2018年冬モデルとして発売中のシャープスマートフォン AQUOS sense2のドコモモデル SH-01Lの電池長持ち設定方法について解説します。

ドコモのAQUOS sense2 SH-01Lは旧モデルの大ヒット機種 AQUOS sense SH-01Kに比べて電池の持ちが「実利用可能時間95時間→125時間」へ2割ほど長くなったとされています(ドコモによる公表値)。

AQUOS sense2には2,700mAhという容量のバッテリーが搭載されており、これは特別にスマートフォンの中で大きなものではありません。むしろどちらかというと容量自体は5.5インチというディスプレイに対しては少ないくらいです。

しかし、シャープの技術・最新のシステムにより実際の利用時の消費電力・待機電力を抑えることに成功しているようです。AQUOS senseは2018年-2019年冬春モデルの中でも飛び抜けて価格が安く(SH-01Lの料金解説はこちら)、「安く、長く、安心して使えるスマホ」としてAQUOS sense 2へ機種変更してみようかな?というユーザーも多いはずです。

実際にSH-01Lを利用してみた感覚として、デフォルトの状態でもAQUOS sense2は電池の持ちが確かにそこそこ電池は良く持つようですが、各種設定を見直すことでさらに電池の持ちが良くなりますので、AQUOS sense 2(ドコモモデル SH-01L, auモデル SHV43,SIMフリー SH-M08など)を購入したらチェックしてみるべき項目・操作方法を画像つきで解説していきます。

一括設定:長エネスイッチ

AQUOSスマホシリーズには多くのモデルに簡単操作で節電モードへ切り替える「長エネスイッチ」という機能が搭載されています。

これを使うことで電池消耗に関わる多くの機能を一括で制御、あるいは個別にカスタマイズして節電モードを使うことが出来ます。

この電池の項目にて連続利用時間、予想される利用可能な残り時間も表示されます。各種項目をチェックしながら、最適な設定を探っていくことになります。

お手軽にAQUOS sense2の電池を長持ちさせたいのなら、長エネスイッチをまず使ってみましょう(本ページでは長エネスイッチではなく、個別に電池消耗をしそうな項目の見直しを以下で解説していきます)。

[メニュー]→[省エネ&バッテリー]→[長エネスイッチ]→OFF/ONのスイッチ切り替え

上記以外にもディスプレイの上部からスワイプして出せるクイックメニューにも、長エネスイッチの切り替えが出来るショートカットアイコンがあります。

長エネスイッチでは、画面の明るさ/スリープ時間/画面表示の滑らかさ/CPU処理速度/自動同期/Wi-Fi接続状態/位置情報(GPS)/ヒカリエモーションなどをそれぞれ制御出来ます。

[詳細設定]から、上記項目をすべて個別で制限するかどうかを選択(チェックを入れる)ことが可能です。節電中もGPS機能だけは使って地図をみたい・メール受信のために同期を切りたくない人は、事前に設定を行いましょう。

一般的な項目は上記の長エネスイッチによる制御で節電が可能なはずですが、ここからは設定を見直すことで不要に電池消耗をしてしまっているかもしれない機能・サービスを見直す方法を解説していきます。

ネットワーク関連

スマートフォンはデフォルトの状態で各種の便利な機能を利用するためにネットワーク・ワイヤレス接続機能がオンになっています。不要な機能は止めておきましょう。

[メニュー]→[ネットワークとインターネット]→[アクセスポイントとテザリング]→USB/Wi-Fi-Bluetooth各種接続をオフ

通常はオフになっているはずですが、AQUOS sense2のネットワークを介して他のPC・スマホ・タブレットなどをインターネット接続させるテザリング機能は電池の消耗が比較的大きいため、利用し終わったらすぐにオフにしておきましょう。

機器接続関連

[メニュー]→[接続済みの端末]→ Bluetoothのスイッチボタンをオフ

[メニュー]→[接続済みの端末]→[印刷]→[クラウドプリント]および[デフォルト印刷サービス]のスイッチをオフ

[メニュー]→[接続済みの端末]→[NFC/おサイフケータイ設定]→ “Readere/Writer, P2P”のチェックを外す

通知関連

AQUOS sense2ではアプリからの通知を個別で設定/一括設定で切り替えることが出来ます。

[メニュー]→ [アプリと通知]→[通知]→ ”アプリの通知”→表示されたアプリを開き、スイッチをオフ

同じくメニューから、

・[ロック画面の通知]を”通知をすべて表示しない”
・”通知ドットの許可”のスイッチをオフに
・”点滅”をオフに

など、通知が必要ないアプリの機能をすべてオフにしてしまいましょう。

ただし、よく使うアプリ・重要な通知を見逃す可能性のあるサービスではオフにしないほうが良いこともあります(ユーザーが制御できないシステムサービスもあります)。

ディスプレイ関連

[メニュー]→[ディスプレイ]→”明るさのレベル”を選択、表示されるスライドで調整

[メニュー]→[ディスプレイ]→[スリープ]→表示された時間から短いものを選ぶ

[メニュー]→[ディスプレイ]→[詳細設定]→[ヒカリエモーション] →スイッチをオフに(または個別のアニメーション設定を変更)

[メニュー]→[ディスプレイ]→[詳細設定]→「画面の自動回転」のスイッチをオフに

音・バイブ関連

[メニュー]→[音]→[詳細設定]→”ダイヤルパッドの操作音”/”画面ロック音”/”タッチ操作音”/”タッチ操作時のバイブ”をそれぞれオフに

AQUOS sense2では2種類の項目で画面点灯を補助するシステムが搭載されています。

[メニュー]→[AQUOS便利機能]→[自動画面点灯]→”持つと画面点灯”/”Bright Keep”をそれぞれオフに

[メニュー]→[AQUOS便利機能]→[スマホカバー設定]→AQUOS Frosted Coverをオフ

[メニュー]→[AQUOS便利機能]→[ロボクル設定]→ロボクルの動作をオフ

AQUOS sense2では利用者の顔データを認識することでロック解除をすることが可能です。AQUOS sense2のロック画面解除は「見るだけですぐ」/「画面の表示を見てから」というモードがあります。これをオンにしておくとスマホを持ち上げたタイミング・ディスプレイを点灯させるたびにインカメラのセンサーが立ち上がり、電池の消耗を早めてしまう可能性があります

頻繁にスマホのロックを繰り返すと、上記のように「顔認証サービス」で消費する電力が大きくなることもあるようなので、電池の持ちを重視するのであれば指紋認証およびパスワードによるロック解除だけにしてしまうのが良いかもしれません。

[メニュー]→[セキュリティと現在地情報]→[端末管理アプリ]→おまかせロック・端末を探す・遠距離初期化などのチェックを外す→”この端末管理アプリを無効にする”

この項目を変更すると、各機能が正しく動作しなくなります。万が一の場合に備えてセキュリティサービスを使いたい場合はオンのままにしておくことをオススメします。

節電設定後の電池の持ち

上記の個別節電設定を施したのち、実際にAQUOS sense2(SH-01L)を待ち受け状態にしたまま放置してみました。

その結果、4日間=96時間でおよそ25%の電池消耗となりました。1時間あたりの消耗は0.3%程度、ほとんどスマホを利用せずに静置しておくだけであれば単純計算で約16日間のスタンバイが可能になりました。

ドコモの公式数値はLTE状態で600時間(25日)とされています。実際にはいくつかのアプリが動作・電波状態の変動することにより消費は早まるようです。

実際に毎日通話やメール、アプリの利用をしていれば25日間も充電をせずに使い続けることは絶対に出来ません。AQUOS sense2は特別に電池の持ちが優れたスマートフォンというわけではないものの、一般的な利用頻度であれば5日程度の利用が可能となります。

なお、ゲームや動画再生を何時間も連続で使うと1日で電池を使い切ってしまうようなこともありえます。一日中スマホを操作したいようなヘビーユーザーの場合は節電設定を行うレベルではどうにもなりませんので、別途モバイルバッテリー等の併用をオススメします。

SH-01Lのバッテリー以外のレビュー・評価は以下のページを参照下さい。

☆「ドコモAQUOS sense2 SH-01Lのレビュー 型落ちSH-01Kのスペック・違い・価格差 実機の比較情報

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電池の持ちが良くなったAQUOS sense2 SH-01L もっと長く使うための節電設定方法

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