Xiaomiの2024年モデルカメラスマホ最高峰「Xiaomi 14 Ultra」を”LEICAのコンパクトカメラ”化させることが出来る純正オプション品「Photography Kit」(フォトグラフィーキット 型番2402CPS69G/香港版同梱品)の実機購入レビューです。
Xiaomi 14 Ultra Photography Kitは、本機専用にデザインされたスマホケースとシャッターボタン/ズーム/明るさ調整(機能はカスタマイズ可能)が出来る物理ボタンを増やすことが出来るアイテムです。
フォトグラフィーキットの中身は、
・取扱説明書(日本語無し)
・ストラップ
・スマホケース+カメラグリップ
・カメラリング(オレンジ/シルバー)
・67mmフィルターアダプター
以上がセットになっています。
Xiaomi 14 Ultraのフォトグラフィーキットの装着は非常に簡単です。
スマホ本体全体を覆うケースを取り付け、カメラグリップ部分のパーツをUSB-C端子がある位置に、横からスライドさせて差し込むだけ(スイッチによるロック機能あり)。
本体とフォトグラフィーキットが接続されると自動で認識され、カメラを立ち上げると動画録画・ズーム・明るさ調整などをコンパクトデジタルカメラのようなボタン操作でスムーズに行うことが出来るようになります。
カメラレンズを保護するリングはオレンジとシルバーの2色が用意されています。リングにある◯印の位置を合わせて、ねじ込んで固定します(外すときは隣りにあるロックボタンを押してから反時計回りに回転)。
「Φ67mm FILTER ADAPTER」は直径67mmのレンズフィルターを装着するためのアダプターです。
レンズ交換式のデジタルカメラの利用経験がある人なら常識だと思いますが、カメラレンズを保護したり(プロテクター)特殊な効果(PLフィルターやNDフィルターなど)を追加することが可能です。フィルターは別売りとなっており、利用する場合は別途購入が必要です。
Xiaomi 14 Ultraの場合はスマホのアプリ側でさまざまなカラー効果のフィルターを適用することも可能です。しかし、通常のシャッター時間では明るすぎる被写体を撮影する/偏光レンズを使って反射を除去するなどの物理的なフィルターでなければ出来ない効果を追加したいというカメラマニア向け機能です(今の時代はAIの画像処理で出来ちゃうかもですが)。
フィルターは一般的にメーカーによらずサイズ(経)だけで装着の可否が決まりますので、「67mm」とされるサイズのフィルター・プロテクター・レンズキャップなどを購入すればXiaomi 14 Ultraフォトグラフィーキットにも使えるはずです。
☆「amazon.co.jp 67mmフィルター製品をみる」
デジタルカメラ用のレンズフィルターの品質・価格はピンキリです。保護用のプロテクターで1万円以上の製品も当たり前のようにあります。安物で品質の低いものを使ってしまうと折角の写真が歪む・色収差が目立つ・解像度が落ちるなどの写真品質を落とす可能性があります。せっかくのLEICAカメラを活かすのなら、それなりのクオリティのフィルター・プロテクターの利用をオススメします。
Xiaomi 14 Utlraの保護フィルターを選ぶ場合は、
・レンズ-フィルター経が一致していること(絶対条件)
・透過率が高いもの
・撥水/防汚コーティングが優れているもの
・フィルター厚みが薄いこと(超薄型は高価製品が多い)
などに注目して探すのが良いでしょう。あとは予算次第です。
持ち運び時にカメラレンズを保護したいという目的なら、レンズキャップを装着するのもよいでしょう(フィルターの上からキャップをつけることも可能)。
カメラのレンズ用キャップも、レンズ経が合っていれば基本的には装着できるはずです(特殊なレンズ用を除く)。
あるいは、レンズキャップ・フィルターではなく保護フィルムを貼ってしまうという手もあります。
2024年3月23日時点で複数のスマホアクセサリーメーカーがXiaomi 14 Ultraのカメラレンズ保護フィルムを出しています。
☆「amazon.co.jp Xiaomi 14 Ultraカメラフィルム」
フィルムによる保護は簡単ですが、保護フィルムを上から貼ってしまうと写真の画質に多少の影響が生じる可能性はあります。画質優先ならレンズキャップを使って撮影時は取り外すという運用が良いでしょう。
Xiaomi 14 Ultraのフォトグラフィーキットにはストラップが同梱されています。
グリップ部分下にストラップホールがあり、そこに紐を通して使用することが出来ます。
デジタルカメラのように首からカメラをぶら下げて使いたい場合は、ストラップホールに通るタイプなら他社製品を使うことも可能です。
上記はラスタバナナが販売しているスマホ用のネックストラップです。安価なスマートフォン用製品ですのであまり頑丈な作りには見えませんが、Xiaomi 14 Ultra+フォトグラフィーキットくらいの重さなら問題なく使えます。
最長時50センチほどあり、首から下げると腰のあたりでカメラを持ち歩けます(長さ調整可能)。
長さ調整パーツを短い位置で固定すれば、上記のようにハンドストラップとして使うことも出来なくはありません。状況によって使い分けるのが良いでしょう。
☆「amazon.co.jp [ラスタバナナ] スマホ ガラケー対応 ネックストラップ 金属不使用 長さ調節パーツ付き 丸ひもタイプ 」
ほかにXiaomi 14 Ultra+フォトグラフィーキットを運用する上で準備しておきたいのは、持ち運び用のケースです。
フォトグラフィーキットを装着した状態だとXiaomi 14 Ultraの総重量は軽く300グラムを超えます。
この状態で常時使用するのは厳しいため、フォトグラフィーキットはガッツリと撮影を楽しみたいとき以外は、ケースに入れて別途持ち歩くのが良さそうです。
フィルターアダプター装着の厚みは上記のように、グリップ部分よりは低い状態です。フィルター・プロテクター・レンズキャップを使う場合はもう少し厚みが増えるでしょう。カメラグリップ部分の厚みは約2.5センチです。ケース装着時の縦横は約17センチ×8センチほどです。レンズ・スマホディスプレイが傷つかないようなソフトな素材が使われた袋・ケースがあると良さそうです。Xiaomi 14 Ultraはコンデジに比べて長い(17センチ~)ため、一般的なコンデジ用カメラケースだと合わない(小さい)製品が多そうです。キャリングケースを買う場合はサイズをよく確認して探しましょう。
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