ドコモの人気コンパクトスマートフォン Xperia X Compact SO-02JをAndroid 7.0に更新して、実際に数日間使ってみた感想を届けします。

ドコモの最新スマートフォンで最も小さく、必要十分な性能・機能を備えながら機種変更で一括1.5万円という格安なSO-02JはAndroid 7.0でも快適に動いています。

Android 6.0→ Android 7.0へアップデートすることによる変更点については「ドコモXperia X Compact SO-02JにAndroid7.0の配信開始!早速アップデートしてみた 不具合修正・変更点あり」にて解説しています。

Android 7.0へ更新しても3日間利用可能

Xperia X Compact SO-02Jでは、ドコモが発表している公式の実利用可能時間は約95時間とされています。この数値はSO-02J発売時点のOS Android 6.0バージョンでのテスト結果のはずです。

スマートフォンやパソコンではシステムの更新によりバッテリー消費に変動が出ることがあり、バッテリーの持ちが良くなることもあれば、調整が不十分・バグなどにより悪くなってしまうこともあります。しかし、管理人の実機では更新後の利用で電池の消費に問題はありませんでした。

ただし、更新直後はシステムとアプリの最適化がバックグラウンドで行われ、更新から数時間~は電池の減りが大きくなることがあります。下記のグラフだとそれが3/8の日付変更後にあらわれており、1時間で0.8~1%くらいのペースで減っています(GPSのオン/オフも切り替えていますが、GPSはオンのままでもほとんど電池の消費には影響しません)。

更新直後のバッテリー消費以外は半日も経過した頃には安定しており、1時間あたり0.3~0.5%くらいまで電池の消費が抑えられるようになっています。

私の使い方だと、100%の充電から3日間利用してもまだ30%残っていました。私にとってSO-02Jはサブ回線であるため通話はほとんど利用せず、LINE/カメラ/ウェブ/メール/マップなどが主な利用でした。

連続で操作している時間帯はそれなりにガクっと電池が減っているように見えますが、使っていない(スリープ)状態ではほとんど電池を消費せず、安定しています。

Xperia X CompactはAndroid 7.0に更新してもバッテリーの暴走などは起きませんでした(ただし、ユーザーがインストールしたアプリによってはシステムと競合して電池を異常消費する可能性はゼロではありません。その場合は上記のような電池消費監視アプリを入れて、何が悪さをしているか確かめましょう)。

SO-02Jでは2700mAhのバッテリーが搭載されています。ライトユーザーなら3日間は充電しなくても利用が可能であり、クイックチャージ3.0にも対応しており素早く充電出来るところも魅力の一つ。Android 7.0では省電力性能が強化されているということですので、今使っているスマホの電池の持ちが悪いな、という人にもSO-02Jの最新バージョンはオススメできます。

追記:Android 7.0に更新して1ヶ月使ってみましたが。更新後特に動作に異常は見られず、安定して使えています。Android6.0のときに比べて大幅に電池の持ちが良くなったということは私の環境では見られなかったものの、上記の通りスタンバイの電池の持ちもよく、快適です。

*QC3.0を利用するには規格対応したACアダプター・ケーブルが必要です。SO-02Jには同梱されていませんので、所有していない人は「ドコモオンラインショップ」で本体と一緒に注文出来ます。関連記事レビュー]Xperia X Compact SO-02Jを急速充電(QC3.0)対応ACアダプタで充電 1.0Aと速度比較

処理能力も安定したパフォーマンスを維持

Xperia X Compact にはSnapdragon 650という、ハイパフォーマンスなCPUチップセットが搭載されています。通常のメニュー操作はもちろんのこと、ほとんどのゲームアプリが十分快適に動くレベルの処理能力を持っています。

スマホの処理能力を測る基準としてよく利用されるAntutu BenchmarkをAndroid6.0→ 7.0の変更前後で比較してみましょう。

Android 7.0にアップデートしたあとのSO-02Jのスコアは8万点を超えました。スコアの詳細は以下の通りです。

Ver6.2.7 Android  6.0 Android 7.0
トータルスコア 76878 80597
3D トータル 16020 17454
3D Garden 5023 5240
3D Marooned 10997 12214
UX トータル 28493 30285
Data Secure 6296 6654
Process 4251 4854
Strategy Games 7790 8524
Image Process 6463 6071
I/O Performance 3693 4182
CPU トータル 24298 24682
Mathematics 7916 8166
Common Use 6123 6224
Multi-Core 10259 10292
RAM 8067 8176

各項目でスコアがアップしています。。。けれど、このくらいの数値は誤差範囲でしょう(笑) 数値は測定するごとに数%くらいはブレますし、何度も連続で測り続けると本体が加熱し、パフォーマンスが低下することもあります(Snapdragon 821搭載機種で約1時間・10回連続測定をしたら15万点→10万点くらいまで落ちました)。

Android 7.0に更新後、Xperiaのユーザーインターフェイスはところどころ変更されていますが、メニューを開くアニメーション・アプリの応答速度に問題は発生していません。その他3日間の利用で致命的なエラーには遭遇していませんので、Android6.0のまま更新させずに様子見をしていた人もバージョンアップしてみてはいかがでしょうか。

Xperia Z3 Compact SO-02Gなどの旧コンパクトシリーズを利用中の人はXperia X Compactへの買い替えで機能も性能も、そしてシステムも最新のものに機種変更するとより一層快適に使えると思います。

☆「ドコモ Xperia X Compact SO-02Jの価格・機能をみる

irumo
Xperia X Compact SO-02J Android7.0使用レビュー 電池の持ち・パフォーマンスともに問題なし

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