大手キャリアでは総務省による端末購入補助規制により不可能となった「最新iPhone実質0円」を格安スマホサービスのJ:COMモバイルが開始しました。

J:COM(ジェイコム)のサービスといえばケーブルテレビ・ケーブルインターネット回線のほうが有名だと思われますが、au回線を利用した格安SIM/MVNOサービスも提供しています。

そして、2020年4月に登場した最新のiPhone SE(第2世代)の取り扱いを2020年9月から開始しました。

SIMフリーのiPhoneを別途購入すればこれまでもJ:COMモバイルの回線で使うこと自体は出来ましたが、J:COMモバイルへの回線契約セットでiPhone SE2が実質0円負担になる割引 ”J:COM MOBILE 端末代割引”を使うことが出来ます。

この「J:COM MOBILE 端末代割引」は、かつての3大キャリアでいうところの「月々サポート/毎月割/月月割」のようなシステムであり、特定のプラン加入・長期の定期契約が条件になっています。

JCOMモバイルで確かに「iPhone SE2が実質0円」にはなるのですが、割引条件をクリアした上で本当にお得かどうか、月々の支払額・指定プランのサービス内容を比較検討して乗り換えてiPhone SE2を買うメリットがあるかどうか判断が必要です。

iPhone SE2が0円負担になる条件

 

2020年9月時点において、iPhone SE2に適用できる割引「J:COM MOBILE 端末代割引」は最大で50,400円の割引です。

J:COMモバイルではiPhone SE2の64GBモデル、128GB、256GBモデルの3種類すべてを取り扱っています。このうち、0円負担になるのは64GBモデルのみですが、128GB/256GBモデルでも割引は適用可能です。

J:COM MOBILE 端末代割引の適用条件は以下の通りです。

J:COM MOBILE Aプラン 長期タイプSと端末を新規でお申し込みいただき、端末を分割支払(48ヶ月)にてご購入

iPhone SE2の場合に割引条件を満たすと、毎月の支払額から48ヶ月値引きされ、64GBモデルの定価48分割と同額になり、端末購入負担額分が打ち消されるという仕組みです。

よって、全くお得ではないことが良くわかります。数字の見せかけに騙されないように気をつけましょう。

JCOMモバイルには月間1GBの小容量から契約できるプランもありますが、iPhone SE2の端末代割引を使う場合は指定プランがあります。

 

端末代割引で総額50,400円の値引きが使えるのは10GBプランまたは20GBプランとなり、それ以下の容量プランでは値引きはありません(2020年9月時点のiPhone SE用割引条件の場合)。

契約途中でプランを10GB未満に変更・解約すると割引が終了し、残債の支払いが発生しますので注意してください。

JCOMの10GBプラン(長期タイプS)では、

*詳細な料金プラン・最新の割引適用条件は公式HPを参照ください。

JCOMモバイルのiPhone SE2実質0円はお得か?プラン内容・維持費総額で比較