2017年11月3日より発売開始となった新型iPhone Xを超格安運用したい人向けの、格安SIMサービス(MVNO)回線のiPhone X対応状況と最新キャンペーン情報です。

iPhone Xはドコモ・au・ソフトバンク各社から販売されていますが、iPhone Xの本体代金は13万円~15万円と超高額なスマホ機種になりました。各社では将来の買い換えを前提として本体代金の半額相当を負担するキャンペーン(半額サポート・アップグレードプログラム・機種変更応援プログラムプラスなど。詳しくは「3キャリアのiPhone半額サポートは本当に得か?過去の1年・2年後のiPhone価格相場を比較」を参照)により、実質的な「見た目の負担額」を安くする契約方法を提案していますが、それでも毎月の支払額は月額6000円、7000円という比較的お高い料金になっています。

家族で2台・3台と買う場合にはその負担も重くなってきますが、携帯キャリアの回線を利用した格安スマホサービスを利用すれば、回線代金を毎月1000円以下、キャンペーンを駆使すれば月額500円以下にすることも不可能ではありません

各MVNOのiPhone X利用可否状況

格安SIMサービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)各社では、さっそくiPhone Xの動作確認を実施しており、格安SIMでも通常通り通信や通話機能が使えることが確認されています。

2017年11月3日時点で動作が確認されている/未確認のサービスは以下のようなものがあります。

ショップ名取り扱いサービスiPhone X動作確認
LINEモバイルdocomo系11.03 確認済み
DMM mobile
docomo系未確認
楽天モバイルdocomo系未確認
OCN モバイル ONEdocomo系11.03 確認済み
Uモバイルdocomo系未確認
BIGLOBE Mobiledocomo,au系11.03 確認済み
IIJmiodocomo,au系11.03 確認済み
mineodocomo,au系11.03 確認済み
UQ mobileau系未確認
NifModocomo系未確認
nuro mobiledocomo系未確認
イオンモバイルdocomo系11.03 確認済み
DTI SIMdocomo系未確認
LinksMatedocomo系11.03 確認済み
b-mobile S 電話SIMSoftbank系11.03 確認済み

動作確認を行っていないMVNOでも、事実上iPhone 8以前のモデルで動作すればiPhone Xでも利用が可能です。ですが、サポート体制がしっかりしているサービスはすぐに公式で動作確認を行う傾向があります。

音声プラン付きで最安運用ならmineoがオススメ

上記の通りiPhone Xの動作確認がすでに行われているMVNOの中で、最も安く音声つきプランの回線が利用できるのは、期間限定で超大幅値引きを行っている「mineo」があります。

mineoでauのネットワークを使った「aプラン/デュアルタイプ(音声)」を新規/MNPで契約すると、1年間通常料金から毎月900円値引きが適用され、最安値の1ヶ月500MBプランなら月額410円で利用が可能です(ドコモ回線を使ったdプランでも12ヶ月値引きになりますが、少し基本料金が高くなり月額500円~となります)。

auで5GB以上を利用(ピタットプラン)・契約すれば、基本料金だけで5,480円(2年目から6,480円)~掛かりますので、auのおよそ4分の1の価格でiPhone Xを運用出来ます。

mineoで利用できるiPhone Xは、SIMフリーモデルの場合aプラン(auネットワーク)/dプラン(ドコモネットワーク)のどちらでも可能、また、動作確認は行われていませんがauが発売するモデルとドコモが発売するモデルでも動作するはずです。

なお、mineoのaプランではiPhoneのテザリング機能(スマホ回線を介して他のPCやタブレット端末などのネットに繋げる機能)は使えませんので、テザリングがしたい場合はDプラン(ドコモ回線)のSIMを選んで下さい。

mineoの音声SIM回線には最低利用期間はなく、いつでも解約が可能です(ただし契約後12ヶ月以内にMNP転出すると、通常2,160円→12,420円の割増手数料が発生)。1年経てばMNP転出も通常料金で出来るようになりますので、月額900円の割引が終了する頃にまた他社へ転出すれば、各社の値引きキャンペーンを活用することで節約が可能になるはずです。

mineo auプラン vs. au本家契約料金比較

ここでiPhone X(SIMフリーモデル)をmineoのauプランで契約した場合と、auで通常購入・契約した場合の料金シミュレーション比較をしてみましょう。

まず、auのサイトでは以下のような料金シミュレーションを例として掲載しています。

ここでmineoの場合に1GBプラン+10分間のかけ放題オプションに加入した場合であれば、以下のような料金負担になります。

内訳 64GB 256GB
機種代金(SIMフリー,
2年間の平均負担)
121,824円
(平均5,076円)
140,184円
(平均5,841円)
通信料金
(1GBデュアル+
10分かけ放題)
1年目:1,468円/月
2年目以降:2,440円/月
2年間合計 168,720円 187,080円

*ユニバーサル料金別途、無料通話時間を超えて通話利用をした場合は追加料金が掛かります。

ここで、auのスーパーカケホは1回5分以内の通話無料サービスであるのに対し、mineoのシミュレーションでは2倍の10分かけ放題プランになっている点・2年間の契約期間後にauではiPhone Xを返却しなければならないのに対し、SIMフリー機種のiPhone Xが手元に残るという違いを見落とさないでください。

料金をもっと安くしたいのなら10分のかけ放題オプションに入らず、1ヶ月500MBまでのプランに加入すればもっと安くなります。

内訳 64GB 256GB
機種代金(SIMフリー,
2年間の平均負担)
121,824円
(平均5,076円)
140,184円
(平均5,841円)
通信料金
(Aプラン
500MBデュアル
)
1年目:442円/月
2年目以降:1,414円/月
2年間合計 144,096円 162,456円

auの場合はスマートバリュー(固定回線インターネットとのセット割引。詳しくは「auスマートバリューに使えるネット回線・必須契約サービスを調べる方法」を参照)を併用していることを前提としていますが、mineoではネット回線割引を使わなくても上記の料金となります。

また、複数回線のmineoサービスを契約すれば家族割・複数回線割でさらに月額50円値引きもあり、家族で使うと有利になるシステムもあります。

au本家サービスとmineoの回線の品質が同じだとは言えませんが(mineoの通信速度は、混雑時間帯では非常に遅くなります。また、2017年11月時点ではMVNOではApple Watch Series3のCellular接続用電話番号共有オプションがありません(関連記事:Apple Watch Series3セルラーモデルは格安SIMでは使えない iPhoneのSIMを入れ替えた場合の挙動))、お昼や夕方時間帯にスマホをあまり使わないのであれば、それほど違和感なくMVNOサービスを利用できる人もいるでしょう。

iPhoneのSIMフリーモデルの価値を考えると、大きな破損・傷が無いキレイな状態で使っていれば2年後でも5万~6万円くらいの価値(定価の半額)はあるでしょう。将来iPhoneを高く中古で売ることが出来れば、auで契約するよりもトータルで安く運用出来ることになるはずです。

mineoの申し込み手順・iPhone/スマホでの利用開始方法は以下のページで詳しく解説していますので申込時の参考にどうぞ。

☆「mineoの申込み手順、SIMが届くまでの日数、利用開始までの全方法解説

iPhone Xも月額410円(通話も可能)から運用出来る 脱キャリアの格安SIMサービス利用節約術

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