ワイモバイルから発売中のスマートフォンは3大キャリアで扱われているハイエンドモデルとは違い、低価格で買いやすいモデルが多くなっています。
一方で、1台でなんでも出来る「オールインワン」なスマホばかりではなく、特に国内モデルでは標準装備的なテレビ(ワンセグ)・おサイフケータイ・防水機能が省かれているモデルもありますので、購入前に機種の性能・機能を把握してからスマホを選ぶべきです。
ここではワイモバイルの公式サイトで売られているスマホ機種の主要スペックと販売価格をひと目でわかるように、リスト化してみましたので、スマホ選びの第一歩の参考にどうぞ。
2017年4月時点の取扱機種一覧
機種名 | Android One S2 |
Android One S1 |
507SH |
メーカー | 京セラ | シャープ | シャープ |
画面サイズ | 5.0インチ | 5.0インチ | 5.0インチ |
おサイフ機能 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ | ○/○ |
テレビ | 非対応 | 非対応 | ワンセグ |
VoLTE | 対応 | 対応 | 対応 |
赤外線通信 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 一括32,400円 | 実質13,068円~ |
機種名 | Nexus6P | DIGNO E | AQUOS 403SH |
メーカー | Huawei | 京セラ | シャープ |
画面サイズ | 5.7インチ | 5.0インチ | 5.2インチ |
おサイフ機能 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
防水/防塵 | ×/× | ○/○ | ○/○ |
テレビ | 非対応 | 非対応 | 対応 |
VoLTE | 対応 | 対応 | 対応 |
赤外線通信 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
価格 | 実質13,068円~ | 一括32,400円 | 実質108円~ |
機種名 | Nexus5X 16GB |
LUMIERE | P9 lite |
メーカー | LG | Huawei | Huawei |
画面サイズ | 5.2インチ | 5.0インチ | 5.2インチ |
おサイフ機能 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
防水/防塵 | ×/× | ×/× | ×/× |
テレビ | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
VoLTE | 対応 | 非対応 | 非対応 |
赤外線通信 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 実質108円~ | 実質108円~ | 一括12,980円~ |
*実質価格・一括価格はワイモバイル公式ショップにて、最大の月額割引を適用させた場合の機種負担額です(2017年4月時点、頭金を含む。税込み表記で統一してみました)。詳しい契約種別・プラン別価格は公式サイトの各商品ページを参照下さい。
ワイモバイルで使える全部入り機種は403SH
2017年4月時点において、ワイモバイルが直接販売しているスマートフォン機種で「防水・ワンセグ・おサイフケータイ」のすべてを搭載した全部入りスマートフォンはAQUOS CRYSTAL Y2があります。
ワイモバイルで取り扱いが始まったのは2016年2月ながら、元になっている403SHはソフトバンクにて2015年夏モデルとして発売されたモデルです。ワイモバイルのスマホではおサイフケータイ・ワンセグの両方に対応した機種は非常に少ないため、国内サービスの機能面だけで言えばAQUOS CRYSTAL Y2は最も便利なワイモバイルスマートフォンと言えるでしょう。
ただし、AQUOS CRYSTAL2の処理能力はかなり低め(ベンチスコアについては後述)。重い3Dゲームなどの動作はかなりつらいレベルとなっています。一方でこのくらいの処理能力でもネットを見たり動画を見たりするくらいならそれほど動作の遅れを感じることも無いはずですので、スマホにスペックを求めない・4~5年前のスマホでも全然気にならないという人なら問題なく使えるでしょう。
AQUOS CRYSTALシリーズは「狭額エッジ」によるフレームレスデザインを採用しており、画面の隅々までディスプレイが広がっているように感じられます。
ディスプレイサイズが5.2インチで大きめとなっていますので、小さな画面では操作がしづらいと感じる人にも向いています。
☆「ワイモバイル AQUOS CRYSTAL Y2(403SH)をくわしく見る」
なお、ワイモバイルのオンラインストアではAQUOS CRYSTAL Y2のアウトレット在庫も販売しています(一括15,120円~)。
処理能力の目安
機種名 | CPU | RAM | *Antutu ベンチスコア |
iPhone SE | A9 | 2GB | 124,598 |
iPhone 5s | A7 | 1GB | 63,069 |
Android S2 | スナドラ425 | 2GB | 36,000前後 |
Android S1 | スナドラ430 | 2GB | 42,000前後 |
507SH | スナドラ617 | 2GB | 43,000前後 |
403SH | スナドラ400 | 2GB | 24,000前後 |
Nexus 6P | スナドラ810 | 3GB | 80,000前後 |
Nexus 5X | スナドラ808 | 2GB | 58,000前後 |
DIGNO E | スナドラ410 | 2GB | 27,000前後 |
LUMIERE | Kirin 620 | 2GB | 30,000前後 |
P9 lite | Kirin 650 | 2GB | 53,000前後 |
*Antutu Benchmarkは搭載されたCPU/RAM容量から推測されるおよその数値であり、実測ではありません(iPhoneSE,5sは管理人所有機種での実測値。アプリはver6系統を想定)。アプリは無料でダウンロード出来ますので、今使っているスマホと比較したい場合は各自で測定してみましょう。
実際の動作がスムーズであるかどうかはベンチマークのスコアだけでなく、メーカーのシステム開発能力も大きく影響します。ベンチスコアは一定の処理能力比較には使えますが、測定誤差も大きく過信は禁物です。
最新OSが使える Android Oneシリーズ
Googleが展開するAndroidブランドのスマホにおいて、最新のOS・セキュリティシステムを提供するプログラムである「Android One」に採択されたモデルがワイモバイルからは2017年4月時点で3機種販売されています。
最新のOSが使えるスマホとして従来なら「Nexusシリーズ」が国内では最もピュアなAndroid端末として購入ができましたが、海外販売と同じデザインがされているためワンセグ・防水機能がありませんでした。一方のAndroid One S1/S2/507SHは防水・防塵に対応。507SHはワンセグも見れます。
CPU/RAMなどの処理性能はミドルスペックレベルながら、日常生活(電話・メール・SNSアプリ・ネット閲覧くらい)の利用ならば問題なく行えるレベルですので、最新OS&シンプルな機能を望むのならAndroid Oneシリーズがオススメです。
激安価格になったNexus 5X
2015年10月に販売開始となったGoogle Nexus 5Xは、2017年時点では大きく値下げをされて実施負担108円から購入できるようになり、コストパフォーマンスが高いスマホとなっています。
おサイフケータイ・防水機能・ワンセグなどは一切ついていない反面、他機種よりも処理性能が高いのに安く提供されています。背面には指紋認証センサーも搭載されています。5.2インチという大画面ながら本体重量は136グラムと比較的軽く、操作性は悪くありません。
2017年のハイエンドモデルと比べると処理能力は劣るものの、Antutuベンチマークで5万点後半というと2014年前後のハイエンドスマートフォンクラス(Snapdragon 801相当)の数値です。2~3年くらい前のスマホを今使っていて、処理性能に問題を感じていないのならNexus 5Xに機種変更をしても違和感なく使えるのではないでしょうか。
なお、Nexus 5Xにはデータ容量が16GBモデルと32GBモデルの2種類がありましたが、ワイモバイルでは現在32GBモデルの在庫が尽きかけています。
ワイモバイルでは電話回線契約時に必ずしもスマートフォン本体を買わないといけないわけではありません。ワイモバイルの回線で利用可能なスマートフォンを家族が持っている・SIMフリー(ロック解除済み)の端末を別途購入して利用をすることも出来ます。
自分自身でスマートフォンを用意する場合には自己責任において利用可否を判断する必要がありますが、もっとお手軽にSIMフリースマホとのセット販売で購入出来るのがHuaweiの人気SIMフリー機種 P9 liteです。
P9 liteの通常販売価格は27,864円(Huawei公式ストア価格)のところ、ワイモバイルの新規契約セットであればスマホプランS契約時 17,980円、スマホプランM/L契約時には12,980円の特別価格で購入できます。
☆「ワイモバイル P9 lite+SIMカードセットの購入はこちら」
SIMフリースマホはワイモバイル以外の回線でも利用可能(P9 liteなら国内ではドコモ・ソフトバンク回線でも利用可能です)ですので、将来的に別回線と入れ替えて使いたい場合にも便利です。
上記のワイモバイルセットで購入すれば端末と回線がセットでワイモバイルから送られてきますので楽ではあるのですが、P9 lite本体を別途通信販売等で購入したほうが、実はもっと安く契約できます。
SIMフリースマートフォンも発売から時間が経過すると少しずつ値下げされます。セールやキャンペーンで更に安く買えるタイミングもあります。
ワイモバイルではSIMカードのみをスマホプランで契約した場合にもキャッシュバックによる還元が受けられますので、節約重視の人は「セールで安くSIMフリースマホを買う+ワイモバイルSIM契約のキャッシュバック分」のトータルで安くなるほうを選びましょう(キャッシュバック額は時期によって変動することがあります)。
やっぱりiPhone!価格とスペックを選べる5S & SE
2016年9月モデルのiPhone7から防水機能・Suicaへの対応が始まり人気を博していますが、ワイモバイルで取り扱われているiPhone5s, SEには「テレビ・防水・おサイフ機能」はありません。その代わり片手で操作しやすい4インチサイズのiPhoneが2種類ラインナップされています。
2013年モデルのiPhone5sと、そのiPhone5sに2015年モデル相当のスペックにアップさせたiPhone SEを選ぶことが出来ます。
価格重視の方には実質108円から購入できるiPhone 5s, スペック重視の方にはワイモバイルスマホの中で1台だけ桁違いのAntutuベンチスコアを叩き出せる iPhone SE、お好きな方を買いましょう。
関連記事:iPhone SEよりお買い得!ワイモバイルのiPhone5s購入費用と維持費・2年間の支払総額を計算
関連記事:スペックアップしたiPhone SE ワイモバイルではワンキュッパから!価格と割引キャンペーン情報
個人的にはiPhone5sも十分に使い勝手が良い名機だと思っていますが、新モデルのiPhone SEのほうがやはりカメラ性能・処理性能には違いもあります。
上記の価格は本体価格から直接割引される「月額割引」だけを考慮しましたが、実際にはもっとたくさんの割引・キャンペーンを適用して負担を減らすことが出来ます。欲しい機種が決まったら、ワイモバイルで更に安く維持するために下記の記事も参考にどうぞ。
☆「2017年4月版 ワイモバイルで実施中のスマホ向けキャンペーンまとめ」