・通信環境・アプリによって前後します。
2020年夏-冬モデルのAndroidスマホでは5G通信と4G通信を利用した場合の電池持ちは、5G通信を利用すると1割程度実利用可能が短くなる傾向にあります。
iPhoneの場合は大画面モデルほど電池持ちが良い傾向にあり、同じサイズ同士では1-2世代のモデルチェンジではほとんど電池持ちは変わりません。
Androidスマホの場合は電池容量が5000mAhを超えるような電池持ち特化機種もありますが、iPhoneで電池持ちが良いほうがよいのなら「Max」シリーズを選ぶか、1-2年毎に機種変更・電池交換を行い、電池性能が良い状態を保ち続ける方法を優先するしかないという現状です。