2023年4月14日より楽天のちいさなスマホ「Rakuten Hand 5G」と一緒に値下げされ、iPhoneやiPad, パソコンなどたくさんの機器をインターネットに繋げる仲介をする持ち運び可能な装置「Wi-Fiルーター」が、楽天モバイルで一括1円で入手出来るようになりました。
この「Rakuten WiFi Pocket 2C」のキャンペーンがおトクなのかどうか、購入するメリットがあるかどうか、値引の適用条件と維持費について解説・分析して、買う価値があるかどうか判断しましょう。
同じタイミングで定価39,800円→新規一括1円で買えるようになったことで話題の「Rakuten Hand 5G 一括1円キャンペーンについてはこちら」
Rakuten WiFi Pocket 2Cで出来ること
まずは「WiFi Pocket 2C」を購入すると出来るようになることを確認しましょう。
楽天モバイルが販売する「WiFi Pocket 2C」は2022年2月に発売された”モバイルルーター”と呼ばれる機器です。スマートフォン本体のように電話やアプリを使うためのものではなく、他のiPad・パソコンなどの製品をインターネットに繋げる仲介をするデバイスです。
WiFi Pocket 2Cはシャツやパンツのポケットに入れられるくらいのサイズ感で、最大連続10時間くらいインターネットに繋げられます。旅行・出張・テレワークなど、主に屋外でインターネット通信をたくさん使いたい人のための装置です。
小型でどこにでも持ち運べる
光回線のインターネットとは違い、即使える
最大16台まで同時接続できる
普通に携帯会社で契約した通信可能なスマートフォンだけを使っているような場合にはモバイルルーターの使い道はあまりありませんが、通信プランが入っていない古いiPhoneやスマホをゲーム用として使ったり、モバイル通信機能がないタイプのパソコンやiPadなどを持っている人は、モバイルルーターが1台あるといざという時に外出先でネットが使えて便利でしょう。
Rakuten WiFi Pocket 2Cのスペック・仕様は以下のとおりです。
| Rakuten WiFi Pocket 2C 発売日 | 2022年2月 |
| 大きさ | 縦：約6.48センチ 横：約10.73センチ 厚さ：約1.5センチ |
| 連続通信可能時間 | 約10時間 |
| 連続待ち受け時間 | 約300時間 |
| 同時接続台数 | 最大16台 |
| 本体重さ | 107グラム |
| 充電 | Type-C USB |
| 通信方式 | 4G |
| SIMタイプ | micro SIM |
| 本体価格 | 定価7,980円 |
WiFi Pocket 2Cは5G通信に対応しないため、5Gが利用できるプランを契約しても超高速通信は出来ません。
その他にも際立った特徴はなく、モバイルルーターの中でも比較的安い製品です。性能の高さ・通信の速さを求める人には向きません。
しかし、新規契約で一括1円で、誰でも手軽に買えるという強みがあります。
☆「楽天モバイル公式サイト：Rakuten Hand 5G／Rakuten WiFi Pocket 1円キャンペーン」
使い放題＆最低利用期間のない楽天プランと相性が良い
Rakuten WiFi Pocket 2C を1円で買うには、注文時に楽天モバイルの通信プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」へ新規加入が必須です。すでに楽天モバイルのiPhoneやスマホを契約中のユーザーも、新たにプランを追加することで割引が適用出来ます。
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VII」の一つのみで、Rakuten WiFi Pocket 2C もスマホを利用する場合と条件・維持費は同じです。
楽天モバイルの料金は利用するデータ通信量（いわゆる”ギガ”の使用量）によって、月額1078円～3,278円まで変動します。楽天自社回線エリア内であれば3,278円で無制限になるため、動画やゲームをたくさん利用する場合は、比較的安い料金で維持出来ると言えます。
そして、このプランには契約手数料なし+最低利用期間・2年縛りなどの違約金もないため、回線が不要になったタイミングでいつでも解除出来ます。料金プランを解約しても、WiFi Pocket 2Cの値引分を返金しなくてはならないようなトラップはありません。
本体代金も維持費も高くはないため、「とりあえずどんなものか試してみたい」という人は自分で買って使ってみればOKです。短期間のレンタルサービスでも大容量プランだと1ヶ月4000～5000円くらいはしますから、こんなにローコストで試せる期間は滅多にありません。
Rakuten Hand 5G/Wi-Fiルーター1円キャンペーンは1回線契約につき1台ずつ買えます（最大1人で10回線まで申込可能）。スマホとルーターを両方1円で買いたい人は、2回契約手続き（2回線の申込み）でそれぞれセット購入することも可能です。
楽天のオンラインサイトで簡単に注文・契約できるため、欲しい方は在庫がなくなる前にゲットしておきましょう。
キャンペーンの適用条件・在庫状況は公式HPを参照ください。
楽天モバイルを解約したあとのWi-Fi Pocket 2Cの価値・利用
本キャンペーンを利用してモバイルルーター「WiFi Pocket 2C」を手に入れた場合”一括購入”ですから残債はありません。レンタルではありませんので将来的に回線を解約したあともそのまま手元に置いておくことが可能です。
このWiFi Pocket 2CはSIMフリーのモバイルルーターです。楽天モバイルで販売されているiPhone・スマートフォン、そしてルーター機種も、将来他社の通信回線に乗り換えた場合でも、対応周波数・SIMカードの規格があっていれば利用可能です。
WiFi Pocket 2Cは、以下の周波数帯（バンド）に対応しています。
LTE:Band 1 / Band 3 / Band 7 / Band 18 / Band 19 / Band 26
TD-LTE:Band 38 / Band 41
WCDMA:Band I / Band II / Band X IX
一部ですが、ドコモ・au・ソフトバンク各社の通信網が利用しているバンドに対応しています。特に楽天モバイルはauのネットワークをローミングで利用していることもあり、au・UQモバイルおよびau系MVNOプラン（4G通信）で利用するなら問題なく使えることが期待出来ます（ただし他社回線での利用を保証するものではありません）。
楽天モバイル以外のスマホプラン・格安SIMサービスなどでデータ通信を契約しているのであれば、WiFi Pocket 2Cを引き続きモバイル通信ルーターとして活用することが出来るはずです。なにせ本体1円ですから、予備として買っておいて損はないでしょう。
契約したSIMカード・プランの使い道
Rakuten WiFi Pocket 2Cの契約時に付いてくるSIMカード/プランの使い道も、自由自在です。
1円でモバイルルーターを買ってみたけれどもっと高性能な機種で使いたい・将来iPhoneやスマホなどで使いたい場合にも、引き続きそのまま利用が可能です。
Rakuten WiFi Pocket 2Cに利用するSIMカードは、「マルチSIM」と呼ばれる標準SIM/micro SIM/nano SIMのサイズに切り取って使えるカードを利用しています。このカードはWiFi Pocket 2C専用ではなく、nano SIMサイズに切り離せば他のルーター機種やiPhoneなどに入れて利用することが出来ます。
前述の通り、WiFi Pocket 2Cで利用するプランはスマートフォン用のものと全く同じであり、料金プランサービスには通話機能も含まれています（料金詳細はRakuten UN-LIMIT VIIを参照）。過去ドコモにあった「指定外デバイス料金」のような追加料金請求は発生しませんので、安心して入れ替える事ができます。
