2021年夏モデルのソニー格安スマホ「Xperia 10 III」の廉価・SIMフリーバージョン「Xperia 10 III Lite」(えくすぺりあてん・まーくすりー/型番XQ-BT44)と、通常モデルとの違い・スペック詳細、Antutuベンチマークスコアの目安、価格や評価を解説します。

Xperia 10 IIIの通常モデル(Liteが機種名につかないもの)はKDDI・NTTドコモ・ソフトバンク(ワイモバイル)各社が2021年夏モデルとしてキャリア版を販売しています。

「Xperia 10 III Lite」(XQ-BT44)はSIMフリーモデルであり、キャリアロック(SIMロック)は掛かっておらず、2021年8月20日の発表時点で楽天モバイル・IIJmio・mineo・goo Simseller(OCNモバイルONE)・nuro mobileの5社が取り扱いを発表しています。

Xperia 10 IIIとLiteモデルの外観・基本的な性能はほぼ同一ながら、キャリアモデルとSIMフリーモデルは少し機能・性能が変更されています。

また、販売価格・キャンペーンもそれぞれのMNO/MVNOで割引や還元も異なっていますので、お得に買えるショップで手に入れることを推奨します。

Xperia 10 IIIとLiteモデルの違い

キャリア向けのXperia 10 IIIとXperia 10 III Liteは同じ機能の部分と変更されている部分があります。

スペックとサービス キャリア向け
Xperia 10 III
SIMフリー
Xperia 10 III Lite
ディスプレイ 6.0インチ
有機EL
(フルHD+)
変更無し
サイズ 縦:154 mm
横:68 mm
厚さ:8.3 mm
重さ:169グラム
変更無し
電池容量 4,500mAh 変更無し
CPU Snapdragon 690 変更無し
メモリ 6GB 変更無し
ストレージ 128GB 64GB
生体認証 指紋認証
(側面ボタン)
変更無し
カメラ 1200万画素(メイン)
+800万画素(超広角)
+800万画素(望遠)
変更無し
5G対応 対応 対応
(対応周波数は後述)
防水・防塵性能 IPX5/IPX8・IP6X 変更無し
おサイフケータイ 対応 変更無し
ワイヤレス充電 非対応 変更無し
3.5mmオーディおジャック 対応 変更無し
SIMスロット nano SIM デュアルSIM
nano SIM+eSIM
FMラジオ 対応 非対応

*より詳しいスペック・対応機能・サービスについては各社のHPを参照ください。

Xperia 10 IIIとLiteの物理的な違いは、「データ保存容量」・「SIMスロット」・「FMラジオ」・「対応周波数(バンド)」、そして各社の取り扱いカラーくらいです。

大手向けには4色(ブラック、ホワイト、ブルー、ピンク)があり、ドコモのオンライン限定カラーとしてイエローが存在します。

MVNO向けにはブラックとホワイトの2色だけが提供されるため、色で選びたい場合は注意してください。

Xperia 10 IIIとXperia 10 III Liteは、どちらも同じCPU(SoC)のQualcomm Snapdragon 690 5Gを搭載しています。

Snapdragon 690は最先端の超高性能モデルほどの処理性能はありませんが、一般的なゲームアプリなら十分サクサク動く性能があります。

Snapdragon 690を搭載したXperia 10 III (SO-52B)のベンチマークテストは約28万点でした(Antutu Benchmark ver8で測定。ver9系とはスコア基準が異なるので注意)。Xperia 10 III Lite もほぼ同水準のスコアが予想されます。

数年前の古いスマホからの買い替え・低価格モデルからの買い替えであれば、Xperia 10 III Liteの処理性能・ゲーム性能に問題はないと感じられるはずです。

Xperia 10 III Liteが安いの理由のひとつ、キャリア版に比べて半分に減らされているXperia 10 III Liteのストレージについての評価です。

一般的にストレージ容量が64GB→128GBに変わるとコストが数千円くらい変わります。Xperia 10 III Liteの「Lite」たる所以の大部分は、このストレージの小ささに由来するのでしょう。

Xperia 10 III→ Xperia 10 III Liteのストレージは「全容量」で比較すると半分ですが、実際に利用できる容量比較だと、もっと少なくなります。

 

ドコモモデル(SO-52B)の場合、初期状態で約110GBのユーザーが利用できる保存容量が残っています。一般的にAndroid OSのシステム占有領域は15GB前後が使われていますので、Xperia 10 III Liteの実際にユーザーがデータを保存できる容量は40~50GB前後になるはずです(販売元によって、独自アプリが入れられて容量を使っていることもあります)。

スマホ本体にたくさんの画像やアプリを保存したいという場合、Xperia 10 III Liteのほうが早くいっぱいになってしまいます。

Xperia 10 III/10 III Liteはともに外部ストレージ(micro SDカード/最大1TB)が利用できますので、大きなファイルをSDカードに移動させても構わないという場合は、Xperia 10 III Liteの64GBでも問題なく使えるでしょう。

Xperia 10 III/ Lite の対応周波数の評価

Xperia 10 IIIとXperia 10 III Liteは、どちらも5Gスマートフォンです。

販売している携帯会社の回線でそのまま使う場合は特に気にする必要はありませんが、SIMロック解除をして他社で使う/海外で使う場合などに、各モデルが対応する周波数帯(バンド)に注意が必要です。

対応バンド SIMフリーモデル
Xperia 10 III Lite
XQ-BT44
docomo
Xperia 10 III
SO-52B
au
Xperia 10 III
SOG04
5G n77
5G n78
5G n79
4GLTE Band1
4GLTE Band3
4GLTE Band4
4GLTE Band8
4GLTE Band11
4GLTE Band12
4GLTE Band18
4GLTE Band19
4GLTE Band21
4GLTE Band28
4GLTE Band38
4GLTE Band41
4GLTE Band42

*5G/4G/3G各対応バンドは、それぞれの携帯キャリアが公開しているデータより抜粋しています。各携帯会社が利用している周波数帯については「キャリアの5G・4G/3G通信周波数帯(Band)一覧まとめ」を参照ください。

Xperia 10 III/ Xperia 10 III Liteのスマホが対応する周波数帯と、各携帯会社が使う周波数帯はそれぞれ複数あるため、利用するエリアによっても通信速度が異なる/電波の受信状況が変わることがあります。

例えば、SIMフリー版やau版のXperia 10 IIIはドコモが使う4.5GHz帯(n79)に対応しないため、5G通信の繋がり具合が異なります。

さらに4G/3Gの対応バンド状況も違うため、携帯会社を変えたら圏外が増えた、ということも発生する可能性があります。

このあたりの事情がよくわからない人は、販売元と同じ携帯会社の回線で利用することを推奨します。

Xperia 10 III Liteのみ!eSIMに対応

キャリア向けのXperia10 IIIよりLiteが優れている点として、Xperiaとして初めてeSIMに対応した点が挙げられます。

Xperia 10 III Liteでは、本体左側にあるSIMスロットにnano SIMカードが入れられる他(SIMカードの裏側にSDカードを入れる場所があり)、スマホ本体内部にeSIMが利用できるシステムが組み込まれています。

近年ではeSIMに対応したサービスが国内でも広がってきています。

特にXperia 10 III Liteを直接販売する楽天モバイルでは、利用データ量が少なければ維持費が0円でスマホを持ち続けることも可能であるため、予備回線として楽天のeSIMをXperia 10 III Liteで使えることは大きなメリットです。

関連記事:[誰でも0円維持可能]楽天モバイル新料金(2021年4月開始) 1GBまで無料適用条件

Xperia 10 III Liteの価格とキャンペーン

Xperia 10 IIIとXperia 10 III Liteの違いが理解できたら、最後は「どこで買うか」という問題になります。

 

Xperia 10 III/Liteの販売価格と、新規/機種変更/乗り換え向けのキャンペーンをまとめておきますので、今使っている携帯会社で買う or 乗り換えて安く買える回線に移動するか、よく考えましょう。

キャリア-モデル 本体価格 割引/値引き情報
ドコモ SO-52B 51,840円 MNPで2.2万円割引
au SOG04 53,985円 新規で1.1万円割引
機種変で5.5千円割引
MNPで2.2万円割引
ワイモバイル 54,000円 MNPで1.8万円割引
楽天モバイル 46,800円 最大5000ポイント付与
OCN モバイル ONE 40,469円 *発売記念価格予定あり
nuroモバイル 48,800円 予約で5千円CB
mineo 48,840円
IIJmio 46,800円 MNPで29,980円
ご愛顧CP 5,000円分

*キャンペーン・価格は2021年8月21日時点のもの。割引やキャンペーンの詳細条件は各サイトを参照ください。特典・値引き適用には指定条件があることがあります。

Xperia 10 IIIの各種評価・口コミ

ドコモ版 Xpeira 10 III SO-52Bを実際に入手し、利用してみた感想・評価は次のページを御覧ください。カメラ性能・ベンチマークスコアなどを掲載しています。

続きを読む → [実機レビュー]ドコモXperia10III SO-52B 買うときに注意すべきポイント/良い評価・悪い評価

SIMフリーXperia10III Lite評価-通常モデルとの違い・スペックと価格-XQ-BT44
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