つい先日5インチのSIMフリー格安スマホ「ZenFone2 Laser」を発売したASUSですが、2015年8月末にはAndroidタブレット機種もリリースします。しかも3台も。

SIMフリータブレットとしては珍しく、au回線でも使えそうなモデルもあるため、ドコモやソフトバンクあるいは海外のSIMとau回線を普段使いしている方には便利な一台になるかもしれません。

ラインナップは8インチ・8インチ・10インチ

性能の異なる3種類の「ZenPad」がすべて8月下旬に発売予定となっています。細かい説明は後述しますが、大雑把に説明すると、、、

・ZenPad 8.0 Z380KL: 8インチのSIMタブレット 32,184円
・ZenPad S 8.0 Z580CA: 7.9インチのWi-Fi専用高性能タブレット 42,984円
・ZenPad 10 Z300CL: 10.1インチのSIMフリータブレット 36,504円

SIMフリーなのはZ380とZ300ですね。セルラー版ではないZ580CAが一番高いのですが、その理由は性能を見れば明らかです。Androidタブレットの中でも性能がかなり高いですね。タブレット版「Zenfone2」ってところです。

スペック比較

3機種の比較をしてみましょう。3~4万円台というリーズナブルといえばリーズナブルな価格帯のZenPadシリーズですが、SIMフリーモデルは若干性能が抑えてあります。ハイエンドとは言いがたいレベルのモデルなので、価格と見合っているのかを確認していきましょう(表では「約」という表記を省略してます)。

機種 8.0 Z380KL S8.0 Z580CA 10 Z300CL
価格 32,184円 42,984円 36,504円
ディスプレイ 8インチ 7.9インチ 10.1インチ
OS Android 5.0.2 Android 5.0 Android 5.0.1
解像度 1,280×800  2,048×1,536  1,280×800
重さ 350g  298g  510g
 バッテリー  4000mAh  4000mAh  4890mAh
Wi-Fi駆動 10.5時間 8時間 9時間
 CPU スナドラ410
1.2GHz 4コア
 Atom Z3580
2.33GHz 4コア
 Atom Z3560
1.83GHz 4コア
 RAM/ROM  2GB/16GB 4GB/ 32GB  2GB/16GB
 SIM ×
カメラ 5M/2M 8M/5M 5M/2M
209mm 203.2mm 251.6mm
123mm 134.5mm 172mm
厚み 8.5mm 6.6mm 7.9-8.9mm

何故かすべてOSのバージョンが違います^^; サイズも何故か有効数字が違います。ASUSウェブサイトの担当者は文系と見た(笑)

CPUが見事にZenfone2各モデル版と同じです。左のZ380KLに搭載されたCPUはZenfone2 Laser(ZE500KL)と同じ、右のZ300CLはZenfone2 ZE551MLの低価格(2GB)モデルと同じ、中央のZ580CAはZenfone2のハイエンドモデルと同じチップです。すべて「ZenPad」と名が付いていますが、これはモデルによってかなり動作が異なりそうですね。

ZenPadシリーズはスピーカーにも力を入れており、「DTS HD Premium Sound(Sonic Master)」を採用しており、良い音がするらしいですよ。音はスペック表からだけではわからないので、実機が出てから確認が必要ですね。

また、Z580CAは筆圧検知機能がついており、ペンタブとしても活用できそうです。そしてZenfFone2をモンスターと呼ばしめた、RAM 4GB。

10インチのZ300CLは安いだけあって、性能面がかなり抑え気味。いまどき10インチで510グラムは重いですねぇ。バッテリーも小さめです。でも安い。auとドコモの両方のSIMを入れて使える機種としては珍しいので、安くて大きな画面のタブレットが欲しい人には良いかもしれません。

対応LTEバンド

SIMフリーのセルラーモデルとなるZ380とZ300は、国内のLTEバンドに対応しています。LTE以外はW-CDMA(HSPA+)/GSM/EDGEなので、auでは3G接続は出来ないようです。

LTE:2,100(1), 1,800(3), 900(8), 1,700(9), 800(18), 800(19), 850(26), 2,600(41) MHz ※6
W-CDMA(HSPA+):2,100(1), 800(6), 900(8), 1,700(9) MHz ※6
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz

日本の主要キャリアLTEバンドの対応は、以下のようになっているはずです。

Band1:  au,SB, docomo 、Band3: docomo
Band8: SB 、Band18: au
Band 19: docomo、 Band26: au
Band41: SB(AXGP), WiMAX

Band41の取扱が良く管理人は判っていないのですが、とりあえず3キャリアすべてで使えそうですね。Band28に対応していないのは少し惜しい。

ASUSが国内で販売しているWindowsタブレットのTransbook T100TALもauのLTEに対応していました。海外で発売されるSIMフリー機種はほとんどがauではBand1しか使えず、接続が不安定になりやすいのですが、auの主要エリアをカバーするBand18・26が入っているのでmineoやUQ mobileの格安SIMとの相性も良さそうです。

ASUSの新SIMフリータブレット ZenPad8.0(Z380KL)はau回線でも使えそう!

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2 thoughts on “ASUSの新SIMフリータブレット ZenPad8.0(Z380KL)はau回線でも使えそう!

  • 2015年11月1日 at 7:56 PM
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    はじめまして。
    au系MVNOのSIMでは使用は技適問題からZenPad8.0では現段階では使ってはいけないことになっています。使えるかも・・・という表現はちょっと危険なのでは?国内で使えばそのまま法律違反になりますので。

    • 2015年11月1日 at 9:05 PM
      Permalink

      そうなのですか!8月の時点では動作確認機種には確かに入っていませんでしたので、国内では使わないほうが安全ですね~.ZenPadは評判がいいらしいので、ぜひau系でも使えるようになってくれると嬉しいのですが、難しいものですね。

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