iPhone7(iOS10)で電池を少しでも長く保たせるための14の方法を紹介しました。しかし、それでもまだ電池の持ちが悪いと感じる場合の対策法を紹介します。

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前回紹介した方法の中に、電池の消費をしやすいほとんどの設定項目を網羅したつもりですが、私もiPhone7を発売日から購入して使い続けてみて、正直やっぱりiPhoneの電池の持ちは従来のモデルに比べて良いとは感じていません。

私の場合、上記記事で紹介した節電設定を行うこと(利用上に不便性を感じない程度に選んでいます)で1-2割ほど電池の持ち時間が延びました。しかし、それでもまだスタンバイ時の電池の消費・ネットブラウジングや写真撮影を連続して行うと丸一日で電池を使い切ってしまうほどです。

iPhone7では設定がどうこうというレベルではなく、搭載された電池容量に対して高いパフォーマンスを実現するために早く電池を使ってしまうようです。この問題を解決するためには、もっと根本的な対応策が必要になります。

緊急時の「機内モード」を活用

スマートフォンから発する電波によってトラブルが起きないようにするために備えられた「機内モード」をオンにすると、iPhone7でもスリープのまま数時間放置しても電池はほとんど減らなくなります。使わない時間帯がある・どうしても後でiPhoneを使いたい事情がある場合には機内モードをオンにすることで、電池の消費を極限まで減らすことが出来ます。

設定方法:【設定】→ 一番上のメニューにある【機内モード】をオンにする

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ただ、機内モードにするとバックグラウンドでの通信をすべて遮断してしまうため、モード設定中にはメールや電話・アプリの受信・通知機能などが全て無効になってしまいます。それでも良いのなら機内モードを設定することで最大限に電池の持ちを良くすることが可能です。これ以上の節電は「電源を切ること」しか無いと言っていいでしょう。

機内モードのオン・オフは画面の下からスワイプして出現させるコントロールセンターからでも簡単に切り替えられますので、使いたいときだけすぐに設定を変更して無駄な電池消費を抑えたいときにだけ使用しましょう。

モバイルバッテリーの活用

これ以上iPhoneの設定で電池の消費を減らす制御は出来ませんので、ここから先の対策は「節電」ではなく、電源供給による方法を考えなくてはいけません。さいわい、昨今ではモバイルバッテリー(持ち運びできる外部充電電池)は非常に安価になっていますので、鞄の中・学校や会社の机の引き出し・車の中などに複数個を分散して常駐しておくこともかなりお手軽に出来るようになりました。

モバイルバッテリーは、その電池容量によってお値段・重さが異なります。携帯性を重視する方は5000mAh前後(iPhone7 Plusを約2回充電出来る)、大容量バッテリーが欲しい方は10,000mAh(iPhone7を約4回充電出来る)をオススメします。

管理人も10,000mAhのバッテリーを外出時には持ち歩いています。重さは約180グラムほどなので、iPhone7 Plus1台分くらいの重量があります。ポケットに入れて持ち運ぶには邪魔なサイズですが、カバン入れておくのなら気になりません。

一般的にモバイルバッテリーの容量×60%~80%くらいのmAh数を充電できると考えてください。充電効率には必ずロスがあるため、10000mAhの容量で2000mAhのスマホ電池×5回を充電することは出来ません。

変換アダプタの携帯

モバイルバッテリーと一緒に持ち歩きをオススメしたいのは「microUSB → Lightning変換アダプタ」です。他者に緊急的に電源を借り受けたいときに使うアイテムです。

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これは単なる「アダプター」ですので、これだけではなんの役にも立ちません。iPhoneの充電にはLightningケーブルを使って電源・モバイルバッテリーと接続させるわけですが、もし自分のバッテリーが無くなったときにこのアダプターを持っているとAndroid所有者が持っている充電ケーブル・電源を借りて充電することが可能になります。

モバイルバッテリーの製品でも、購入時にmicroUSBケーブルだけが付属しているものも多く、その場合は【モバイルバッテリー(USB接続)→microUSBケーブル→Lightning変換アダプター】という経由をさせて使うことが出来ます。

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Lightningケーブルを持ち歩いても良いのですけど、変換アダプタの方が小さく・軽量です。micro USBを使うAndroidスマホと2台持ちの方には特に必須アイテムだと思います。これで万一iPhoneのバッテリーが切れてしまったときに、周囲にLightningケーブル接続が出来ないmicroUSBだけのバッテリー所有者しか居ないケースでも電源供給をお願いすることが出来るでしょう。

私が使っているのは上記のRoiCiel製のアップル認証のあるアダプタです。これでAnkerのモバイルバッテリー→microUSBケーブルを持ち歩き, AndroidスマホとiPhoneの両方をケーブル1本+アダプタ1個で使い分けて充電出来る環境を整えています。

iPhone7/7 Plusの電池を少しでも長く、どんなときでもバッテリーが切れては困るという方は、「節電設定」+「外部電源の準備」をして対策をするしかありません。現状では”この設定をすれば劇的に電池が保つようになる”という方法は機内モードを使うか電源を切る、という2択しかありません。それでは携帯電話としての性能を発揮できませんので・・・iPhone7は電池が早く減ることを前提に出来る対策を打つのが賢明です。

電池の持ちの良さだけなら、Galaxy S7 edgeが今のところ国内の最新高性能スマホではトップのはずです。

irumo
iPhone7を節電設定・省電力モードにしても電池の持ちが悪いときの対策法&オススメモバイルバッテリー