2022年7月末時点で、特定の条件を満たせば非常に安く買える格安スマホの「ソニー Xperia 10 IV」と「Google Pixel 6a」の比較です。

ソニーのXperia 10 IVもグーグルのPixel 6aも、2022年7月に発売されたばかりの最新スマートフォンです。両機種ともに特別割引が強力に適用され、驚くほど安価で買えます。

どちらも機種代金の負担は「タダ同然」ですが、Xperia 10 IVとGoogle Pixel 6aの性能にはいろいろと違いがあるため、「スマホのことはよくわからない」というユーザーがスマホを選ぶべきポイント・チェックすべき違いを挙げていきます。

Xperia 10 IVとPixel 6aの基本性能比較

スペック・仕様 ソニースマホ
Xperia 10 IV
グーグルスマホ
Pixel 6a
ディスプレイ 6.0インチ
FHD+

有機ELパネル
6.1インチ
FHD+
有機ELパネル
サイズ 153 × 67
× 8.3 mm
152.2 × 71.8
× 8.9 mm
重さ 161グラム
178グラム
SIMスロット
nano SIM+eSIM
nano SIM+eSIM
電池容量 5000mAh 4410mAh
急速充電
対応
対応
CPU Snapdragon 695 5G
Tensor
RAM 6GB 6GB
ROM 128GB
128GB
5G通信 対応 対応
おサイフケータイ
対応
対応
ワンセグ/フルセグ
非対応
非対応
ワイヤレス充電
非対応
非対応
外部ストレージ
対応
非対応
カメラ 1200万画素[メイン] (1/2.8インチセンサー)
+800万画素[超広角] (1/4インチセンサー)
+800万画素[望遠] (1/4.4インチセンサー)
1220万画素[メイン]
(1/2.55インチセンサー)
+1200万画素[超広角]
防水防塵
対応 対応
生体認証
指紋(本体横) 指紋(画面内)

*より詳細な機能・仕様はメーカーHP等を参照ください。

サイズ感の違い

Xperia 10 IVとPixel 6aを比べた場合、より小さく・軽いのはソニー Xperia 10 IVです。

Xperia 10 IVもPixel 6aも画面の大きさは似たようなものですが、Xperia 10 IVは細長のボディを採用しており、持ちやすさ・片手での操作性に優れます。Pixel 6aも同シリーズのPixel6/6 Proに比べればコンパクトで軽量化されていますが、Xperia 10 IVのほうがさらに17グラムも軽く、その差は歴然です。

Xperia 10 IVより画面が小さなスマホで、もっと軽いスマホというものなら幾らでも他に候補があるものの、5G対応・5000mAhの電池を搭載するスマホとしてXperia 10 IVは最軽量(発表当時、ソニー調べ)を謳うだけあり、軽さ/持ちやすさという点においてはXperia 10 IVは群を抜いています。

参考:日本の5Gスマートフォンのサイズ・重さ・価格一覧

ゲーム・処理性能の違い

はっきり言って、Xperia 10 IVとPixel 6aはどちらも”ゲームに最適”と呼べるほどの性能はありません。しかし、”どちらが快適にゲームができるか”という比較で言えばPixel 6aのほうが処理性能は格段に高いチップを積んでいます。

Xperia 10 IVには最新のミドルレンジ帯のスマートフォンに多く使われている「Qualcomm Snapdragon 695 5G」というチップが使われています。一方、Pixel 6aには2021年のスタンダードモデル/ハイモデルと同じグーグル製「Tensor」というチップが搭載され、その性能は格段にTensorが上です。

スマホの処理性能を数字で表すことのできるベンチマークアプリのスコア目安だと、以下のようなポジションです。

Antutuベンチマークのスコアと搭載CPUの目安を比較表にしてみると、以下のような感じです。

Antutuスコア(ver.9.x) 搭載CPU/目安
90万点~100万点前後 Snapdragon 8 Gen 1
/2022年の最高峰機種
70万点~80万点前後 Snapdragon 888
/2021年のハイエンドクラス
 【Pixel 6aはココ】
60万点~70万点前後
Snapdragon 865
/2020年のハイエンドクラス
50万点~55万点前後 Snapdragon 855
/2019年のハイエンドクラス
【Xperia 10 IVはココ】
35万点~40万点前後
Snapdragon 765 5G・
Snapdragon 695 5Gの水準

/2021-2022年のミドルクラス
30万点~35万点前後
Snapdragon 690 5G
/2021年のミドルクラス
25万点~30万点前後 Snapdragon 480
/2022年のエントリーモデルクラス

Xperia 10 IVは40万点であるのに対して、Pixel 6aは70万点ほどです。

Xperia 10 IVでも一般的なゲームの多くはスムーズに動作するはずですが、Pixel 6aならより多くのゲームが快適に遊べる水準だといえます(個々のアプリ動作状況はシステム・バージョンにも依存する場合があります)。

一方で、Xperia 10 IVもPixel 6aも最新の最高峰機種(例えば2022年モデル Xperia 1 IV/Galaxy S22/AQUOS R7など)と比べてしまうとメモリー(RAM6GB)が小さい・ディスプレイのスムーズさが低い(最大60Hz)などの”ゲーム向き”とされる機能が不足しているため、eスポーツ用のスマホにしたい場合には性能に物足りなさを感じる可能性がありえます。

”ゲームを何よりも最重視する”というユーザー以外には、Xperia 10 IVでもPixel 6aでも問題ないという評価です。

カメラ性能の違い

Xperia 10 IVのカメラ数は3個(超広角+広角+望遠)、Pixel 6aのカメラ数は2個(超広角+広角)という仕様です。

カメラの数こそXperiaのほうが上ですが、多くの場合にPixel 6aのほうがキレイな写真が撮れる(と多くのユーザーが感じる)仕様です。Pixel 6aのほうがセンサーサイズが少し大きいこと+グーグルの画像処理技術により、特に暗い場所での写真はPixelの得意分野です。

もちろんXperia 10 IVでも十分にキレイな写真は撮れます。

(Xperia 10 IV実機で撮影したもの/色調は無加工)

Xperia 10 IVとPixel 6aの写真性能で差が出るとすれば、極端に暗い場所での撮影です。Pixelでは夜景モード/星空モードによって、魔法のように明るい画像を作り上げることが可能です。Xperia 10 IVの夜景モードは良く言えば「自然な仕上がり」、悪く言えば「暗めで映えない写真」になりがちです。

明るい場所での撮影なら、Xperia 10 IVでもPixel 6aでもきれいな写真が撮れるでしょう。Xperia 10 IVのカメラ性能がダメというわけではないものの、「どんな場面でもきれいな写真が撮れる」という観点で選ぶなら、Pixel 6aをオススメします。

電池持ちの違い

スマホの電池持ち・バッテリー長持ちを重視する場合には、Xperia 10 IVを推奨します。

Google Pixel 6aは電池持ちに関するデータを公開していない(auの場合)ため公式比較データはないものの、Xperia 10 IVのほうが電池容量が大きく、省電力性能も優れる可能性が高いです。

Pixel 6aの電池は「24時間以上」、スーパーバッテリーセーバー利用で最大72時間までとされており、スタンダードモデルのPixel 6/6 Proより電池持ちが良くなっているという評価です。

Pixel 6a/Xperia 10 IVを安く買う方法

Xperia 10 IVとPixel 6aは、どちらもソフトバンクへ乗り換え(MNP)するとタダ同然レベルの激安で買えるチャンスがあります。

価格は平日・週末・月末などの時期によって異なる(週末が一番安い)ため、激安で買いたい人は下記より最新キャンペーンをチェックしてください。

auのPixel6aを単品(本体のみ)で安く買う方法

auではGoogle Pixel 6aをグーグル直販ストアよりも安く販売しています。

auのPixel 6aは本体のみでも購入できて、さらにクーポンやポイント還元でお得に買えるチャンスもあります。本体のみ購入なら、auユーザーでなくても(回線を持っていない/格安SIMユーザーでも)買えます。

購入時にPontaポイント/クーポンを獲得して、Pixel 6aの値引きに使うことも可能です。送料も無料、購入後にトラブルがあった場合にもau店舗で対応してもらえるので、安心して購入できるというメリットもあります。

2022年8月時点だと、Pontaポイントの1.5倍増量+1,000円値引きクーポンが使えます。

2022年格安2大スマホ Pixel6aとXperia10IVの比較-どちらが買い?評価・レビュー

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