2022年9月30日より発売される日本でも人気のスマホメーカー「OPPO」が投入する初のタブレットパソコン「OPPO Pad Air」と、低価格Androidタブレット分野では一歩先んじた「Xiaomi Pad 5」の比較です。

OPPO Pad Airが10.3インチ、Xiaomi Pad 5は少し大きい11インチの大画面タブレットです。OPPOとXiaomiはどちらも日本では「コスパの良いスマホを出すメーカー」というイメージが強い2社。

日本では「タブレット=iPad」というレベルで多くのユーザー・シェアはAppleが持っているという印象ですが、手軽に買える海外メーカー発のAndroidタブレットを購入したい人は、どちらを買うべきか比較検討をしましょう。

OPPO Pad AirとXiaomi Pad 5のスペック比較

仕様・性能 OPPO Pad Air Xiaomi Pad 5
ディスプレイ 10.3インチ
IPS液晶
11インチ
IPS液晶
ディスプレイ解像度 2000×1200 2560×1600
リフレッシュレート 60Hz 120Hz
本体サイズ 縦:245.1 mm
横:154.8 mm
厚さ:6.9 mm
縦:254.69 mm
横:166.25 mm
厚さ:6.85 mm
本体重量 440グラム 511グラム
CPU(SoC) Snapdragon 680 Snapdragon 860
Antutuスコア目安 約25万点 約58万点
RAM/ROM 4GB/64GB 6GB/128GB・256GB
バッテリー容量 7,100mAh 8,720mAh
カメラ 800万画素 1300万画素
指紋認証 非対応 非対応

*Antutuスコアはver9系での測定スコア目安。

ゲームをしたいならXiaomi Pad 5が有利

前項の通り、ほぼすべての性能・仕様でXiaomi Pad 5のほうが高性能だと言えます。その中で特にXiaomi Pad 5とOPPO Pad Airには処理性能に圧倒的な差があります。

Xiaomi Pad 5はある程度ゲームも楽しめる水準の”高性能なタブレット”といえますが、OPPO Pad Airの処理性能はせいぜい1~2万円台の初心者・シニアスマホと同じ程度(あるいはそれ以下)です。

一般的に、Snapdragonの「600番台」のチップ、ミドルクラスのスマートフォンやデバイスに採用されるものです。しかし、OPPOが採用した「Snapdragon 680」はスペックダウンをさせたチップ(主に4Gスマートフォン向け)です。処理性能的には最新のエントリースマホに使われる「Snapdragon 480 5G」や格安スマホに良く使われる「Snapdragon 695 5G」に大きく劣ります。

OPPO Pad Airと同じSoC(チップ)を搭載したスマートフォンだと、

・Xiaomi Redmi Note 11(メーカー定価 24,800円)
・motorola moto g32(メーカー定価 28,800円)

などが日本で発売されています。

ベンチマークアプリのスコアがすべてではありませんが、OPPO Pad Airの25万点という水準では、高速処理が必要とされる3Dアニメーション・多重描写が必要なリズムゲーム、アクションRPGゲームなどの動作時に、滑らかさが足りない・処理落ちするゲームがあるかもしれません。

OPPO Pad Airのディスプレイは、最大60Hzのリフレッシュレート/120Hzのタッチサンプリングレートに対応してます。ゲーミングタブレットでは120Hz以上が標準的ですので、Xiaomi Pad 5のほうが有利です。

Xiaomi Pad 5にはデータ保存容量が128GBモデルと256GBモデルがあり、たくさんのゲームを本体に保存出来ます。一方でOPPO Air Padは64GBモデルのみとなりますので、アプリデータをたくさん保存したい場合には厳しいでしょう(外部ストレージとしてSDカードを使うことは出来ます)。

OPPO Pad Airの魅力は「安くて軽い、電池持ちが良い」というところでしょう。処理性能が低い=無駄な電池消耗が少ないことが期待できますので、長時間ライトなゲームを遊びたい・動画や電子書籍で読書用に使いたいというのなら、OPPOタブレットの性能でも十分なはずです。

*個々のアプリ動作状況は提供メーカーへお問い合わせください。

安いOPPO Pad Air

Xiaomi Pad 5に比べて性能がかなり低いOPPO Pad Air は、代わりに販売価格が安めに設定されています。

2022年9月28日時点におけるメーカー定価は以下のとおりです。

モデル 公式価格
OPPO Pad Air (64GB) 37,800円
Xiaomi Pad 5 (128GB/256GB) 59,800円/64,800円

定価で比較すると、OPPO Pad Airのほうが2万円以上も安く購入可能です。

Xiaomi Pad 5は2022年8月に大幅値上げされてしまったため、このような価格差になってしまいましたが、もともとそれぞれ43,780円/54,780円で売られていたのです。円安による公式価格高騰はどうしようもありません。

☆「OPPO公式PayPayモール店 OPPO  Pad Air

安く買えるXiaomi Pad5のセール情報

定価比較では高くなってしまったXiaomi Pad 5ですが、まだ安く買えるショップが無いわけでもありません。

2022年9月28日時点、Xiaomi Pad 5を販売しているYahoo!ショッピングのいくつかの販売店では、128GBモデルの新品在庫を定価より1万円以上安い4.5~4.6万円程度で販売しています。さらにソフトバンク/ワイモバイルなどのポイントアップ対象のユーザーなら10%以上のポイント還元も狙えるため激安です。

性能重視のユーザーも価格重視のユーザーも、Xiaomi Pad 5を安く買えるショップで入手することを推奨します。

☆「Yahoo!ショッピング – Xiaomi Pad 5本体

本当にコスパ良い?低性能OPPO Pad AirとXiaomi Pad 5比較-スペック・処理性能・価格差