2018年5月末まで利用可能な学割キャンペーンがドコモとauにて発表されました。今年のトレンドキーワードは「月額1,480円から」のようです(本ページは2017-2018年5月まで実施されていたドコモとauの学割情報です。さらにパワーアップされた最新の2018年12月1日~2019年5月版の学割情報については「2019年ドコモの学割攻略」のページで紹介しています)。
日本では学生の約7割が持つというiPhoneをこの値段で買えるのか?と思ってしまうところですが、実際の負担額(スマホ代金と基本料金込み)を2018年版の学割を実際の各種キャンペーンと併用して、どのような条件を満たせば安く使えるのかシミュレーションしてみましょう。
各社の学割についての細かい適用条件や割引の仕組みを知りたい方は、合わせて公式ページのキャンペーンも参照下さい(以下の料金シミュレーションでは料金に関わる部分以外を省略しています。各種適用条件を満たさないと学生でも割引を使えないケースもあります)。
☆「ドコモの学割や実施中のキャンペーン一覧をみる」
☆「auオンラインサイトでキャンペーン情報をみる」
ドコモの学割概要:「月サポ併用可能」がポイント
2017年12月27日から受付が始まっているドコモの学割では、非常にシンプルな仕組みの割引・還元となっています。
ドコモの学割では、大雑把に言うと「通常のスマホ月額割引(月々サポート)に1年間1,500円割引を上乗せ出来る」と簡略化して考えてしまっても良いでしょう。ドコモの学割-1500円/月×12ヶ月の値引き)は、スマホ購入代金の補助である「月々サポート」および、一括値引きの「端末購入サポート」を適用するための条件と同じ加入プランで適用可能です。
そのため、月々サポート・端末購入サポートによるスマホの値引き+学割の相乗効果で、機種購入代金を含めてもiPhoneが安く持てるのが特徴となっています。iPhone8だけでなく、iPhone Xでも、最新のGalaxyやXperiaでも同額の学割が使えます。
より詳しいドコモの学割解説は以下のページも参照下さい。
関連記事:2018年ドコモの学割発表 25歳以下ならiPhone8を買っても基本料金280円~
auの学割概要:「ネット回線セット」がポイント
auの2018年版学割は2017年12月15日から2018年5月31日までの期間に25歳以下の学生および、その家族が割引を適用出来ます。
今年のauの学割は、2017年から始まった新しい料金プラン体系「ピタットプラン/フラットプラン」限定である点に注意が必要です。ピタット/フラットプランは通話料金・パケット料金がセットになった割安な料金プランですが、auの学割とiPhoneの月額値引き(毎月割)が適用できないというトラップがあります。
そのため、料金プランが安くともiPhoneの本体代金負担が結局高くなってしまう可能性もあるので、「iPhone8の代金負担分を上回るほどの料金プランに割引を上乗せ出来るかどうか」が節約のポイントになります。
その節約のポイントがネット回線とのセット割引の有無となります。auの光回線を契約していない場合は、先にネットを契約してからauのiPhoneを学割を適用しながら買うことをオススメします。
関連記事:auスマートバリューに使えるネット回線・必須契約サービスを調べる方法
ドコモでは、iPhoneやスマホ購入時にさまざまな割引を併用できます。各種条件・割引額は契約条件によって異なりますが、学割と併用できるものもありますので、上記シミュレートよりももっと安くiPhone8を買うことが出来るはずです。
公式ページ | 期間* | 割引額 |
5Gギガホ割 |
終了未定 | 5Gギガホ契約で 最大6ヶ月間 月額1000円割引 |
5Gウェルカム割 |
終了未定 | 5G機種限定 最大2.2万円相当 機種値引き・還元 |
端末購入割引 |
終了未定 | 対象機種限定 機種変更で 機種値引き・還元 |
ギガホ割 |
~未定 | 新料金プラン 月額1000円引き 最大6ヶ月適用 |
はじめてスマホ割
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~未定 | 他社利用者OK スマホデビューで 1000円×12ヶ月 値引き上乗せ |
はじめてスマホ購入サポート
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~未定 | 他社利用者OK スマホデビューで 最大2.2万円還元 |
対象機種購入特典 |
CPに依る | [対象機種限定] 対象機種購入で 各種特典・ プレゼントあり その他特典多数 |
ドコモの下取り プログラム |
指定なし | 最大7.15万円還元 (iPhone7 32GBなら 通常13,000円) |
dカードで決済
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指定なし | [オンライン限定] dカード決済で ポイント2倍 (付属品も対象) |
ドコモのiPhone8を更に安く買う方法
パターン1(新規:家族とシェア)の場合に併用出来るキャンペーンを適用した場合のiPhone8 64GBの負担を1例のみ計算してみましょう。ここでは下取り端末として他社のiPhone6(16GB~128GB、通常品)を想定しています。
新規契約時 | iPhone 8 64GB (税込み計算) |
本体代金 | 3,699円×24回 総額88,776円 |
月々サポート | 2年間適用時 合計-57,672円 |
家族まとめて割 | 5,184円/台還元 |
家族紹介CP | 10,000円相当P還元 |
dカード一括払い | 1,774円相当P還元 |
iPhone6下取り (全容量同額) |
13,000円相当P還元 |
実質負担額 | 月額 約48円 総額 1,146円 (ポイント値引き含む) |
さらにドコモの学割2018で 1,620円×12ヶ月+3000円相当 ポイント還元を上乗せ |
*下取りは2017年12月28日時点の査定を参照しました。その他機種・最新価格リストは「ドコモの下取りプログラム」にてチェックしてください。各販売価格・割引・還元額は変更されることもありますので、必ず購入前に各自で最新情報をチェックしてから検討してください。
[新規・のりかえ特価情報]:2017年12月29日より、ドコモのiPhone8/8 Plusを新規またはのりかえ(MNP)で購入すると、一括5.7万円引きによる購入サポートが適用されるようになりました。これにより購入時に負担を一気に抑えられるため、一括払いが難しい・分割購入による借金状態が嫌な人に買いやすくなりました。詳しくは「ドコモiPhone8/8Plus 端末購入サポート適用で一括値引き 学割併用で維持費も格安280円」を参照ください。
ドコモショップの店頭でiPhone8を購入すると、上記の本体価格以外に「頭金」と称して高額の手数料(8,640円くらい)を徴収するショップがあります。ドコモの公式ウェブサイトで注文すればそのような上乗せ金は絶対に発生せず、頭金は完全無料です。特に年末年始で混雑するショップに行く手間も省略出来るウェブ注文を推奨します(オンラインの注文方法・手順については「ドコモの簡単オンライン注文手順まとめ」を参照)。
旧プランのデータ定額(パケット定額プラン)は学割の対象外となります。毎月割・端末購入サポート・初スマホ割・3Gスマホ機種変更プログラム等はすべて学割との併用不可です。このあたりがドコモの学割と大きく異なるので気をつけて下さい。
auスマホとネット回線をセット割引に出来ない場合はこの値段がスタンダードとなります。このケースはドコモのパターン3(カケホライト+5GB)と近いプラン内容になります。
*auアップグレードプログラムを使う場合、上記のiPhone8 64GBの負担を半額(48分割にして、最大24回分の支払いを免除)に減らすことも出来ます。アップグレードプログラムについては「au新プランの罠 アップグレードプログラムEXは加入するべきか?」のページを参照し、使うかどうかよく考えて下さい。
auひかり契約でキャッシュバックを狙う
auのピタット/フラットプランでは機種代金に関わる値引きが無くなったため、価格が9万円以上するiPhone8の機種代金が重くのしかかって来ます。auスマートバリューの割引額も従来のパケット定額向け(最大月額2,000円)より小さいため、毎月の負担額はネットとセットにしてもやや高めです。
しかし、まだauのネット回線を使っていないのなら、自宅ネット回線の新規契約で高額キャッシュバックを狙える可能性もあります。
auひかりのキャッシュバックを扱う代理店は多数ありますが、特に条件が緩く・高額なキャッシュバックがあるネット申し込みサイトでは、ネット回線だけの申し込みで最大43,000円・電話回線付きなら50,000円が貰えますので、iPhone 8の購入資金に充てて、さらにスマートバリューで月額割引を狙いましょう。
☆「auひかり ネット+電話で必ず50,000円!キャンペーン適用条件はこちら 」
auひかりなどのスマバリ適用が出来ないと、auの学割では月額維持費がCM表記の「1,480円から~」よりも500円・1,000円値上がることになります(年間6千円・1万2千円)。auのiPhoneを今後も使っていくのならauひかりを使わない手はないので、この機会にネット環境の見直しをオススメします(ネット環境を見直さないのなら、auではなくドコモやSBに移動をオススメします)。