2021年モデルのRedmi Note 9T (レッドミー ノート ナイン ティー/ソフトバンク)、Redmi 9T(SIMフリー)、2020年モデルのRedmi Note 9S の違い・比較およびそれぞれの特価情報・値引き情報を解説します。
Xiaomiの人気格安スマートフォンシリーズ「Redmi」ブランドのうち、日本で正規取り扱いがあるRedmi Note9S/Redmi Note 9T/Redmi 9Tはすべて1円から(*割引条件は各種あり。詳細は後述)購入できる、超格安モデルです。
Redmiシリーズは非常に安価でありつつ、価格の割に性能が高いことで全世界的にヒットしているシリーズとなりますが、廉価端末であるため機種によって性能・機能が削られており、「万能モデル」とは言えない仕様です。
価格が安いため「自分(および家族)に合うかどうかわからないけれど、とりあえず買ってみる」というのも良いのですけれど、無駄にお金を使うことを回避したい場合は、しっかりとその仕様の違いを理解してから購入しましょう。
先に結論を書いておくと、ソフトバンクのRedmi Note 9Tは常軌を逸した超高コストパフォーマンスな5G対応・おサイフケータイ付きスマホになっており、ソフトバンクユーザーなら「とりあえず買い」な端末です。
Redmi Note9T/9S/9Tの違い・比較
2021年2月時点で国内で購入できるRedmiシリーズは2021年モデルのRedmi Note 9T、Redmi 9Tと2020年モデル Redmi Note 9S(4GB/6GB)の3モデル・4種類です。
モデル | 2021年モデル Redmi Note 9T |
2021年モデル Redmi 9T |
2020年モデル Redmi Note 9S |
販売ルート | ソフトバンク (国内独占) |
SIMフリー 各種量販店 |
SIMフリー 各種量販店 |
本体定価 | 21,600円 | 17,490円 | 4GB/24,800円 6GB/29,800円 |
割引後価格* |
1円/月 (総額48円) |
一括1円~ |
一括1円~ (セール終了) |
ディスプレイ | 6.53インチ | 6.53インチ | 6.67インチ |
本体重さ | 200グラム | 198グラム | 209グラム |
大きさ | 縦:162mm 横:77mm 厚さ:9.1mm |
縦:162.3mm 横:77.3mm 厚さ:9.6mm |
縦:165.75mm 横:76.68mm 厚さ:8.8mm |
CPU | MediaTek Dimensity 800U | Snapdragon 662 | Snapdragon 720G |
RAM/ROM | 4GB/64GB | 4GB/64GB | 4GB/64GB 6GB/128GB |
電池容量 | 5000mAh | 6000mAh | 5020mAh |
カメラ | 4800万画素(メイン) +200万画素(マクロ) +200万画素(深度) |
4800万画素(メイン) +800万画素(超広角) +200万画素(マクロ) +200万画素(深度) |
4800万画素(メイン) +800万画素(超広角) +500万画素(マクロ) +200万画素(深度) |
SIMスロット | nano SIM×1枚 | nano SIM×2枚 | nano SIM×2枚 |
5G/4G通信 | 5G/4G対応 | 4G対応 | 4G対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 指紋認証(横) | 指紋認証(横) | 指紋認証(横) |
防滴 | 対応 | 対応 | 対応 |
(*2021年4月3日時点、各税込み。割引には各種条件があります)
まず大前提として、Redmi Note 9Tはソフトバンクでしか買えません(SIMフリー・他キャリアの取り扱いはありません)。一方、Redmi Note 9S/Redmi 9TはSIMフリーモデルがあるため、本体のみを通販や格安SIMセットで購入することが可能です。
Redmi Note 9Tは2021年2月3日予約受付開始、2021年2月26日発売開始となります。
Redmi Note 9S/9T/Redmi 9Tはいずれも6.5インチ超え・重さ200グラム前後の大型スマートフォンです。
「6インチ台」というだけなら他社スマホでも珍しくないサイズですが、このRedmi 3機種は5000・6000mAhという大容量バッテリーを搭載したため、手に持った感覚はずっしりと重いです。はっきり言って、小型モデルのスマホが好みの人にはあまりおすすめ出来ません。
しかし、逆に言えば「重さを多少犠牲にしてでも電池持ちを優先したい」という人に向いています。
ソフトバンクRedmi Note 9Tの場合、4G連続通話可能時間は約2,200分となり、同じくソニーの5Gスマホ Xperia 5 II に比べて3割以上も長持ちします。
容量としてはRedmi 9Tが6000mAhで突出していますが、Redmi Note 9S/Note 9Tでも並のスマホよりはかなり電池がよく持つと考えて良いでしょう。
Redmi Note 9S/Redmi Note 9T/ Redmi 9Tは「防水」には対応していないものの、防滴コーティングはされています。
一方で、CPUの処理能力にはかなり差が出ています。
Redmi Note9T/Note9S/9TのAntutuスコア
Redmi 3モデルはそれぞれ処理パフォーマンスに影響するSoC/RAM(メモリ)/ROM(ストレージ)が異なります。
まずベンチマークテスト上で最も性能が高いのは、最新のソフトバンク Redmi Note 9Tです。
Redmi Note 9Tに搭載されたSoC MediaTek Dimensity 800Uは、5G通信対応・7nmプロセス・最大2.4GHzのクロックスピードで、一般的なゲームなら十分スムーズに遊べる水準の処理性能があります。
Redmi Note 9SはQualcomm Snapdragon 720Gを搭載し、こちらもまたゲームもサクサク動く水準で2万円台で投入されたことで、2020年時点最高クラスのコスパモデルと言われていました。
Antutuベンチマークスコア(ver 8系統)で比較すると、Redmi Note 9Tは30万点台前半であり、Redmi Note 9S(6GB版)は27万点ほどです。数字としては1割程度Redmi Note 9Tのほうが上になります。
この「Antutuのスコアが30万点前後」という処理性能を2万円のスマホで実現していることは、2021年時点からみても破格です。例えば、ドコモが発売している富士通の最新スマホはAntutu32万点の性能で定価7.6万円です。
もちろん富士通のスマホとXiaomi Redmi Note 9Tではさまざまな性能・機能面で違いがあるため、「ソフトバンクで2万円の機種とドコモで7万円のスマホが同じ性能」という意味ではないものの、ベンチマーク上の処理性能は同等の動きが期待できます。5G対応かつゲームも十分な性能あり・おサイフケータイ対応で2万円という価格は並々ならぬレベルだということです。
一方で、最も価格が安いRedmi 9TはQualcomm Snapdragon 662というチップが使われており、Antutuベンチマークスコアだと18-19万点程度になるため、Redmi Note 9Tよりも3~4割ほどスコアが低くなります。
Qualcomm Snapdragon 662は低消費電力で発熱が少ないことが魅力とされています。
*「快適に遊べるかどうか」という基準は個々のゲーム・アプリに依存するため、「Redmi 9Tは性能が低くてゲームが出来ない」という意味では有りません。SDM662でもある程度までのゲーム(例えばパズドラやポケモンGOなど)なら通常通りに遊べるはずです。Snapdragon・MediaTekシリーズでの動作・相性の違いなどもありますので、必ずしも「Redmi Note 9TがNote 9Sよりゲームで遊ぶには向いている」ということを意味するものではありません。
カメラ性能はほどほど
Redmiシリーズのカメラは、メインカメラはすべて同じ4800万画素になっています。広角・マクロ・深度センサー用の仕様はそれぞれ異なるものの、カメラの性能・画質は3機種とも「ほどほど」な水準です。
Redmi Note 9Tには超広角レンズはありません。Redmi 9Tの超広角カメラは500万画素、Redmi Note 9Sは800万画素であるため、数字上はRedmi Note 9Sが最もカメラ性能が上になる見込みです(カメラ写真の画質は処理システムによっても変わることがあります)。
(Redmi Note9Sのマクロカメラ撮影例)
格安スマートフォンとしては複数カメラレンズによる多彩な機能を楽しむことが出来る水準ながら、他社の超高性能カメラ搭載モデルと比べると「程々の画質」という印象です。
関連記事:[実機比較]Xiaomi Mi Note10 1億画素カメラと激安Redmi Note 9Sの写真性能評価
おサイフケータイ対応はRedmi Note9Tのみ
Xiaomiが日本で発売したスマートフォンのうち、ソフトバンク Redmi Note 9Tは初めて(現時点では唯一)Felica/おサイフケータイ対応モデルとなります。
おサイフケータイを使いたい場合は、ソフトバンク Redmi Note 9T一択となります。
ソフトバンクRedmi Note 9Tの価格・割引
ソフトバンクモデル Redmi Note 9Tの本体価格は21,600円です。機種変更でもこの価格となっており、5Gスマホ・おサイフケータイ対応としてこの価格は異常と言っても良いほどお買い得です。
乗り換え契約時はウェブ割(-21,552円値引き)が適用され、48分割時で月額1円(総支払額48円)になります。
☆「ソフトバンク公式「オンラインショップ割」対象機種・値引き額をみる」(*自宅受取りで送料無料/事務手数料無料)
*他社からののりかえ・対象プラン加入で機種代金値引き。最新情報は公式HPで確認してください
また、オンライン代理店の場合、Redmi Note 9T本体価格(21600円)を超えるキャッシュバックを狙えます。
(*2021年2月7日時点)
詳しいキャッシュバック・値引き情報は下記よりお問い合わせください。端末代超えのキャッシュバック、本体一括1円などで購入できる見込みです。
在庫がない場合もありますので、複数の代理店に同時問い合わせをすることを推奨します。
Redmi 9Tの1円セール
Redmi 9Tの発売に合わせて、OCNモバイルONEが発売記念セールとしてRedmi 9Tを期間限定一括1円で販売します(通常価格10,120円。音声SIMセット)。
2021年4月1日~、OCNモバイルONEの新料金プラン提供に合わせて、再び一括1円となっています。
Redmi Note 9Sの1円セール
同じくOCNモバイルONEでは、Redmi Note 9S(4GB/64GB)は通常価格で一括1円(音声SIMセット)になっています(6GBモデルは在庫なし)。
OCNのセットで買う場合にはRedmi Note 9S(市販価格定価24,800円)もRedmi Note 9T(市販価格定価17,490円)も1円であるため、Redmi Note 9Sのほうがお得感は高くなります。
回線契約なしで買いたい場合は、PayPayモールで買うと高ポイント還元が狙える場合があります。
還元率はキャンペーン・アカウントのポイントアップ達成状況によりますが、本体価格に対して20~30%程度のポイントが貰えることもあります(2021年2月3日確認時点)。
Redmi 9TはPayPayモールで多数の量販店が扱っていますので、ポイント・価格を比較して購入してみることをおすすめします。
*契約を伴う購入時には、本体代金以外に事務手数料・回線料金などが別途掛かります。料金プラン等は詳しくは各販売ショップのサイトを参照ください。