docomoは2016年6月1日より、「ずっとドコモ割」によって長期ユーザーの優遇を開始します。これにより、ドコモで4年以上(*プランに依存します)利用したユーザーの月額料金が値引きされ、今以上に安くスマートフォンを使えるようになります(2018年5月~、ずっとドコモ割・長期利用のステージ・特典の仕組みが一部変更されています。長期利用・たくさん利用しているユーザーほど、メリットが増えます)。

ずっと1これまでにも「ずっとドコモ割」自体はありましたが、割引額・適用期間の範囲が広くなり、より多くのユーザーが恩恵を受けられるようになりました。

月額料金の割引額も、最大で月2500円となり、通常料金の10%を超える値引き率です。

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使う容量が大きければ大きいほど、長く使えば使うほどお得になっていく長期ユーザーにメリットが大きなシステムとなります。対象となるプランは上記にあるような「かけホーダイ」+データパックプランのみとなり、旧Xiプランなどは対象外となります。

長期利用者の他社パケットパック料金比較

ずっとドコモ割が最大となる利用年数の場合で、他社のデータパック料金と比較してみましょう。

データ容量 ドコモ* au Softbank
30GB(シェア) 20,000円 なし 22,500円
20GB(シェア) 14,200円 なし 16,000円
15GB(シェア) 11,300円 なし 12,500円
10GB(シェア) 8,500円 なし なし
5GB(シェア) 5,700円 なし なし
13GB なし 9800円 なし
10GB なし 8,000円 8,000円**
8GB 5,900円 6,700円 6,700円
5GB 4,200円 5,000円 5,000円
3GB なし 4,200円 なし
2GB 2,900円 なし 3,500円
1GB なし 2,900円 2,900円

*各プランで最大のずっと割適用時の月額料金、**10GBがお得キャンペーン適用時。

ずっとドコモ割を最大限に適用すると、今まで横並びだったデータパック料金がすべてのプランでドコモが最安値になります。

ソフトバンクにも「長期継続ボーナス」と呼ばれる3年~10年、10年以上のユーザーでもらえるTポイントが増えるシステムはありますが、直接の料金値引 きはありません。auにもかつて「長期割引」のプランはありました(3Gスマホ時代)が、現在は受付終了となっています。

データパックMの場合、15年以上の利用を続けていれば月額5000円→4200円となり、割引率はなんと16%オフ。年間で9600円、2年間では19200円もの差が付きます。

もちろん他社でもさまざまな料金プランを値引きするためのキャンペーンはありますし、ドコモの割引も「ずっと割」だけではありません。複数のキャンペーンを併用すればまだまだ月額維持費は安くなり得ます。

さらに同6月より、2年契約の更新月には3000円分のdポイントがもらえるようになる「更新ありがとうポイント」の付与も始まり、ますますドコモでの長期利用者が有利になります。このポイントは機種購入代金に充てることができますので、2年ごとに月サポが切れたタイミングでスマホが買いやすくなりますね。

ドコモで機種変更に有利な機種も多数ありますので、ポイントを使って購入すればドコモで2年以上同じ機種を使い続けている人は買い替えも割安になります。

☆「ドコモの長期ユーザー 月サポが終わったら機種変すべき「実質0円以下」のスマホ

長期割引は2016年5月に更新月を迎えるユーザーから、6月以降に適用開始されますのでdカードを持っていない方は買い替え時に本体代金のポイントアップも期待できますので早めに作って節約に備えましょう(最短で1週間程度で作成できますが、申し込み・審査に時間が掛かることもあります)。

2018年5月~「ずっとドコモ割プラス」へ

ドコモは2018年5月より、ポイントサービスのリニューアルを実施しました。従来は利用してきた年数に応じて決まったステージの仕組みも変わり、dポイントの獲得数(過去6ヶ月の累計)でも割引額が有利になる上位ステージになることが出来るようになりました。

長く・たくさんドコモの使っているユーザーのスマホ料金値引きであったずっとドコモ割では、料金からの直接値引きの他にポイント還元を選ぶことも出来るようになります。ポイントでの付与を選択すると、最大1.2倍相当のdポイントが貰えるため上手く活用するとお得度がアップします。

ドコモは今後ポイントサービスに力を入れていく方針のようですので、dポイントをたくさん・効率的に貯めて節約が出来るテクニックを身に着けておくと良いでしょう。

ドコモ長期ユーザー向け「ずっとドコモ割」で割引額アップ 長く使った場合の他社料金比較