ガラケーからのスマホデビュー時に買い替えを戸惑う理由の多くに、「複雑な使い方がわからないかもしれない」・「ガラケーより電池のものが悪いという印象がある」・「値段が高くなるかも」といった不安要素があると思います。これらの悩みに強いドコモの新機種 Galaxy Feel SC-04Jの特長を実機で検証してみました。
同時期に発売されたGalaxy S8/Galaxy S8+は最新鋭の技術を投入した超高性能モデルであるのに対し、Galaxy Feelは日常利用に必要十分な性能を搭載しつつ、価格を安く・スマホの初心者も利用者に想定したモデルです。
おサイフケータイ機能・防水機能・ワンセグも付いていますのでガラケーユーザーの買い替え・家族の機種買い替えでスマホを買うかどうか悩んでいる方はスマホデビューをしたい人と以下のようなポイントを相談して検討してみましょう。
先に公式サイトで価格・機能一覧を見たい人はこちら→「ドコモスマートフォン Galaxy Feel SC-04Jをみる」
大きな文字・簡単操作の「かんたんモード」
Galaxy Feelはシニア・初心者向けの「らくらくホン・らくらくスマートフォン」のように限定的な機能しか使えないモデルではありませんが、もし必要がないのなら画面上から使用頻度の少ないアプリ・機能を減らして、よく使う機能だけのショートカットを大きく表示することが出来ます。
まず、下の画像が標準状態のホーム画面です。
ここから設定メニューの【ディスプレイ】→【かんたんモード】を選ぶと・・・
トップページに表示されるアイコンがよく使うブラウザ(インターネット)・ギャラリー(カメラ写真の保存場所)・カメラ・ダイヤル(通話)・メッセージ(SMS/メールアプリ)・アプリの一覧表示アイコンの6個まで減ります。もちろんこれらのアイコンも入れ替えも可能です。
文字の大きさ・アイコンの大きさも最大サイズまで変更され、小さな文字がメガネ無しでは見づらいという方にも使いやすいホーム画面になります。
ホームを左へスワイプすると、通話/メールのショートカット設定が出来ます。この機能をつかうと難しい操作や設定はともかく、最低限電話だけでも簡単に掛けられるスマホが欲しいという場合にもGalaxy Feelは対応できます。
自宅の電話番号や家族の番号を登録しておけば、ここからすぐに連絡を取ることが出来るようになります。この機能は簡単ケータイにもよく搭載されていますね。ガラケーの場合はボタンの数・画面の小ささから3件くらいのショートカットしか配置できない機種もありますが、スマホの大画面さを活かして9箇所の連絡先を登録出来ます。
また、逆にアイコンの数をもっと増やすことも出来ます。
アイコンの配列は標準で4×4のグリッドに設定されています。最大5×5の25個のアイコンを並べることが出来ますので、いろんな機能を使えるようになってきたらたくさんのショートカット・アプリにすぐにアクセス出来るように設定を変えてみるのも良いでしょう。
ストラップが付けられます
Galaxy Feelにはスマホ機種としては非常に珍しい、ストラップホールが付いています。
ストラップを使って落として壊してしまうリスクを回避する目的はもちろん、普段あまりスマホ・携帯を使わない人だと持っていく事自体を忘れてしまうこともありますので、スマホを自宅で保管するときにも見えやすいところに掛けておく・お出かけ前に忘れないように玄関近くに設置しておく場合にも便利ですね(ストラップは同梱されていませんので、各自で用意して下さい)。
長持ち電池&早い充電速度
Galaxy Feelのバッテリーは内蔵型であり、ユーザーが取り外して交換することは出来ません。旧型のガラケーだと予備バッテリーを使って長時間の連続利用に備えることも出来ますが、昨今の防水スマートフォンで電池交換が出来る機種は滅多にありません。
ガラケー機種に比べるとやっぱりどんなスマートフォンでも連続利用可能時間は短めということになってしまいますが、このGalaxy Feel SC-04Jはドコモのコンパクトモデル(5インチ以下)史上最大の3000mAhバッテリーを搭載し、ドコモが独自でテストしている連続利用可能時間は全機種で最長の170時間を記録しています。
関連記事:docomoスマートフォンでバッテリーの持ちが良い機種はどれ?実利用可能時間ランキング
こちらは6日間の電池消費を追跡したものです。これはほとんどが待機状態なので実際に使い始めるとここまで長持ちするものではないはずなのですが、節電設定を上手く使いこなすと3週間くらいなら待機が可能になります(関連記事:長く・安く使えるスマホGalaxy Feel SC-04Jをもっと、さらに長く使うための節電設定まとめ)。
電池自体も他のスマートフォンに比べて長持ちなのですが、この機種はQuick Charge 2.0という素早く充電が出来る規格に対応しています。
ドコモの公称値では100%の充電まで約110分ということですが、上記のスクリーンショットでは5V/2Aの急速充電器を使い16%→100%まで90分で満充電出来ました。これはかなり早いほうです。
cf. [レビュー]Xperia X Compact SO-02Jを急速充電(QC3.0)対応ACアダプタで充電 1.0Aと速度比較
なお、Galaxy Feel SC-04Jの購入パッケージには充電器は付属していません。初めてのスマホデビューの場合はガラケーの充電器では使えません(micro USBで接続出来るものであれば使えるかもしれません)で、合わせて「ACアダプタ05」の購入をオススメします。
ACアダプタは「ドコモオンラインショップ」から単品でもセットでも注文可能です。
Always On Displayを使うと、消費が早まる
Galaxy Feelを含む、有機ELディスプレイを利用したスマートフォンではパネルを暗く、僅かに点灯させるだけでも視認性が高いという特性を活かして、スリープ時にも常にディスプレイに一部の表示をさせ続ける、「Always On Display(オールウェイズ・オン・ディスプレイ, AOD)」という機能が搭載されています。
AODをオンにしておくと、いつでも時計やメール・不在着信といった通知情報を確認出来る便利な機能ですが、やはりある程度のバッテリーを消耗します。
頻繁にディスプレイのオン・オフを繰り返して情報を確認する場合・スリープを全く使わずにディスプレイを点灯箚せ続ける場合に比べると大幅に消費電力を抑える事自体は可能ですが、電池を少しでも長く保たせたい場合はAODはオフ設定にしたほうが良いでしょう。
あるいは、Always on Displayの動作を時間帯で指定する事もできます。例えば朝7時~夜21時までは常時点灯にしておき、夜間はAODを自動的にオフ、といったスケジュールを設定することが出来ます(開始・終了時間は任意に選ぶことが可能です)。
AODでどのくらいの電池が減るかを実験したデータについては以下の記事も参照ください。
関連記事:[レビュー]ドコモGalaxy Feel SC-04JのAlways On Display機能とバッテリー消費をチェック 電池の減りが早くなる?
Galaxy Feel SC-04Jの利用料金
Galaxy Feelはドコモの新しい呂金割引システム「docomo with(ドコモ・ウィズ)」の対象機種です。すでに家族がスマートフォン回線を使っていて、インターネットを使うための「パケットプラン」をシェアするコースに加入すれば、1回線あたり月額308円で追加することすら可能な激安プランを組むことが可能です。
この価格は機種変更でも同額であり、購入から2年間だけこの価格が続くという限定のものではなく、プランを変えなければずっと最安280円で維持が可能となります(家族以外への通話や、有料オプションを追加した場合は別途料金が掛かります)。一度使い慣れたスマホをずっと大事に使うことでオトクが続くというシステムです。これまでにもガラケーを何年も買い換えずに使ってくることが出来た人にこそ、docomo with機種は向いているといえます。
より詳しいdocomo withの料金プラン・支払いシミュレーション計算は以下のページを参照下さい。
☆「最安月額308円でスマホ追加契約が可能”docomo with”(ドコモ・ウィズ)割引のお得な運用方法を解説」
docomo withの購入はドコモのオンラインショップでも取り扱われています。ご家族をお店に連れて行くのが大変・面倒くさい・何時間も掛かる待ち時間が勿体無いという方はウェブから注文すれば15分もあれば手続きが完了しますので、ガラケーからスマホデビューをしたい・安く使えるdocomo withプランに機種変更しておきたいという人は下記のページを参考にオーダーしてみましょう。