シャープとカメラメーカーのLeicaが開発したドコモ向けスマートフォン AQUOS R6 SH-51Bを徹底解説・レビューします。

NTT docomo AQUOS R6(型番SH-51B)の発売日は2021年6月25日です。

シャープは2020年から5G対応のスマートフォンを出しており、ハイエンドモデルとして旧型「AQUOS R5G」も提供していましたが、2021年モデルのAQUOS R6はドイツの有名カメラメーカー「LEICA」(ライカ)と共同開発した大型カメラセンサー・レンズを採用した、最高峰カメラ特化スマホになりました。

シャープのPRフレーズでは「カメラで見たままの世界を写す」としているほど、スマホカメラ画質の劇的な向上を大型センサーと新開発のレンズによって実現させています。

スマホカメラの世界ではこれまでシャープ製のスマホはあまり高い評価を得ておらず、LEICAブランドの力を得たAQUOS R6のカメラの画質やデザイン性、使いやすいサイズなのかどうか、機能やスペック・対応サービス、処理性能など詳しく実機レビュー&チェックと評価をしていきます。

AQUOS R6のスペックとサービス

ディスプレイ
(解像度)
6.6インチ
PRO IGZO OLED
(WUXGA+)
生体認証 指紋認証
(画面内蔵)
顔認証
サイズ 縦:162 mm
横:74 mm
厚さ:9.5 mm
重さ:207グラム
カメラ 2020万画素
1インチセンサー
F値/1.9

バッテリー 5,000mAh 5G通信 Sub-6
下り最大4.2Gbps
CPU Snapdragon 888 おサイフケータイ 対応
RAM/ROM 12GB/128GB 防水/防塵 対応

(それぞれおよその数値。より細かいスペック・対応サービスは公式サイト「AQUOS R6 SH-51B」のページを参照ください。

AQUOS R6には今回レビューをするホワイトのほか、ブラックカラーの2色があります。

ドコモモデルのAQUOS R6 SH-51Bは5G通信に対応しています。5Gプラン契約時には最大4.2Gbps(2021年7月時点)の高速通信が可能ですが、ミリ波(mmWave)には非対応です。

AQUOS R6の4G/5G対応周波数は以下のとおりです(SH-51BはSIMロック解除に対応しています)。

5G: n77/n78/n79
4G:B1/B3/B8/B18/B19/B21/B26/B28/B42

旧世代のシャープ製スマホからの買い替え参考向けに、 2年前に発売されたAQUOS R3 (ドコモ型番SH-04L:発売日2019年6月1日)とスペック比較をしてみましょう。

スペック・仕様 2021年モデル
AQUOS R6
2019年モデル
AQUOS R3
ディスプレイ 6.6インチ
WUXGA+
Pro IGZO OLED

6.2インチ
Quad HD+
Pro IGZO TFT
リフレッシュレート
最大240Hz
(通常表示1~120Hz)
120Hz
サイズ 162 × 74
× 9.5 mm
156× 74.1
× 8.8 mm
重さ 207グラム
185グラム
電池容量 5000mAh 3200mAh
急速充電*
対応
(約130分)
対応
(約150分)
CPU Snapdragon 888
Snapdragon 855
RAM 12GB 6GB
ROM 128GB
128GB
5G通信 対応 非対応
おサイフケータイ
対応
対応
ワンセグ/フルセグ
非対応
対応
ワイヤレス充電
非対応
対応
外部ストレージ
micro SD(最大1TB)対応
micro SD(最大512GB)対応
カメラ 2020万画素[メイン]
1220万画素[静止画用] +2010万画素[動画専用]
防水防塵
対応 対応
生体認証
顔+指紋(画面内蔵) 顔+指紋(前面下)

*充電時間はドコモ純正「ACアダプタ 07」を使った場合。

AQUOS R6の最高ディスプレイリフレッシュレートの240Hzは、コマ間に黒画面を挿入することによる擬似リフレッシュレートで2倍(120×2)にするという技術が使われています。

AQUOS R6では、AQUSO R3時代にはあったワンセグ/フルセグ機能(テレビ試聴)とワイヤレス充電は無くなっています。

AQUSO R3では珍しい「動画専用カメラ」が搭載されていましたが、2021年時点から見ると画質・手ブレ補正性能などは大きく劣っており、AQUSO R3(およびそれ以前のスマホ)→R6への機種変更をすればあらゆる面で劇的なスマホの進化を感じられるでしょう。

処理性能の面では、メモリ(RAM)が倍増したことで複数のアプリが同時起動していてもスムーズに動くように感じられるほか、Snapdragon 855→Snapdragon 888への2年分の進化により、数割程度の処理スピードアップをしています(ベンチマークスコアでの比較。詳細は下記で解説)。

AQUOS R6のデザイン・サイズ評価

AQUOS R6は前項でのスペックデータ数値から見てもわかるように、旧来モデルに比べてデザインを大幅に変更・サイズ感も変わりました。

AQUOS R6のディスプレイサイズは約6.6インチであり、歴代モデルに比べてもかなり大きめのスマートフォンです。

背面には目を引く大きなカメラユニットがある以外は、一般的なスマートフォンと特に違いはありません。

パネル下部にはスピーカーとType-Cの接続端子・3.5mmイヤホンプラグジャックの差込口もあります。AQUOS R6のスピーカーはステレオになっており、動画や音楽を再生するとこの下部(上記写真だと左側の細長い穴)スピーカーとディスプレイパネル上部から音が聞こえます。

本体上部にはSIMカードスロットがあり、nano SIMとmicro SDメモリーカードが挿入できます。

ボディ左側には3つの物理ボタンがあり、上から音量キー・アシスタントボタン・電源ボタンです。電源ボタンは中央が少し盛り上がっており、指の触覚で判別が出来るようになっています。

アシスタントキーを無効化する方法3つのボタンの中央にあるキーを間違えて押してしまい、何度もGoogleアシスタントが起動するのがウザイ!という場合には【設定】→【AQUOSトリック】→【アシススタントキー】へ進み、”アシススタントアプリ”のスイッチをオフに(スライド)することで、ボタンを押しても起動しなくすることができます。ちなみに同じ設定画面からmy daiz, エモパーのアシススタント起動に変更することも可能です。

AQUOS R6の最大の特徴であるカメラは個別のレンズが飛び出ている「タピオカ」などと揶揄されたiPhoneのレンズとは違い、カメラユニット全体が盛り上がっています。

ボディの厚みが9.5mm、最厚分が12.2mmとされており、カメラレンズはおよそ2.7mmくらい出っ張っています。AQUOS R6は「シングルカメラ」と表現されていますが、実際にはもう一つ深度測定用のToFレンズも搭載されています(他社ではToFレンズ・深度測定カメラも数に入れて「トリプル」や「4眼」カメラと称することもあります)。

AQUOS R6本体の重量は約207グラムであり、かなりの重量級です。6.5インチを超える大型スマートフォンとして極端に重いというわけではありませんが、軽量・小型のスマホから機種変更するとずっしりと重厚な印象を受けるでしょう。

比較として、6.1インチのiPhone 12の重さは162グラム、6.7インチのiPhone 12 Pro Maxは226グラムです。

AQUOS R6のディスプレイ評価

AQUSO R6には新しいディスプレイも採用されており、特徴的な部分となっています。

AQUOS R6には新開発となる「Pro IGZO OLED」(有機ELパネル)が採用されており、AQUOSスマホで最も明るいピーク輝度 2000nit、コントラスト20,000,000:1を実現しています。

比較として、2020年モデルのiPhone 12 Proでは最大輝度1,200ニト・コントラスト2,000,000:1とされているため、AQUOS R6のディスプレイのほうが圧倒的に明るく、桁違いのコントラスト比ということになっています。

また、シャープのIGZOパネルでは画面のリフレッシュレート(画面の表示を更新する頻度)を1Hz~120Hzまで状態に応じて自動で調整することで、高リフレッシュレートのディスプレイ搭載スマホにありがちな電池の急消耗を防ぐ機能があります。

滑らかな表示で快適に動画を見たりゲームを遊べるうえに、電子書籍などの画面更新が頻繁に必要ない場面での省エネ性能を併せ持つのはシャープのディスプレイメーカーとしての実績の賜物と言えます。

一方で、AQUOS R6のディスプレイのデザインは左右が滑らかにカーブしたエッジ式になっています。

エッジパネルを使ったスマホに共通の問題点として、全画面表示をしたときに外周部表示が歪んで見える(ガラス自体が曲がっているので)・誤タッチしやすい・保護フィルムなどが貼りにくいといったデメリットもあります。カーブしたディスプレイガラスが好みでない人は気をつけてください。

エッジがカーブしていることに起因する印象を除くと、全体としてはAQUOS R6のディスプレイは発色もすごくきれいで見やすく、滑らかで使い心地の良いパネルという評価です。

AQUOS R6の生体認証・ロック解除評価

AQUOS R6には生体認証にも珍しい特徴があります。

AQUOS R6には「Qualcomm ® 3D Sonic Max」という、世界最大の指紋センサーが搭載されており、一般的なスマホに比べて広いエリアでロックの解除が出来るようになっています。旧型AQUOS zero2に比べるとなんと11倍も大きくなったとされています。

実際に指紋を登録してロック→解除を繰り返し行ってみると、確かにスムーズな解除が可能です。枠で示されたエリア内ならば指紋マーク(センサーの中央部分)から少しずれた位置に指を乗せてもロックの解除ができます。

指紋の登録も簡単で、他機種の場合は指紋を何度も指に押し当てる/位置を微妙に移動させながら登録を行うスマホもありますが、AQUOS R6は「一発登録」とされるように、1回指を置くだけで完了します。

一方で、他機種と比べてロック解除+ロック画面からホーム画面に遷移するタイミングがやや遅く感じられ、実際にスマホを操作できるようになるまでの時間はワンテンポ遅れる印象もあります(これはセンサーの問題ではなく、システム表示・アニメーションの影響でしょう)。

また、指紋センサーが配置されている位置自体が他メーカーのものより高い(上の)位置にあるため、片手でスマホの下部を支えながら操作をするクセにあるユーザーだと、指をグっと伸ばさないとセンサーエリアに届かない可能性があります。

(管理人の普段のスマホの持ち方だと2センチくらいセンサーよりも下になってしまう)

ロック解除に掛かる時間がイラつくほど遅い・認証がしづらいほど遠い位置にセンサーがあるわけではなく、あくまで「他機種と比較/同時利用した場合」に感じた評価であるため、AQUOS R6の生体認証の仕様に慣れてしまえば特に問題ないでしょう。

なお、AQUOS R6は顔認証にも対応しているため、マスク装着時は指紋+家庭内では顔認証を使えばいつでも快適・安全にスマホを利用開始できます。

AQUOS R6の処理性能・動作速度の評価

AQUOS R6には最新の高性能SoC Qualcomm Snapdragon 888チップが搭載されており、歴代AQUOS最高の処理性能を有しています。

旧モデル(AQUOS R5G/SDM865搭載)に比べて、AQUOS R6はCPU性能が25%アップ、GPU性能は30%、ROM読み込み速度は20%もアップし、4倍速240Hzのリフレッシュレートと相まってゲーミングスマホとしての性能も十分です。

Antutuベンチマークスコアで言えば、約70万点前後の数字(ver8アプリ)が出ます。Snapdragon 888を搭載した他社スマートフォンのベンチマーク結果とも遜色ない数字です。

(当サイトでの実測値)

旧モデルAQUOS R5GのAntutuスコアは57万点(当サイト測定)であったため、ベンチマーク結果からも2~3割の性能アップであることが確認できます。

正常時には非常に高いパフォーマンスを誇るAQUOS R6ですが、スマホが発熱した状態になるとパフォーマンスが大きく下がることを確認しています。

AQUOS R6はベンチマークの測定時やカメラ利用時などにボディが熱くなりやすく、特に夏場の気温が高い状態でスマホを長く使うと、過熱を防ぐために処理性能をあえて落とす仕様になっているようです。

ベンチマークテストを連続で行うと処理性能を制御していることが明らかで、Antutuベンチマークの場合なら最高値70万点→発熱時40~50万点台にまで下がりました。

Antutuスコアで40万点というと、3世代くらい前のハイスペックモデル水準です。この程度でもほとんどのゲームアプリはスムーズに動作することが見込めますが、カメラの連続撮影時に発熱が起こると画像の保存処理に通常時よりも時間が掛かる・シャッターが追いついてこない(ボタンを押してからシャッター音がずれて鳴る)ことがあります。

40°程度の発熱であれば問題なく動作しますが、スマホが熱くなりすぎるとバッテリーの劣化や低温やけどなどを引き起こす可能性もあるため、異常な熱を感じたら使用をしばらく中断することを推奨します。

AQUOS R6のカメラレビュー

AQUOS R6はLEICAの協業による、全く新しいカメラユニットが搭載されています。

旧型のスマホから比べておよそ5倍の面積を誇る、高級コンパクトカメラ並の1インチセンサーを内蔵し、7枚構成のレンズ・ズミクロンを搭載することで、歪みの少ない・クリアな画質で写真を撮れるようになりました。

AQUOS R6で撮影された美しい写真は、シャープの公式サイト「https://jp.sharp/k-tai/aquos-r6/photogallery/」に作例があります。

AQUOS R6のカメラではタイムラプス・マニュアルビデオ・ビデオ・写真・マニュアル写真・ナイト(夜景)・背景ぼかしのモード撮影があります。

通常カメラ写真時はAIでシーン判定が行われ、人物・花・風景・動物・食事などを綺麗に撮れるようにオートで設定ができます。

(左:通常モード、右:背景ぼかし-強度5)

特に過去のAQUOSスマートフォンでは弱かった夜景・暗所での撮影にAQUOS R6は強くなっており、格安価格帯のAQUOS senseシリーズなどと比べると桁違いに明るくキレイな撮影が可能です。

なお、AQUOS R6のナイトモード撮影では、手持ちか三脚(固定)利用による撮影か自動判定して撮影時間が設定(手持ち時は1~2秒から最大30秒まで)されます。手持ちでも十分キレイな夜景が撮影可能ですが、よりきれいな夜景を撮りたい場合は三脚を使うと良いでしょう。

AQUOS R6のカメラの不満点・悪い部分

AQUOS R6のカメラはLEICAのレンズ・技術を取り込むことで従来のモデルよりきれいな写真が撮れるようになりました。しかし、他社の先をゆく超高性能カメラ搭載スマホに比べると、AQUOS R6でもまだ物足りない部分もあります。

(タップで拡大できます)

上記は実際にAQUOS R6で撮影したカメラサンプルです。中央部分にピントをあわせて撮影したものですが、画像の歪み自体は少ないものの、四隅にある円には滲みが大きく、他のスマホよりも外周部のピントが甘く感じられました。

ピント・フォーカスに関しては、ピント合わせにToFセンサーを用いている影響なのか窓ガラス越しに撮影しようとすると、窓の奥の風景に焦点が合わせづらい(全く合わないということもない)ことが頻発しています。他社にもToFセンサーを搭載しているスマホは多いのですが、AQUOS R6は窓越しの撮影がかなり苦手だと感じられました(2021年7月22日時点最新ソフトウェアアップデート済み、ビルド番号01.00.06で確認)

また、AQUOS R6は接写に弱く、被写体から13~14センチ程度が最短撮影距離です。これは他社スマホに比べてもかなり遠く感じられる距離です(マクロ撮影が出来るスマホだと3~4センチくらいまで寄れる)。離れた場所から撮影して切り出す(トリミング)・ズームすれば拡大した写真を撮ることはもちろん可能ですが、カメラ撮影の知識・テクニックを全く知らないユーザーには向かない仕様です。

AQUOS R6のカメラは1個の広角レンズのみに限定した影響で、ズーム性能も他社ハイエンドモデルに比べてかなり低めです。

AQUOS R6の最大デジタルズームは6倍まで対応しています。6倍時にはやはり画像の劣化が大きく、「くっきりはっきり、キレイな画質」と感じられるのは2~4倍程度まで。

2.5倍の光学ズームカメラ搭載のiPhone 12 Pro Maxと比べると、以下のように歴然としたズーム性能差が出ます。

iPhone 12 Pro Maxのズーム性能は決して他社の高倍率に強いスマホに比べて高いものではありません。それでもAQUOS R6よりは格段に最大望遠の解像度は上です。

AQUOS R6のカメラ撮影は便利な高倍率ズームデジタルカメラのようにはいかず、こだわりの強い・かなりマニア向けな仕様になっていると感じられます。

AQUOS R6のレビューまとめ・評価

ドコモ AQUOS R6 SH-51Bを実際に使用して感じた良い点として、

◎1インチセンサーによる高画質な写真撮影が良い
◎Pro IGZO OLEDによるキレイで滑らかな画面が良い
◎5000mAhの大容量バッテリーが良い
◎SDM888と240Hzによるゲームプレイの快適性
◎2年間のOSアップデート保証
◎セキュリティの高い指紋認証

などが挙げられます。

一方で、AQUOS R6を他のハイエンド・最高峰スマホと比べた場合に物足りない、不満を感じるかもしれない点としては、

× 重いボディ
×ロック解除→画面表示の反応が少し遅い

×発熱しやすい、熱による性能低下
×カメラに高いズーム性能が無い

などが気になりました。

カメラに強いこだわりがある・一眼レフカメラなども余裕で使いこなす人であればAQUOS R6を楽しむことが出来るでしょう。

☆「NTTドコモ公式サイト AQUOS R6の機能・性能をみる

AQUOS R6の価格・値引き・購入特典

AQUOS R6本体価格 一括 115,632円
おかえしプログラム利用時 実質負担 77,088 円
他社から乗り換えなら 5Gウェルカム割
▲ 22,000円値引き
発売記念キャンペーン 2021年7月18日まで
dポイント 5,000P

*2021年7月5日時点。価格・キャンペーンは変更されることがあります。

☆「NTTドコモ公式サイト AQUOS R6の価格・割引情報をみる

料金プランを含めた月々のスマホ支払額は下記シミュレーターをご利用ください。

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