iPhone10周年のプレミアム記念モデルとなる Apple iPhone Xを少しでも安い負担で使いたい人向けに、ドコモは10月27日の予約開始前に、新たにiPhone Xを機種変更応援プログラムプラスへ適用拡大することを発表しました。
この応援プログラムを使うと、他のキャンペーンと併せて1年間iPhone Xの機種負担を実質ほぼ無料で使うことも可能です(iPhone6を下取りとして。0円到達には各種ハードルがあり、詳細は以下でシミュレーション計算します)。
機種変更応援プログラムは ”一定の利用期間後に端末を返却する” という、言ってみればレンタルサービスのような側面を持つ施策ながら、ドコモの応援プログラムは加入しても損をすることがない柔軟なプログラム提供条件となっていますので、ドコモでiPhone Xを買うのならとりあえず加入をオススメします。応援プログラムの特典を使うかどうかは1年後以上先に考えればよいです。
応援プログラムで損をしない運用法はiPhone 8/8 Plusの適用事例で詳細解説を行いました。iPhone Xも考えた方は全く同じなのでこちらを参照ください → 加入しても大丈夫?ドコモの機種変更応援プログラムプラスをデメリットゼロで活用する考え方
iPhone Xの応援プログラムプラス還元額
iPhone Xの購入時に機種変更応援プログラムプラスに加入し、13ヶ月目以降にiPhone Xをドコモに返却すると以下のdポイントが貰えます。
利用月 | 応援P 還元額 |
本体負担額* (64GB) |
利用負担額 |
13ヶ月め | 60,000円 | 96,768円 | 36,768円 |
14ヶ月 | 56,000円 | 94,410円 | 38,410円 |
15ヶ月 | 52,000円 | 92,052円 | 40,052円 |
16ヶ月 | 48,000円 | 89,694円 | 41,694円 |
17ヶ月 | 44,000円 | 87,336円 | 43,336円 |
18ヶ月 | 40,000円 | 84,978円 | 44,978円 |
19ヶ月 | 36,000円 | 82,620円 | 46,620円 |
20ヶ月 | 32,000円 | 80,262円 | 48,262円 |
21ヶ月 | 28,000円 | 77,904円 | 49,904円 |
22ヶ月 | 24,000円 | 75,546円 | 51,546円 |
23ヶ月 | 20,000円 | 73,188円 | 53,188円 |
24ヶ月 | 16,000円 | 70,830円 | 54,830円 |
25ヶ月 | 12,000円 | 68,472円 | 56,472円 |
*ここで本体負担額とは、「iPhone X 64GB本体価格 – 機種変更までの月々サポートの適用割引累計額」とします。「利用負担額」は本体負担額から応援プログラムの還元額を差し引いた金額です。
例として、13ヶ月めに機種変更をした場合は月々サポートを12回分適用(2,358円×12回)適用していることになります。その時点で応援プログラムプラスを使うと6万円相当のポイントが還元されますので、
【本体価格 125,064円-(月サポ2,358円×12)-応援P 60,000円=実質利用負担額 36,768円】
このように負担額を考える事が出来ます。月々サポートと応援プログラムだけを考慮した場合にiPhone X 64GBを月額負担3千円強でレンタル利用した、とも考えられるでしょう。
上記のテーブルで「利用負担額」が増えていくのは、13ヶ月分のレンタル料・14ヶ月分のレンタル料金累計額、みたいなものだと思ってください。
13ヶ月めを過ぎると毎月4000円分ずつ応援プログラムの還元額が減る一方、月々サポートは2,358円/月が25ヶ月目まで・最大24回まで適用出来ます。
ただし、13ヶ月めでは「iPhone Xの下取りを6万円相当」と考えればまだ現実的な還元額とも言えますが、25ヶ月目・12,000円の還元まで減ってしまうと、応援プログラムによる還元ポイントより通常通りの「ドコモの下取りプログラム」を使ったり、白ロムショップに売却したほうが格段に高い価値があると予想されます。
ドコモの応援プログラムプラスでは加入は機種購入時しか出来ませんが、購入後に料金負担があるわけではなく(他社では390円/月額が掛かることもあり)、13ヶ月~25ヶ月経過後に応援プログラムの特典を使わなくても一切ペナルティがありません。このあたりの解説を「加入しても大丈夫?ドコモの機種変更応援プログラムプラスをデメリットゼロで活用する考え方」で行いました。
そして、13ヶ月めの時点の還元額60,000円についても、1年間iPhone Xを綺麗に使い、大きな傷・汚れが無く利用出来れば中古で売却すればおそらく6万円以上の価値があるため、その時点で応援プログラムを使うか買取店に売るかを選ぶことが出来ます。傷が多い場合は買取店で低い査定しかつかない可能性もあり、それが6万円以下になるようだったドコモの応援プログラムプラス特典を適用すれば良いのです。応援プログラムに加入しておけばユーザーにとって有利な方を自由に選べるため、デメリットはゼロです。
応援プログラムに加入していれば下取りプログラムを使うか自分で買取店を探す・オークション等で売却するなどの方法に加えて、ドコモの特殊還元プログラムが使える選択肢を増やすことが出来る、と考えればOKです。
iPhoneの機種変更応援プログラムプラスの加入は、10月27日16時1分に予約をウェブで行えば11月1日の事前購入手続き時に選択・契約をすることになりますでの、iPhone X発売前に良く仕組みを理解して、加入・将来の利用判断の考え方を把握しておきましょう。
ドコモのiPhone Xの受付予約は以下の公式ウェブサイトの特設ページにて開始されます。公式ネット予約が最速購入方法となりますので、初めて予約する人は購入の流れを確認しておきましょう。
☆「ドコモ iPhone新機種予約受付特設ページ」/10月27日16時1分解禁(開始以前はiPhone8/8Plusのみ表示されています)
iPhone Xの応援プログラム+キャンペーン併用値引き
ドコモの応援プログラムプラスでは、その他の機種変更割引を併用することが可能です。先程13ヶ月めの機種変更で実質負担36,768円になるという計算をしましたが、ここからさらにキャンペーンを駆使して安く買う方法を紹介します。
iPhone X 64GB | 内訳 |
本体価格 | 125,064円 |
月々サポート | 1年累計 -28,296円 (12ヶ月適用時) |
iPhone 6の下取り | -22,000円 |
家族まとめて割 | -5,184円/台 |
機種変更応援P+ | -60,000円 |
dカード支払い特典 | -2,500円 |
実質利用負担 | 7,084円 |
*下取りは2017年10月の査定額を基準としました。下取り額は時期によって変更されますので、最新価格は「ドコモの下取りプログラム 査定額一覧」にて確認してください。
iPhone Xを含む2017年冬モデルの発売日前(ウェブ予約の場合は発売日の3日前)に予約をしてから購入すると、100人に1人1万円相当のdポイントが当たるキャンペーンの当選確率が10倍になる特典もあります。これに当選すれば、iPhone 6を下取りとしてiPhone X 64GBへの1年間買い換え負担は0円以下にすることも出来ます。
ドコモではさまざまなキャンペーンを使うことで実際の負担額を下げることで出来るという、ちょっと複雑な体系になっていますので賢い機種変更をしましょう。詳しいキャンペーンの適用条件・実施期間は「ドコモ 実施中のキャンペーン一覧」に記載があります。