本日いよいよキャリア版が登場するApple iPad Proですが、本体性能は言うまでも無く高いのでしょうけれど、一方で別の「高さ」が話題になっているようですね。

Apple社製品では購入時に「Apple Care+」という有料保証サービスに加入していると、不意の破損や故障時に手厚いサポート・保証が受けられるプログラムを用意しています。しかし、このアップルケアの料金自体も決して安くないわけで・・・

iPad Proに適用される「AppleCare+ for iPad Pro」は10340円のオプションサービスです。iPhone6s用だと16280円(6は14080円でした)、他のiPadも10340円なので、特別iPad pro用が高いというわけでもないのですが・・・

これに加入することで修理・交換保証期間が2年間に延長され(通常は1年)、電話でのテクニカルサポートも90日から2年になります(それ以降は有償インシデントサポートと呼ばれる1回3300円~の料金がかかっちゃいます)。

頻度高く使う場合はアップルケアへの加入をオススメしますが、しかし、それでも過失・故意による破損の場合はアップルケアプラスでも保証対象となりません。

自然利用での破損ではなく、過失でディスプレイを割ってしまった場合、iPad Proの大きく・綺麗な画面を修理するのはお金が掛かるのは多少仕方がないかな・・・と思わなくもないですが、アップルの設定した修理価格はびっくりするお値段です。

参照- Apple – Apple care+iPad の修理 – 画面の損傷 料金

iPad ProはWi-Fi版で10万円~となっていますので、あと2万円出せば新品が一台買えちゃいますねぇ。128GBセルラー版の13万円台円から比べても、やっぱり高額です。保証対象内であれば1回4400円(期間中最大2回まで)で直せるので、保証は相当な割引率であるのです。

といっても、1回でも割ってしまえば15000円くらいを支払っていることになるわけです。当然壊さないように気をつけるとは思いますが、それでもディスプレイのガラスを傷つけたり・割ってしまうこともあるでしょう。

少しでも画面の破損、本体の損傷を抑えたいなら、「保護フィルム」+「ケース(ジャケット・カバーなど)」をいっしょに利用するのが良いです。

iPad Proの場合はApple Pencilという特殊なタッチペンを使うことが前提の方も多いと思いますので、特に液晶保護フィルムの選択には気を付けたいですね。安いものを使うと、せっかくのなめらかなApple Pencilでの書き味が失われてしまう可能性があります(感圧検知はApple Pencil側で行われますので、濃淡や線の太さ・細さにはフィルムの影響は少ないはずです)。

iPad Proにおすすめの保護フィルムは、やっぱり「ガラスフィルム」ということになるのでしょう。ガラスフィルム自体も落としたりぶつけたりすると割れてしまうことがあるのですが、「スマホを落としてガラスフィルムだけが割れ、本体のディスプレイが無事だった」という話もよく聞きます。

すでにサードパーティ製のガラスフィルムも発売されています。画面が大きいので値段もスマートフォン用のものより高いかと思いましたが、そうでもないみたいです。

なにせアップルペンシルは新製品なので、どのフィルムが操作に影響が少ないのか見極めるのが難しいですね。高品質で有名なのは「on-device(オンデバイス)」あたりでしょうか。値段はちょっと高いのですが、コーティングがなめらかなはずです。

iPad Pro用のカバーは、純正の「Smart Cover」+「シリコンカバー」をセットで使う方が一番多いでしょうか。値段は高いですが、軽くて頑丈&カバーの開閉でスリープのON/OFFも制御でき、常にこのセットで携帯が出来ます。

スマートキーボードを使う場合も、あれはディスプレイ側前面を覆っておくことくらいは出来ますが、落とした時の衝撃に耐えられるようなものではありません。この場合もシリコンカバーがあったほうがよさそうです。

スマートカバーは純正のほうが良いと思いますが(安物だと本体を傷つけたり、壊したりする可能性があるので)、本体を保護するシリコンケースの方は背面・側面をカバーできればそれでよさそうな気もするので、予算とデザインの好みに合わせて選んでみるのも良いかもしれません。

史上最大iPad Proは修理代金も規格外 ガラスフィルムや保護ケースは必需品