2020年4月の正式サービス開始から大盤振る舞いの「ネット使い放題+通話かけ放題の1年間スマホ基本料金無料」を続けてきた楽天モバイルプランの大型キャンペーン申し込み受付がついに終わりました。
楽天モバイルのMNO(自社回線)サービスプラン通常月額料金3,278円にてインターネット使い放題(自社回線エリア内)・専用アプリ「Rakuten Link」を使うことで他社回線などにも電話をかけ放題のワンプランで提供してきました。
楽天モバイルの自社回線サービスを認知してもらうため、楽天モバイルが打ち出したスタートアップキャンペーンは「先着300万名まで1年間基本料金を無料にする」という、かつて無いほどお得なキャンペーンでした。
本来なら月額3,278円×3,000,000回線×12ヶ月分=118,008,000,000円、つまり1180億円分以上の使用料金をタダで提供したことになり(実際には300万を遥かに超える対象者がいるはず)、楽天モバイルが”第4の携帯キャリア”として世間に認められるためにコストを支払ったわけですが・・・
果たしてこれほどまでにお得なキャンペーンが終わってしまった2021年4月8日以降、いまさら楽天モバイルを契約する価値があるのかどうか、すでに1年無料キャンペーンを適用した上でさらに2回線目を追加で契約したくなるほどお得なチャンス・メリットがあるのかどうか、解説します。
1年無料後(CP適用無し)の料金
楽天モバイルの1年基本料金無料キャンペーンを適用しなかった人、そして1年無料適用が終わったあとには、当然ながら楽天モバイルの通常料金プランが適用されます。
*楽天の料金プランは変更されました。
ライトユーザーには中途半端な料金に
楽天モバイルは大容量で使いたい人に向いています。小容量で使いたい人は、もっと安いプランも他社にあります。
例えば、2021年4月時点の格安SIM勢の新料金プランでは、かけ放題は含まないものの音声通話も可能なプランで月額1,000円以下のサービスがいくつも誕生しました。
例えば、ソニー系列のnuroモバイルなら、音声SIM3GBプランは月額792円に値下げされています。
関連記事:”データ3GB900円”時代は終わった!nuro mobile新料金プランは音声SIM3GB792円に
楽天モバイルとnuroモバイルではアプリの通話かけ放題・通信回線品質やサービスなどなど、いろんな違いがありますが「とにかくスマホ代を安くしたい」という場合・楽天モバイルで1GB以上を使って料金が高くなることがイヤだというのならnuroモバイルのほうが維持費を安く済ませることが出来る可能性もあります。
ただ、スマホの上級者であっても今の時代にネット通信量を1GB以下に抑えるのは難しいため、「20GBを超えてガンガン使う人」あるいは「データ通信をほとんどさせない専用通話回線」(あるいは予備回線)として、想定される利用方法は二分されそうです。