「安いプロジェクター用のスクリーンが欲しい」(60~80インチくらいで投影)と考えているのなら、これが正解です。
家庭用プロジェクターの投影場所として壁へ直接映し出すと、小さな壁紙の凸凹が結構目立ってしまうことがあります。専用のスクリーンを使えばより綺麗に映すことができるのは当然ながら、専用のプロジェクタースクリーンは高価であったり、通販で売られている良くわからないメーカー・海外製造の安物のスクリーンは品質が疑わしいものが多く流通しています。
プロジェクタースクリーンに高いお金は出せない、でもそれなりに綺麗な映像でプロジェクターを使いたいというのなら、ニトリが販売している遮光ロールスクリーン(ドルフィン)の利用検討を推奨します。
ニトリの遮光ロールスクリーンなら、
価格が安い
必要十分な平滑面
ロール式で収納も楽々
選べるスクリーンサイズ
などのメリットがあります。
ニトリの遮光ロールスクリーンの価格とサイズ
ニトリの遮光ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンとして使う場合、まず目的のサイズ・予算の範囲であるのかどうか確認しましょう。
2023年1月時点、ニトリでは以下の複数のサイズの遮光ロールスクリーンが販売されています。
横幅 | 縦幅(丈) | 価格* |
30センチ | 180センチ | 1,890円 |
45センチ | 180センチ | 2,390円 |
60センチ | 180センチ | 2,790円 |
80センチ | 220センチ | 3,290円 |
90センチ | 220センチ | 4,790円 |
130センチ | 220センチ | 5,790円 |
165センチ | 220センチ | 6,790円 |
180センチ | 220センチ | 7,790円 |
*2023年1月16日時点、ニトリ公式サイトの場合。
本来カーテンのように窓に設置してつかうものですので、縦長の窓枠に合わせた30センチ~幅広の180センチまで、さまざまなラインナップがあります。
プロジェクターのスクリーンとして使う場合、モニターのインチサイズに変換すると(横幅基準・16:9比率の場合)、
横幅80センチ→およそ36インチ相当
横幅90センチ→およそ41インチ相当
横幅130センチ→およそ59インチ相当
横幅165センチ→およそ75インチ相当
横幅180センチ→およそ81インチ相当
このくらいのモニターサイズで投影可能です(スクリーンの横幅まで目一杯に表示した場合の換算)。180センチサイズで一般的な成人男性が両腕を左右に広げたよりも幅広ですので、設置場所に応じて選んでください。
参考価格として、サンワダイレクトが販売している「吊り下げ式 80インチプロジェクタースクリーン」の価格がおよそ1.7万円です。ニトリの遮光ロールスクリーンならこの半額で買えます。
これよりも大きく投影したい場合はニトリの遮光ロールスクリーンでは対応サイズがありませんので、別の製品を探してください(ショップによってオーダーメイドでもう少し大きなサイズまで作れるところがあるようです)。
ニトリ遮光ロールスクリーンが使える場所
ニトリの遮光ロールスクリーンは天井や壁にネジで穴を開けて固定する方法(専用のブラケットが同梱)と、カーテンレールに差し込んで使う(C型・角型に対応)方法があります。
賃貸物件等で壁に穴が開けられない場合にもカーテンレールに取り付けることで設置できます。
*カーテンレールの構造・耐荷重によってはフレームが歪む可能性があります。詳しくは商品説明・取扱説明書を参照ください。
☆「ニトリ楽天公式店 – 遮光ロールスクリーン(ドルフィン)」
壁紙とスクリーンを使った場合の画質比較
実際に白い壁紙に映した場合と、ニトリの遮光ロールスクリーンを使った場合にどれほどの差があるのか、購入して試してみました。
ニトリ遮光ロールスクリーンにはホワイト・グレー・ネイビーの3色があり、プロジェクタースクリーンに向いているのはホワイト(WH)です。注文時に間違えないよう気をつけてください。
ニトリの遮光ロールスクリーンはポリエステル素材で出来ています。スクリーンには「表」と「裏」があり、若干光沢・白さ・目の粗さに差があります。
ニトリ遮光ロール スクリーンの表 |
ニトリ遮光ロール スクリーンの裏 |
プロジェクターのスクリーンに適しているのは「裏」(より白く見える方)です。表でも面の凹凸は小さいのですが、若干光沢が強いため、プロジェクターの光を強く反射してしまう場合があります。
スクリーン素材にある凹凸は1個あたり0.5mmほどの間隔です。目は細かく、遠目にはほぼ平滑な面に見えます。表に比べて裏面のほうがよりフラットです。
マンションの壁紙の凹凸に比べても非常に細かい目です。このフラットさのお陰で、プロジェクターの映像が壁に映すよりも綺麗に写ります。
実際にプロジェクターの映像を投影してみると、壁紙では小さな凹凸により影が出来てしまい解像度が下がっていたところ、ニトリの遮光ロールスクリーンの面なら綺麗に見えるようになりました。
ロールスクリーンですので、シワや凹凸・折り目は全くと言っていいほど気になりません。ただし、投影するプロジェクターの種類・距離によって若干のたるみが気になる場合があります。
管理人が所有する超短焦点プロジェクターの場合、ほぼ真下から投影するという特殊な投影構造のために、スクリーン上部の歪みが強調されて見えるようでした。
上記の写真のとおり、横斜めから見るとスクリーンがほんの少し波打っています。スクリーンを指で左右から引っ張ると直線的に投影されているため、ごくわずかなたるみがあることが分ります(購入前の保管上の影響で横に弛んでいる可能性があるため、今後経過観察をしたいと思います)。スクリーンを出し入れしていると若干様子が変わるため、構造上・製造上の問題でしょう。
[追記]遮光ロールスクリーンの歪み対策
上記に掲載した写真のとおり、ニトリの遮光ロールスクリーンはやや垂直方向にたるみが見られます。よく観察した結果、「巻取り時にたるむ」ことと、「スクリーン末端部分の固定部がズレる」ことがわかりました。
まず巻き取り部の付近(スクリーンの上部)がたるむ場合、芯に残っているスクリーン部分を中央から両端へ、たるみを押し出すように手で擦ると、たるみが改善する場合があります。これはスクリーン本体が左右に傾いていると、巻き取り・引き出しをする際にスクリーンが偏って巻き込まれ、たるみが生じるものと考えられます。
スクリーンの下部がたるむ場合、左右にスクリーン左右を引っ張るように伸ばせば改善する可能性があります。こちらはスクリーンの面と末端のパーツが完全には固定されておらず、左右に動く遊びがある構造が原因であると見られます。末端でスクリーンの端を挟んでいるパーツに対して、均等にスクリーンが配置されるように引っ張る・水平を保てばたるみが減るはずです。
ただ、大きく投影している場合・正面から見ていればこの程度の歪みはさほど気になりません。もともと遮光カーテンとしての役割を想定した商品ですから、完全なるフラットな面を求めるのは酷というものです(たるみ対策として、左右から洗濯バサミ的なものでつまみ、わずかに引っ張ることができるような工夫をすれば良さそうです)。
スクリーンはチェーンを上下に引っ張るだけで巻取り・展開が出来ますので、使わない時にはすっきりと収納できるのもメリットです。プラスチックのチェーンはちょっと安っぽさはありますが、実際に安いのですから文句はありません。
ニトリの遮光ロールスクリーンはオンラインショップで買えます。大きいスクリーンは持ち運ぶのも大変ですので、通販購入がオススメです。
☆「ニトリ楽天公式店 – 遮光ロールスクリーン(ドルフィン)」
☆「ニトリ ヤフー店」
*価格・取り扱いは現時点のもの。詳しくは公式サイトの仕様・情報を参照ください。