10万円超えのハイエンド機種は高すぎて話にならない、でも初心者向けの低スペック機種では満足できないという人向けの”性能と価格のバランスが良いスマホ”がさらに高コスパな状態となってきています。
主に2021~2022年に発売された”格安スマートフォン”に分類され、かつ、そこそこ性能も高いミドルスペックのスマートフォンでは、Qualcomm Snapdragon 695 5Gと呼ばれる型番のチップが使われました。
(ソニーのヒット作 Xperia 10 IVもSDM695搭載)
このSnapdragon 695 5Gを積んだスマートフォンは各メーカーにより”初心者向けにとことん安くしたモデル”や、デザインや独自のコンセプトに合わせて高額の価格設定をするようなモデルまで玉石混淆といったラインナップがあり、発売時の定価は2万円台~最高額では10万円近いモデルも存在します。
Snapdragon 695 5G搭載モデル | 定価 |
SONY Xperia 10 IV | 59,800円~ 74,880円 |
OPPO Reno7 A | SIMフリー 44,800円 |
HTC Desire 22 Pro | 64,900円 |
AQUOS sense7 | 5.5万円~6万円 |
AQUOS sense7 plus | 69,840円 |
AQUOS wish2 | 22,000円~ 26,640円 |
AQUOS sense6s | 約4万円 |
moto g52j 5G | 39,800円 |
Redmi Note 11 Pro 5G | 44,800円 |
arrows N | 98,780円 |
*それぞれ発売当時のメーカー・ショップ定価参考価格。上記以外のモデルは「Snapdragon 695 5G搭載機一覧」を参照。
(Snapdragon 695 5G搭載最安のAQUOSスマホ)
しかし、2023年時点で発売から時間が経ち、そろそろ次世代機・新型モデルへ移行が始まるという2023年4月時点においてSnapdragon 695 5G搭載のスマートフォンは契約なし(本体のみ購入)でも1万円以下だったり、契約あり(契約割引)なら実質1円/一括1円~といった投げ売りの対象となっています。
同じ「Snapdragon 695 5G」のチップを積んでいても、処理性能以外の部分にはいろいろと違いがあるものの、 ”処理性能がそこそこ高く、コスパに優れるスマホ”が欲しいのなら、安くなった投げ売りセール品~白ロム(中古~新古品含む)が狙い目です。
契約なしで1万円切り!最安のシャープスマホ
2022年モデルのシャープが出したスマートフォンのうち、最も安い価格設定がされていた「AQUOS wish2」というモデルのドコモ版は、2023年春時点で1万円以下で本体のみ(新古品の場合)購入が可能です。
AQUOS wish2はSnapdragon 695 5Gと搭載したモデルのなかで、もともと定価も最安の22,000円(ドコモ発売時価格)というずば抜けた安さでした。
AQUOS wish2は5Gスマートフォンですので、通信状態が良い場所なら超高速通信が体験出来ます。
この機種はCPU以外の性能・仕様は初心者向けのエントリークラスの域を出ないため、高性能で何でも快適に使えるスマホが欲しい人には向きません。しかし、契約なしでも今の相場なら1万円を切れる特価は魅力です。
☆「ノジマ 【新古品】 docomo AQUOS wish2」/2023年4月27日時点、9,000円(送料無料)
*ノジマの新古品販売品は、未開封または動作確認程度で通常利用はされていない在庫です。最新の価格・在庫、保証規定等は公式サイトの表記を確認してください。
続きを読む → docomo AQUOS wish2実機レビュー
人気のXperia 10 IVも半額以下へ
ソニーの2022年モデルでは、初心者向けの低スペック機Xperia Aceシリーズと、上位モデルのXperia 1/5の中間的な性能のモデルとして「Xperia 10 IV」が各社から発売され、2023年春時点で大きく相場が下がっています。
Xperia 10 IVはSnapdragon 695 5Gを搭載したスマートフォンの中ではやや高級・高性能な部類のモデルであり、カメラ性能や電池持ちに優れています。
特に電池性能は他の上位モデルと同じ・歴代シリーズ最大の5000mAhバッテリーを搭載したため、電池持ちの良さは好評です。
発売当時の価格は性能が高めであったことも影響して格安スマホとしてはやや高いという印象の6~7万円(価格はキャリアにより異なる)だったのですが、今や契約なしでも半額以下の3万円台が相場です。
特にソフトバンク向けモデル(型番A202SO)の白ロムが安くなっているので狙い目です。
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なお、契約ありならXperia 10 IVは実質1円や月額1円も当たり前です。
バランスの良さに定評 OPPO Reno7A 一括4980円~
2022年モデルのミドルスペックモデルの代表格と言っても良いのがOPPOのSnapdragon 695 5G搭載、「Reno7 A」です。
OPPO Reno7AはSIMフリーモデル(型番CPH2353 )のほか、ワイモバイル向け(A201OP)・au/UQ向け(OPG04)などのモデルがあり、発売当時の価格はそれぞれ4万円台半ばでした。
OPPOのRenoシリーズは防水防塵性能、低価格機種としてはきれいに撮影ができるカメラ、おサイフケータイにも対応するなど万人が使いやすい機能・性能を持った機種であり、旧世代のRenoA→Reno3A→Reno5Aなど、歴代機種も発売から時間が経つと投げ売られて非常にお得な価格になってきました。
そして最新作のReno7 Aはワイモバイルが積極的に投げ売りをしており、公式サイトでは乗り換え(MNP)なら一括4,980円・機種変更でも発売時の半額以下となる一括19,440円にまで値下げしています(それぞれGWセール価格)。機種変更でこの価格はかなり安いです。
Snapdragon 695搭載機はMVNOでも安い
値引前の通常価格が3~4万円程度で機能バランスの良いモデルが多かったSnapdragon 695 5Gを採用したスマートフォンは、格安SIMサービス(MVNO)での取り扱い・値引も盛んです。
格安スマホサービスの大手、IIJmioでは定価44,800円であったRedmi Note 11 Pro 5GをギガプランMNP限定特価で半額以下の一括19,800円、定価39,800円であったmoto g52j 5Gは一括9,980円まで割引可能です。
IIJではXperia 10 IV, AQUOS sense7, HTC Desire 22 Proも扱っています。
☆「IIJmio 公式サイトで最新情報・キャンペーン情報をみる」
各キャンペーン情報は記事執筆時点のものです。内容は変更されることがあるため、必ずIIJmio公式サイトで正しい情報をご確認下さい。
2023年4月時点ではまだあまり安くなってはいない機種もありますけれど(2022年秋冬に発売されたばかりの機種もある)、上記の通り発売から1年近くが経過した機種は大きく市場相場が下がっており、コスパに優れるモデルが多くなっています。新品に拘らなければ、さらに安い中古・二次流通品も見つかるはずです。
無論、定価が10万円以上のようなハイエンド機種と比べてしまうと処理性能以外の部分(ディスプレイ表示の滑らかさやカメラ性能など)も劣ってしまうことがあるSnapdragton 695 5Gですが、ある程度までならゲームやカメラ撮影も楽しめるモデルもあります。
(トリプルカメラ搭載のXperia 10 IV)
Snapdragon 695 5G搭載スマホはまだ2023年4月待つ時点ではほとんどのモデルが現行モデル(型落ちしていない)ため取り扱いショップも多く、流通量も豊富です。安く買えるかどうかはセール次第・ショップ次第となっていますので、お得に買えるセール・キャンペーンを使って激安でゲットしましょう。