新しいスマホを購入したらとりあえずベンチマークテストをやらないと気がすまない派なので、お馴染みのAntutu Bench markを測定してみました。
Antutuアプリは12月12日時点の最新バージョン(v6.2.6)です。トータルスコアは1回目81,628点・2回目81,156点でした。ZenFone3 UltraにはSnpadragon 652 オクタコアCPUが搭載されているため、まずまずの高スコアです。
スコアだけでの比較であれば2016年夏・冬モデルのハイエンドモデル(Snapdragon 820/821)の 6割程度、2015年夏モデルのハイエンドモデル(Snapdragon 810)と同等かやや上くらいでしょうか。
*ベンチマークのスコアが高い・低いからと言ってスマホやタブレットの実際の動作が快適であるかどうかは別問題です。通常はおよその処理能力に対する目安にはなりますが、スコアの割にスムーズに使えない機種・過熱時に処理能力が落ちるモデルもあります。以下のスコアはあくまで参考用としてご利用ください。
ベンチスコア詳細
Ver6.2.6 | Zen3Ultra | Nexus6 |
honor6+ | |
トータルスコア | 81156 | 75212 | 54380 | |
3D | トータル | 19712 | 26146 | 10119 |
3D Garden | 8065 | 9429 | 4630 | |
3D Marooned | 11647 | 16717 | 5489 | |
UX | トータル | 28752 | 20759 | 18864 |
Data Secure | 5053 | 4881 | 4760 | |
Process | 4258 | 2109 | 2464 | |
Strategy Games | 7585 | 4348 | 4015 | |
Image Process | 8517 | 6818 | 4378 | |
I/O Performance | 3339 | 2603 | 3247 | |
CPU | トータル | 25647 | 20349 | 20778 |
Mathematics | 7251 | 7068 | 4558 | |
Common Use | 6443 | 6151 | 6270 | |
Multi-Core | 11953 | 7130 | 9950 | |
RAM | 7045 | 7958 | 4619 |
せっかくなので画面の大きなスマホ Nexus6(5.97インチ)・honor 6 Plus (5.5インチ)も測定してみました。
ZenFone3 UltraはRAMに4GBを積んでいるはずなのですが、システムでは3.5GBと表示されます。Antutuのアプリ上でも3617MBと表示されており、あまりスコアも良くないですね・・・。
ZenFone3 Ultraのメモリ容量(RAM)は平均して2.0~2.2GBほどを仕様しており、空き容量は1.4GBほどと表示されています。実際のマルチタスク動作に遅延を感じることはないのですが、システムが占めるメモリーがやや大きいのでしょうか。メモリの空き容量は3GBモデルであるNexus6やhonor6 Plusと変わりません。
Antutuアプリのベンチテスト中に表示される3Dアニメーションの様子では、スコア相応にかなりスムーズに表示されます。目立つようなカクつきはありませんが、Snapdragon 820/821や A10チップ搭載のiPhone7/7 Plusのほうが滑らかに感じました(スコアとしても断然iPhone7のほうが上)。Snpadragon 805を搭載したNexus6とは同等、Kirin 925搭載のhonor6 Plusは一昔前のモデルであるためさすがに高性能機種と比べるとカクツキが目立ちました。
ZenFone3 UltraにはNeed for Speedというカーレースゲームがプリインストールされており、試しにプレイしてみたところではかなりキレイに動作しました。3Dレースゲームは高い処理能力を必要とするアプリなので、これがスムーズに動くことからほとんどのゲームは問題なくプレイ出来るレベルの処理能力を持っていると言って良いでしょう。