2016年10月時点でドコモ・ソフトバンク・auが実施している「ガラケーからスマホへの買い替え」を優遇するキャンペーンを比較してみましょう。
現在携帯電話販売各社では、従来の3Gケータイからスマートフォンへの機種変更（端末購入・プラン変更を伴う場合に限る）を行う場合に限り、大幅な料金値引を実施しています。契約変更を伴うため1回線につき1度きりしか使えない割引ですが、スマートフォンデビューを割安に行いたい方はその特典をよく理解してスマホへの買い替えを行ってみましょう。
3キャリアのスマホデビュー割引比較
| ドコモ | au | ソフトバンク | |
| 施策名 | auスマホ交換プログラム | スマホデビュー月月割 | |
| 対象者 | FOMAプランの携帯利用者 (18ヶ月以上利用中) |
3Gケータイ・スマホの利用者 (16ヶ月以上利用中) |
ケータイの利用者が「データ定額ミニ 1GB」契約時、 月2GB以上のプランと同額の月割適用 |
| 割引額 | 最大1,520円×24ヶ月 | 最大15000円引き | 機種に依る(iPhone7なら最大－3,220円×24ヶ月) |
| 対象機種 | Xiプランで契約出来るすべてのスマホ,iPhone | 対象となるスマホのみ(現在6モデル) | シンプルスマホを除く全てのスマホ,iPhone |
| 特記事項 | 月サポに上乗せ可能 | 店舗により対象機種が異なる | *MNPも対象(下取りのケータイが故障している場合は対象外) |
3社のスマホ購入用プログラムは上記のように「ガラケー機種からの買い替えをターゲットにしている」点は共通していますけれど、値引の方法・対象機種・割引範囲にはかなり差が出ています。上記の比較一覧は概要のみを記載していますので、細かな適用条件・最新情報は公式サイトを参照下さい。各社対象外の機種・プランなどいろいろと条件があります。
ドコモではFOMAプランの携帯電話を18ヶ月以上使っている場合の機種変更で、ほぼすべてのスマホが大きく割引されます。この場合、機種変更で月々サポート（月額割引）が大きなiPhoneの購入に初めてスマホ割を上乗せさせることで他社からの乗り換えよりも安く使える可能性が出てきます。
関連記事：docomo はじめてスマホ割 ガラケーからの機種変iPhone SEが実質マイナス3万円
割引額はカケホーダイプランで毎月1520円、カケホーダイ・ライト（5分間まで無料）にすると毎月850円の割引に減りますので、どの程度通話を普段使うのかを把握してプランを選びましょう。
auのスマホ交換プログラムの割引額はドコモ・ソフトバンクに比べて最大額は小さいですが、購入時に本体代金がそのまま値引かれるため、一括払いの負担・本体残債が小さくなります。
ただし、対象機種が限られており2016年10月時点ではiPhoneやGalaxy, Xperiaといった人気機種の購入には使えません。
交換プログラム対象機種：Qua Phone(15000円引), SHV33（1万円引き）, V02（1万円引き）, V01（1万円引き）, SHV35（5千円引き）, QuaPhone PX（5千円引き）
上記は「au Online shop」の場合です。店舗のキャンペーンについては各ショップで聞いて下さい。毎月割とは別途で値引になりますので、例えば2016年春モデルのQua Phoneは最大5,400円というなかなかの安さにはなります。
ドコモ・auのスマホ買い替え優遇が「月額割引（月サポ・毎月割）」とは別途だったのに対し、ソフトバンクでは「本来月額割引が適用されないプランに対しても割引をする」という内容になっています。さらに、SB内の機種変更だけでなく他社でケータイを使っているユーザーのMNP契約時でも適用が出来ます。
データ定額ミニ 1GBは月額2900円という割高なデータプランではありますが、絶対的な価格面で言えば2GB以上のプランよりはもちろん安くなっています。他社の場合はスマホデビューの場合にも大容量のプランを契約しないと最大限の割引に到達しないのに対し、あまりたくさんのデータ通信を使う予定が無いユーザーには向いてします。
いずれのプランも「ケータイからはじめてスマホに買い換える」ときのみに使える限定のキャンペーンとなるため、スマホに買い換えて維持費が高くなるのが勿体無いと感じる方はうまく料金の安いプランに買い替え割引を上乗せして節約をしてみましょう。
それでもやっぱりガラケーを使い続けたいという方は下記の記事も参照下さい。3キャリアとも一定の条件を満たすと携帯電話機種（4G接続機種を含む）へ実質0円で買い換えることが出来るキャンペーンも用意されています。
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