FOMAガラケーが限界に来ているユーザー・パナソニック製の携帯を探しているユーザーで、安いドコモ携帯電話を探している人に朗報です。
NTTドコモ向けに2016年に発売され、長年ドコモ向け携帯として多くのモデルを提供してきたパナソニックの実質的な最終製品 折りたたみ携帯 P-01Jが、2020年2月29日よりFOMAガラケー(及び他社3G回線利用者向け)の機種変更に限り、本体価格に相当するdポイントを全額付与することで「機種変更実質0円」負担で購入できるように割引/還元が増強されました。
パナソニックはすでに国内の携帯電話・スマートフォン販売事業から撤退してから久しく、ドコモではこの折りたたみ携帯 P-01Jの後継機種は存在しません。おそらく今後も登場することは無いでしょう。
P-01Jはすでに発売から3年以上経過しているものの、ドコモのFOMA/3G通信だけではなく、Xi/4G通信に対応しているため、2026年に予定されているFOMAサービスの廃止以降も利用ができます。
逆にいうと、P-01J以外のドコモ向けパナソニック製旧型ガラケーはすべてFOMA専用であるため、ドコモ回線の利用を続けるためには3G停波の前に買い替えが必要です。
【FOMA終了により利用できなくなる機種例】
・2015年モデル P-01H
・2014年モデル P-01G
・2013-14年モデル P-01F
・2012-13年モデル P-01E
パナソニックの携帯電話機種はFOMA時代に多数発売されましたので、当時からパナソニックのガラケーを愛用してきたユーザーも多いでしょう。
ガラケーの場合は2020年時点でもほとんどその機能は進化しておらず、2016年モデルのP-01Jでも、2019年発売のドコモ最新機種でも、通話やメールなどの基本機能の操作は変わっていません。
(左から富士通・パナソニック・シャープの4G携帯)
ただ、携帯電話は”そのメーカー独自のメニュー・操作手順”という部分において、メーカーが変わると画面の表示や操作が若干異なることがあります。
もちろん使い慣れればどのドコモガラケーもさほど操作は難しくないものの「今まで使っていたパナソニック携帯と同じ/似た使い勝手が良い」というのであれば、P-01Jが販売終了になる前に交換しておかないと、FOMA終了後にパナソニック製携帯を使い続けることは実質的に不可能になります。
▶ ドコモガラケー P-01Jの購入・実機利用レポートはこちら
実質0円で交換することが出来る「はじめてスマホ購入サポート」
ドコモの4Gケータイ P-01Jへ実質0円で交換するために適用する必要がある割引の名前は「はじめてスマホ購入サポート」です。”はじめてスマホ”という名前がついていますが、ガラケー機種の交換にも使えますので安心してください。
”はじめてスマホ購入サポート”の適用条件は「FOMA」(3G)プラン向けの古い機種を使っているユーザーが「Xi」(4G)に対応した機種(一般的にはスマートフォン)へ交換するときに使える、というものです。
従って、古いFOMAのパナソニック携帯(および各メーカーのFOMA機種)を使っているのなら、新しい「Xi」(4G)に対応したケータイに交換しても同じ”はじめてスマホ購入サポート”が適用できるという仕組みになっています。
はじめてスマホ購入サポートの適用には「4Gに対応したプランへ契約変更する」ことは条件に入っていますが、”スマホ用プラン”を選ばなければいけないわけではなく、P-01Jの場合なら月額1,200円から利用できる「ケータイプラン」も選べます。
ドコモの最新ケータイ料金は、スマホプランのように「最初に数ヶ月だけ安い」/「ネットのセット割引無しだと高くなる」/「家族で複数契約がないと安くならない」といったトラップはなく、誰でも(1回線でも)ずっと月額1,200円~から利用できます。
参照:ドコモ2019年10月ガラケー用新料金プラン「ケータイプラン2」とは?FOMAプランからの買い替え料金イメージ
FOMA携帯からP-01Jへ機種変更した場合の料金イメージ
2020年2月29日以降の増額されたはじめてスマホ購入サポートを適用してP-01Jへ機種変更した場合の初期負担額・月額料金シミュレートです(他社3Gケータイを使っているユーザーがP-01JへMNPした場合も同様)。
【購入時に掛かるお金】
・P-01J本体代金:31,680円
・はじめてスマホ購入サポート:▲ 31,680円相当ポイント還元
・機種変更事務手数料:0円(オンライン手続きの場合)
・頭金:0円(オンライン手続きの場合)
▶ 総額0円(1ポイント=1円の割引として)
【月々の支払い料金】
・ケータイプラン2(2年契約あり/または定期契約無し/dカードで料金を支払う場合):月額1,320円(税込)
*ケータイプランには「100MB」分のデータ通信料金、昔の「iモード使用料」に相当するspモード料金(300円)が含まれています。
▶総額 1,320円(+ユニバーサル料金別途)
(現在のドコモには「月々サポート」のような月額割引制度はありません。P-01JはXi/spモード機種であるため、iモード/FOMA用プランでの契約継続・利用は出来ません)
上記以外のプラン/オプションを追加したい場合などは公式サイトのシミュレーターをご利用ください(通話をたくさん使う場合、ケータイプランには5分かけ放題。かけ放題オプションも追加可能です)。
P-01Jの在庫は残りわずかかも
パナソニックが携帯事業から撤退して早数年が過ぎ、最終モデルであるP-01Jもすでに発売から3年以上が経過しているため2020年3月1日時点で在庫が豊富というわけではありません。
せっかく値下げされたばかりなのですが、残念ながらすでにホワイト・ゴールドはウェブ在庫がなく、取り寄せも予約も出来ない状態となっています(ゴールドは生産終了状態であることが判っています)。
現在購入可能なのは、ブラックカラーのみ。
今後いつ販売終了になるか不明ですので、ドコモ最後のパナソニック携帯をFOMA終了後も使い続けたいという場合は、実質0円負担で交換できるP-01Jへ取り替えておくことをオススメします(ただしP-01Jの修理サポートは2023年7月末まで)。
2020年3月1日時点において、ドコモのケータイ機種で実質0円で交換出来るのはこのP-01J以外には、らくらくホン(F-02J/F-01M)しかありませんので、初心者・シニア携帯よりも普通のガラケーが良いという場合はP-01Jへの取り換えがオススメです。
事務手数料無料の特別価格で機種変更が出来る、オンラインショップでの交換方法は下記ページを参照ください。
dカードで支払うともっとお得に
2020年3月1日現在、ドコモの公式サイトでウェブ購入をする際、入会費・年会費無料のdカード、または上位カードのdカード GOLDにて携帯電話本体代金の支払いをすると、特約店特典として通常の2倍のポイントがもらえます(店舗購入は対象外)。
dカードをドコモ携帯電話の月々の料金支払いに設定するだけでもポイントが貰える(加入と同時の場合はiDキャッシュバック還元)などの特典もありますので、dカードを持っていないのにドコモ携帯を使っているユーザーは、P-01J本体やアクセサリーを購入する前に加入しておくことを推奨します。
参照:P-01J以外のガラケー機種変更負担比較
2020年2月29日にFOMA携帯からの買い替え優遇が強化されたのはP-01Jのみですが、他のドコモケータイ/らくらく本機種も割引対象になっています。
P-01Jの在庫がなくなった場合、他のメーカー品が良いという場合は比較して機種変更を検討してください。
機種名 | 割引・還元 | 実質負担額 |
2019年 シャープ製 AQUOSケータイ SH-02L |
16,500円相当 | 実質15,180円 |
2019年富士通製 arrowsケータイ F-03L |
16,500円相当 | 実質15,180円 |
2018年 京セラ製 カードケータイ KY-01L |
割引なし | 31,680円 |
2019年 富士通製 らくらくホン F-01M |
38,016円相当 | 実質0円 |
*2020年3月1日時点(ウェブ交換の還元は1dポイント=1円相当として)