2018年10月中旬頃には2018年秋冬~2019年春モデルの新しいスマートフォンラインナップが携帯各社から発表される見込みですが、いまからおよそ1年~半年前頃に「最新ハイエンドモデル」として登場したスマホの買い時は、そろそろラストチャンスとなってきています。
2017年夏モデル~2018年春頃に発売されたフラッグシップモデルのAndroidスマートフォンの多くには、「Snapdragon 835(MSM8998, SDM836)」と呼ばれるCPUチップセットが採用されていました。さらに1年前(2018年から見ると2年前)のハイエンドチップ Snapdragon 820に比べて大きく性能がアップしており、省電力かつ発熱が少ないモデルが多かった印象です(参考:XperiaXZ1実機レビュー SO-01Kはゲーマー向きスマホ 長時間プレイでも発熱少なく超ヌルサク)。
(スナドラ835搭載 Xperia XZ1/XZ1 Compact:実機レビュー)
2018年夏モデルからは新しいチップ「Snapdragon 845」が各社のフラッグシップモデルに搭載されるようになり、スナドラ835は型落ちとなりましたが、スマートフォンの世代交代と共にドコモ・au・ソフトバンク各社では販売価格の値下げ・割引増額を行うことによってお手頃な価格で買えるようになってきました。
値下げされたスナドラ835機種は、型落ちとは言え今でもまだ非常に高い性能を持っていると言えますので、コストパフォーマンスが非常に良い機種変更候補になります。
しかし、「世代交代」のとおり、スナドラ835搭載機種はすでに各メーカーで生産が終わっているケースがあり、携帯ショップで在庫を見ることが無くなってきたモデルも増えています。
(Snapdragon 835搭載のXperia XZ Premium(Rosso)SO-04J:実機レビュー)
2018年冬モデルスマホの発表・発売と共に今後ますますスナドラ835搭載機種の在庫が少なくなっていく見込みですので、あえて新型ではなく型落ちで安くなったSnapdragon 835スマホを購入したい人は在庫が残っている機種を今のうちに入手しておくと良いでしょう。
スナドラ835搭載機の在庫・価格状況
2018年10月7日時点における、ドコモ・au・ソフトバンクおよび一部SIMフリースマホモデルの公式サイト在庫・販売状況は以下のとおりです。すでに、複数のモデルが取扱終了・購入不可になってしまっています・・・
機種名 | ドコモ | au | Softbank |
Galaxy S8 | 【販売終了】 価格:25,920円 型番:SC-02J |
【在庫無し】 価格:38,880円 型番:SCV36 |
取扱なし |
Galaxy S8+ | 【販売終了】 型番:SC-02J |
【販売終了】 型番:SCV35 |
取扱なし |
Galaxy Note8 | 【在庫あり】 価格:71,280円 (発売時:76,464円) 型番:SC-01K |
【在庫あり】 価格:59,400円 型番:SCV37 |
取扱なし |
Xperia XZ Premium |
【販売終了】 型番:SO-04J |
取扱なし | 取扱なし |
Xperia XZ1 | ☆機種変値下げ機種 【一部在庫あり】 価格:14,904円 (発売時:36,288円) 型番:SO-01K |
【在庫無し】 価格:34,560円 型番:SOV36 |
【販売終了】 |
Xperia XZ1 Compact |
☆機種変値下げ機種 【在庫あり】 価格:10,368円 (発売時26,568円) 型番:SO-02K |
取扱なし | 取扱なし |
HTC U11 | 取扱なし | 【販売終了】 型番:HTV33 |
【在庫あり】 価格:70,320円 |
AQUOS R | 【在庫無し】 型番:SH-03J |
【一部在庫あり】 価格:43,200円 型番:SHV39 |
【販売終了】 |
V30+ | ☆機種変値下げ機種 【在庫あり】 価格:33,696円 (発売時49,248円) 型番:L-01K |
【在庫無し】 価格:44,280円 型番:LGV35 |
取扱なし |
*各販売価格はそれぞれの公式サイトでの機種変更時の実質価格(「ドコモオンライン限定特典」や各種割引を含む。上記の価格よりも安くなる割引・還元キャンペーンも複数出ていますので、価格詳細はそれぞれのHPを参照ください)
多くのスナドラ835搭載機種が公式サイトでは在庫無し・取り扱い終了済みであることが一覧からも分かると思います。
(販売終了となったGalaxy S8:実機レビュー)
上記の8種類のスマートフォンは、すべて直接的な後継機モデルと言えるモデルが各社から発売済み(一部は国内未取扱)です。
Galaxy S8 → Galaxy S9 (docomo, au)
Galaxy S8+ → Galaxy S9+ (docomo, au)
Galaxy Note8 → Galaxy Note9 (2018年秋冬モデルとして登場予定)
Xperia XZ Premium → Xperia XZ2 Premium(docomo, au)
Xperia XZ1 → Xperia XZ2, Xperia XZ3(2018年秋冬)
Xperia XZ1 Compact → Xperia XZ2 Compact (docomo)
HTC U11 → U12 (SIMフリー)
AQUOS R → AQUOS R2 (docomo, au, SB), AQUOS zero(2018年秋冬)
V30+ → LG V35 ThinQ (日本未発売)
Xperiaシリーズに至ってはすでにXperia XZ1→XZ2→XZ3と2世代分の型落ちになりますが、XZ1はいま最もお買い得になっているハイスペックスマホと言えるほど、高い評判を得て人気が続いています(2018年10月8日時点、公式ドコモ売れ筋ランキング1位、au 2位(Android機種の中で)。
SIMフリーのSDM835搭載機種
携帯キャリア以外から販売されているスナドラ835搭載スマホも2018年10月時点でまだいくつか存在しています。日本で取り扱われているモデルだと、以下のような機種があります。
・Essential Phone PH-1(「IIJmio」・「楽天モバイル」など)
・HTC U11 ソーラーレッド 63,720円
・Xperia XZ Premium 国内正規SIMフリーモデル 73,224円 (nuro mobile)
・ZenFone4 Pro (取り扱い終了)
Essential Phoneはアメリカのアマゾンで安売りされていたことがありましたが、2018年9月~10月時点で公式の販売がほぼ終了し、価格相場は逆に高くなってきています。IIJmioでは音声SIMとセットで購入することによって1万円分のアマゾンギフト券が貰えるキャンペーン、楽天モバイルでも回線とのセットで割引が今後期待出来そうです。
機能が増えた新型機種を手に入れるのも楽しみが多いものですが、十分に高性能な2017年のフラッグシップモデルを安く機種変更で手に入れるのも賢い選択になるはずです。
すでに購入が出来ない機種・めったに在庫がない機種も出てきてしまっていますが、今ならまだ在庫があるスナドラ835搭載機もありますので、月々サポートが切れて機種変更のタイミングがやってきている回線の取り替えは今がチャンスです。
Xperia XZ Premiumはnuroモバイルでも売っています。
日本仕様のSIMフリーが値下げされて機種代67800円、お試しプランが月々200MBデータ通信専用で300円でした。
Xperia XZ1とHTC U11で迷いましたがPremiumを注文しました。
すっかりnuroのことを忘れていました!しかもまだSIMフリーモデルの在庫もあるのですね。情報ありがとうございます。