2020年発売の新型 iPhone SE(第2世代)に、100円ショップで買える激安のガラスフィルムを貼ってみたレポートです。


2020年モデルのiPhone SE第2世代(以下、iPhone SE2と略して表記します)は、2018年モデル以前のiPhone 8と同じ4.7インチサイズのディスプレイを採用し、ボディデザインも全く同じ横幅・縦幅・厚みであることが知られています。

一方で、ディスプレイのガラスパーツについてはiPhone SE2にて3D Touchが廃止されて触覚タッチに変更された影響なのか、旧モデルとはほんの少しガラスの曲率が変わっていることが確認されています。

この影響でiPhone 8/7/6s/6などの旧4.7インチサイズ用に作られたガラスフィルムのうち、多くの製品がiPhone SE2には対応せず、装着すると画面の縁部分が浮いてしまう(空気が入る)不具合が報告されています。

しかし、それでも敢えて「安売りされているiPhone 8/7用のガラスフィルムを貼ったらどうなるのか?どのくらい浮くのか?」を知りたい人向けに、ダイソーで買ってきたガラスフィルムをiPhone SE2に貼って確認してみました。

「もしかしてiPhone8用でも浮き無く使えるのでは?」「ほんの少し空気が入るくらいなら気にならないかも・・・?」という人は参考になるかと思います。

ダイソーで買えるiPhone全面吸着ガラスフィルム

iPhone・スマホに貼る保護フィルムのうち、柔らかい素材(PET)で出来たフィルムであれば昔から100円ショップで買えるものがありましたが、昨今では携帯ショップで4000円~5000円で売られているような3Dフル保護タイプのガラスフィルムすら100円均一で購入可能な時代です。

今回の購入したフィルムは、ダイソーで売っていた「No.138 LCD Protectiv Film 全面保護 3Dフルカバーガラス for iPhone 8/7」というものです。

価格はもちろん100円です。

パッケージを開けるとガラスフィルムが1枚、画面用のウェット/ドライの小さなクリーニングクロスが同梱されていました。

高価なガラスフィルムにあるような貼り付けガイド枠パーツなどはありません。

「3Dフルカバー」タイプのフィルムは、iPhoneの画面表示部分だけではなく、インカメラ・ホームボタン部分に穴を開けて、縁全体まで覆う仕様の製品です。画面表示部分だけを覆うフィルムに比べて保護領域が広いため、隙間から傷がつくことを防ぐことが可能となっています。

・・・100円のガラスフィルムには特にレポートするような面白さはないため、早速iPhone SE2に貼り付けてみました。

管理人は毎年何十台もスマホを入手してガラスフィルムを貼り付ける作業をしているため、今回も完璧に空気が入らない・浮きが出ないように清掃・位置調整をして貼り付けたつもりですが・・・

ダイソーの100円ガラスフィルムをiPhone SE2に装着したところ、画面の両端に白い空気の入った領域がどうしても残ってしまいました

貼り付けた位置は完璧に中央に、ピッタリ貼り付けたつもりだったのですが、噂通りiPhone 7やiPhone 8に比べて左右のガラス部分が大きく曲がっている影響なのか、浮きが出ました。


画面の中央部分はすぐに空気が抜けてピタリと貼り付いてくれたのに対して、フチ部分をグイグイと押して空気を抜く・接着を試みても、上記の通り0.5mmくらいの幅でまっすぐに間隙が出来ていることが確認出来ました。

ただ、この状態でもディスプレイパネルを点灯させてしまえば、それほど浮きは気にならないこともあります。

周囲が少しでも薄暗い状態で、ディスプレイが光っていれば上記の写真のとおり、縁に入った空気が見えなくなります


ただし、明るい場所でじっくり見ると、ディスプレイが点灯していても空気が見えてしまいます。

iPhone SE2専用に作られたガラスフィルムの場合、このような浮きが生じなくなるよう、ほんの少しiPhone 7/8とは接着力・ガラスの曲率を変えているとのことです。

☆「Deff(ディーフ)実機装着確認済み 浮かない強力吸着タイプ ガラスフィルム TOUGH GLASS 3D for iPhone SE(第2世代)」(フレーム部分もカバーするタイプ)
☆「Deff(ディーフ)実機装着確認済み 浮かない強力吸着タイプ ガラスフィルム for iPhone SE(第2世代)」(画面部分のみカバーするタイプ)

おまけ:同じフィルムをiPhone 7に貼った場合

今回iPhone SE2に装着して浮いてしまった100円の3D全面吸着ガラスフィルムを剥がして、そのままiPhone 7に貼り付けてみました。

一度貼り付け→剥がした後でしたが、iPhone 7に装着した場合は上記の通り、浮きがほとんど出ませんでした(部分的にはまだ少し浮いています)。やはりiPhone 7とiPhone SE2ではiPhone本体のガラスパーツの構造がわずかに違うようです。

多少の浮きは気ならない人ならばダイソーの100円ガラスフィルムでも画面の保護自体は可能です。浮きが気になる人にとっては安物買いの銭失いになるため、やはり「iPhone SE2用」とされているものを買ったほうが無難です。

iPhone本体、保護ガラスフィルムの製品自体にも若干の個体差があるため、すべてのiPhone 7/8用フィルムがiPhone SE2で使えない(浮きが出る)わけではありません。また、iPhone SE2専用とされていても浮きが出てしまうことはありえます。

iPhone SE2対応のガラスフィルムは携帯各社でも取扱があります。

[購入レビュー]iPhone SE2(2020)に100円均一のiPhone8/7用全面吸着ガラスフィルムを貼れる?浮き・互換性チェック