2022年6月より発売開始となるソニーの新型スマートフォン Xperia 1 IV(auモデルSOG06/ドコモモデルSO-51C)の、将来の買い取り・下取り価格を解説します。

2022年ソニーハイエンドモデル Xperia 1 IVの本体定価は19万円と、過去最高額まで値上げが進みました。

一方、2022年時点で携帯電話各社では「2年後に端末を返却することで安く使える」サービス(スマホトクするプログラム/新トクするサポートなど)を展開しており、高額なスマホ代金を一括で購入するより有利なシステムを生み出しました。

auの公式表現では「残価設定型のスマホ購入」であり、実際の契約上は違うのですが”将来返却することを前提とした利用方法”という意味で、レンタル購入・リース購入のようなスマホ購入システムが、ハイエンドスマホを買う場合にとても有利なってきています。

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この「2年後に返却することを前提にした契約」に比べて、一般的な下取り・買い取り価格のどちらが有利になるのか2年前のXperiaハイエンドモデル Xperia 1 IIのケースから試算してみます。

Xperia 1 IIの下取り・買取相場

まずは2022年5月時点で2世代分の型落ちとなったXperia 1 IIの下取り・買い取り価格を列挙していきます。

買い取り/下取りサービス名 Xperia 1 IIの査定額
ドコモ下取りプログラム 良品 25,900円
au下取りプログラム 通常品 25,850円
SB 下取りプログラム 正常品 18,720円
ゲオモバイル買取額 中古 22,720円~46,200円
イオシス買取額 中古 27,300円~42,000円
じゃんぱら買取額 中古上限 45,000円
バイヤーズ買取額
中古 32,000円~45,000円

*2022年5月18日調査時点。買い取り額・査定額は状態によって異なる場合があります。詳細は各社にお問い合わせください。

現時点において、最も下取り評価価格が低いのはソフトバンクの下取りプログラム(乗り換え用)で18,720円でした。

中古スマートフォンの買取業者に売却した場合は端末の状態が良ければ4~5万円程度、使用感(傷や塗装剥がれなど)があると2万円~3万円程度の査定になる場合が多いようです。

前項で調べたXperia 1 IIの査定額・下取り額と、Xperia 1 IIの発売当時の価格を比較することで「価値の下落率」を計算することが出来ます。

ここから、以下の計算式を使って最新モデル Xperia 1 IVの将来の下取り額・買取額を大雑把に見積もってみましょう。

計算式: (Xperia 1 IIの下取り額/Xperia 1 IIの定価) × Xperia 1 IVの定価= 2年後のXperia 1 IV下取り推定額

Xperia 1 IIの発売当時の価格は、

ドコモモデル SO-51A 123,552円
auモデル SOG01 122,500円
SIMフリーモデル 136,400円

でした(この他、派生モデルとしてahamo版SO-51Aaなどもあります)。

計算結果は、以下のとおりです(故障のない中古状態を想定)。

下取りサービス Xperia 1 IVの下取り推定値*
ドコモの下取りプログラム 約4万円
auの下取りプログラム 約4万円
SBの下取りプログラム 約2.9万円
買い取りサービスの場合 新品同様品~約6.9万円
傷のある中古~約4.6万円

*当サイトによる独自の計算結果です。将来における買取額・下取り額を保証するものではありません。あくまで個人のスマホ購入参考用の数字としてのみご利用ください。

上記の通り、本体定価は19万円を超えるXperia 1 IVも、2024年頃には世代落ちモデルとなり、下取り価格は3~4万円程度まで下落することが予想されます。

大切にスマートフォンを利用し、傷を全くつけずに使ったとしてもせいぜい買取額は7万円程度止まりです。

返却プログラムなら8万円以上の下取り保証と同等

時間の経過と共にすぐに価値が落ちるAndroid , Xperiaの中古端末に対して、ユーザーが有利に使える各社の返却プログラムを利用しない手はありません。

ドコモのXperia 1 IV
残価設定額
auのXperia  1 IV
残価設定額
23ヵ月目に返却で
80,520円免除
25ヶ月目までに返却で
81,840円免除

*各社の返却プログラム利用には条件があります。詳しくは購入時に各社のHPを参照ください。

ドコモ・auともにXperia 1 IVの残価設定は8万円を超えています。いつでもカエドキプログラム/スマホトクするプログラムを使えば、実質的に「将来キャリアに使い古したXperia 1 IVを8万円の買取額で押しつける」ことが出来ることと同等です。

ソフトバンク Xperia 1 IV
残価設定額
25ヶ月目に特典利用
99,720円免除

ソフトバンクで購入する場合、オンライン限定・先着でXperia View (市場価格約3万円)も貰えるため、ソフトバンクでの購入が有利です。

各社の返却プログラムはもちろん加入は任意ですし、加入後に利用しない(端末を返却しない)場合でもユーザーにペナルティはありません(残債を免除せず、そのまま支払い・利用を継続することが可能)。

もし将来Xperiaの中古端末の市場価値が8万円以上(残債以上)に高騰するような奇跡が起きた場合は、キャリアに返却せず、他社に売却してもOKです。

返却プログラムはこのように「端末の購入時に価値が高く、将来の中古価値が低いかもしれない」機種を買う時に絶大な威力を発揮するため、ハイエンドモデル購入時には加入検討を推奨します。

☆「ソフトバンク公式サイト-新トクするサポート(スタンダード/バリュー)の条件・料金について

・48 回割賦で対象機種を購入し、13か月目/25か月目※以降に特典利用を申込み、翌月末までにソフトバンクで機種の回収・査定完了が必要。新トクするサポート(スタンダード/バリュー/プレミアム)が適用される対象機種かは、機種購入時にソフトバンクホームページで確認できます ・ウェアラブルデバイスは、購入時のバンドも回収・査定が必要です。 ・査定条件を満たさない場合、回収に加えて22,000 円(不課税)の支払いが必要。 *お客さまが特典利用を申し込むタイミングによって、お支払い不要になる金額が変わります。 ※お申し込み状況等によって、時期が前後にずれることがあります。お客さまの特典受付開始日は、MySoftBank 等でご確認いただくことができます。最新情報は公式HPで確認してください

[残価設定型購入が有利]19万円Xperia 1IV(SOG06/SO-51C)2年後下取り額は? Xperia1 II中古・買取額から予想してみる