楽天モバイルの専用スマートフォンとして人気沸騰中・売り切れ続出で納期遅延発生となっている小型スマートフォン Rakuten Handおよび、値下げによってお得感が増してきたRakuten BIGのどちらを買うべきか迷っている人向けに、ハンドとビッグのお得さの違い・機能の違いを詳細解説します。
楽天ハンドと楽天ビッグは、それぞれ楽天モバイルの回線契約(Rakuten UN-LIMITシリーズ)を同時に行うと高ポイント還元が貰えるキャンペーン対象になっています。
楽天ではHand/BIG以外の機種でもキャンペーン特典が貰えるスマホはあるものの、2021年時点でサービス名を冠するRakuten HandとRakuten BIGには特にお得なキャンペーン特典が設定されており、他のスマホを買うよりもお得感が高く、狙い目です。
しかし、楽天モバイルの回線セット契約時にしか特典は貰えません。したがって、楽天モバイルの携帯番号を複数持つような場合を除くと、お得に買えるのはどちらか一方です。
Rakuten HandとRakuten BIGでは、その特徴がかなり異なるため、事前にしっかりと違いを理解した上で注文してください。
Rakuten HandとRakuten BIG サービスとスペック比較
仕様・スペック | Rakuten Hand | Rakuten BIG |
ディスプレイ | 5.1インチ有機EL | 6.9インチ有機EL |
解像度 | HD+ (1520×720) |
フルHD+ (2460×1080) |
電池容量 | 2750mAh | 4000mAh |
待受可能時間 | 最大420時間 | 最大530時間 |
CPU | SDM720G | SDM765G |
RAM | 4GB | 6GB |
ROM | 64GB | 128GB |
大きさ | 138×63 ×9.5 mm |
174×80 ×9 mm |
重さ | 129グラム | 227グラム |
防水・防塵 | 対応 (IPX2 / IP5X) | 対応 (IPX8 / IP6X) |
生体認証 | 指紋・顔認証対応 | 指紋認証対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
カメラ | 48メガ+2メガ | 8メガ+64メガ+2メガ+2メガ |
対応ネットワーク | 4G通信 | 4G/5G通信 |
SIMスロット | eSIMのみ | eSIMのみ |
VoLTE対応 | 楽天のみ (docomo/SB/au利用不可) |
楽天のみ (docomo/SB/au利用不可) |
このように、Rakuten HandとRakuten BIGは、ほとんどの機能・性能について差があります。
まずRakuten HandはiPhoneでいうと4.7インチサイズのiPhone 6s/7/8/SE(第二世代)などよりもさらに小さく軽い、小型スマホです。
逆に、Rakuten BIGはその名の通り大型のスマホで、iPhoneのPro Maxシリーズより巨大です(iPhone 12 Pro Maxより1グラム重い)。
大小が極端な2モデルですので「大きいほうが好き/小さいほうが好き」という特徴を最優先で選んでも良いかもしれません。大きいスマホ・重いスマホが苦手な人には、はっきり言ってRakuten BIGはオススメ出来ません。
一方で、ゲームを楽しみたい・動画を迫力ある画面でみたいという願望が強いならRakuten BIGのほうが快適です。
Rakuten Handに搭載されているSnapdragon 720Gは、格安スマホとしては十分に高性能なチップながら、Rakuten BIGのSnapdragon 765G・RAM容量が大きい・電池が大きいことから、ゲーム向きです。
Antutuベンチマークのスコア(ver8系統)で比較すると、Rakuten HandのAntutuスコアは27万点前後、Rakuten BIGのAntutuスコアは32万点前後です。
いずれの端末でもある程度のゲームは快適に遊べる水準と言えます。Rakuten BIGなら3~4年くらい前のハイエンドモデル並の性能がありますので、「格安スマホだから性能が低い/ゲームが出来ない」ということはありません。
また、もう一点大きな違いとして、Rakuten Handは「防滴仕様」、Rakuten BIGは「防水仕様」です。
軽く雨や汗が掛かる程度(水滴が付く程度)であれば、Rakuten Handでも大丈夫です。しかし、より強い水流に対する耐性があるのはRakuten BIGのみとなります。水回りでスマホを使うことが多い場合には、Rakuten BIGを選んだほうが安心と言えます。
通信に関しては、Rakuten BIGは5Gに対応しますが、楽天モバイルの5Gエリアは2021年時点ではまだまだ限定的です。5Gに繋がらないと困るというようなことは全く無いでしょうから、特に考慮する必要はないでしょう。
Rakuten HandとRakuten BIGの4G対応バンドは以下の通りです。
機種名 | 4G対応周波数(バンド) |
Rakuten Hand | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B18/B19/B26/B28 B38/B41/B42 |
Rakuten BIG | B1/B3/B4/B5/B7/B12/B17/B18/B19/B26/B28 B38/B41/B42 |
Rakuten BIGの5G対応周波数はBand n77/n257です。
Rakuten BIG/Handのキャンペーン・値段の違い
これも大きな違いがあります。
5GスマートフォンであるRakuten BIGはもともと7万円ほどの価格で発売されましたが、2021年3月時点で大幅値下げが進みました。
そして、楽天ハンドと楽天ビッグの購入時には、それぞれ2種類のキャンペーンによるポイント特典があります。
Rakuten Hand | Rakuten BIG |
本体価格20,000円 | 本体価格 69,980円 →64,980円 →49,800円へ値下げ |
Rakuten UN-LIMIT契約 だれでも5,000ポイントプレゼント (1人1回限り) |
Rakuten UN-LIMIT契約 だれでも5,000ポイントプレゼント (1人1回限り) |
Rakuten Hand19,999ポイント プレゼントキャンペーン |
Rakuten UN-LIMIT +製品購入で 20,000ポイント還元 |
実質マイナス4,999円相当 | 実質24,800円 |
(1ポイント=1円相当。2021年3月16日時点)
もともとの定価差は5万円ほどあった2台ですが、現在は価格差3万円ほどにまで縮まりました。しかし、まだRakuten Handのほうが格段に安くお買い得です。
それゆえ、Rakuten Handは2021年時点で売れまくっており、1ヶ月程度の予約待ちも当たり前です。予約待ちが多くなると予約注文すら打ち切られることがあるため、欲しい方は早めの注文をオススメします。
楽天モバイルは2021年3月に申込数300万回線を突破したことを受け、1年間基本料金が無料で使えるキャンペーンを2021年4月7日までの申し込みで打ち切ることを告知しました。楽天モバイルをお得に契約できる最後のチャンスとなりますので、まだ契約していない人はすぐに申し込みを行ってください(楽天モバイルの契約には最低利用期間・違約金なども一切ありません。契約時の手数料も無料です)。
*キャンペーンの適用にはRakuten Linkアプリ利用・規定条件をクリアする必要があります。詳しくは公式サイトの条件を参照ください。Rakuten HandのキャンペーンとRakuten BIGのキャンペーンは適用条件が一部異なります。