SIMフリーのスマートフォン・タブレットや、旧モデルの国内スマートフォンを利用したい場合は、通信に利用できる周波数帯の対応によって通信速度・接続エリアが異なります。
各キャリアで利用しているバンドをLTE,3G,通話用・プラチナバンド対応などを一覧にまとめてみました(2020年9月更新)。
バンド数 | 周波数 | 楽天モバイル(MNO) | Softbank | Y!mobile | docomo | au |
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band 1 | 2100 MHz | W-CDMA LTE(112.5M) | W-CDMA/ LTE(75M) | CDMA2000/ LTE(150M) |
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band 3 | 1800 MHz | LTE(1.7GHz) | LTE(1.7GHzとも) | LTE(150M) | ||
band 6 | 800 MHz | W-CDMA (FOMAプラスエリア) | ||||
band 8 | 900 MHz | W-CDMA/ LTE(165M,プラチナバンド) | ||||
Band 9 | 1700 MHz | W-CDMA | ||||
band 11 | 1500 MHz | W-CDMA | LTE(75M) | |||
band 18 | 800 MHz | *パートナーバンド | CDMA2000/ LTE(75M,プラチナバンド) |
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band 19 | 800 MHz | W-CDMA(band6内包)/ LTE(75M) | ||||
band 21 | 1500 MHz | LTE(112.5M) | ||||
band 26 | 800 MHz | *パートナーバンド | LTE(75M) | |||
band 28 | 700 MHz | LTE | LTE | LTE | LTE | |
band 41 | 2500 MHz | LTE(4G,AXGP) | WiMAX2+(220M) |
2019年10月以降に開始予定の楽天モバイルのMNO(楽天自社回線)はBand 3が利用されます。詳しくは「2019年10月参入楽天モバイル自社回線で使えるスマホ・iPhoneはどれ?利用・対応周波数(Band)」を参照ください。楽天自社エリア外ではauのB18/26によるパートナーエリア回線で接続する事が可能です。
*バンドによっては地域的に利用されているもの、CA(キャリアアグリゲーション)用に転換されているバンドもあります。バンドの状況については「wikipedia-Long Term Evolution」が超詳しいので細かく勉強したい方は参照して下さい。
各キャリアの5G対応周波数帯・割当
KDDI・ソフトバンク・NTTドコモは2020年3月より、楽天モバイルは2020年9月より5G通信によるサービスを本格開始しました。
日本国内で利用される5G用の周波数帯は大きく分けて「sub6」または「ミリ波(mmWV/mmWaveなどとも記載)」の2種類があり、sub6にのみ対応の端末・ミリ波にも対応した端末が販売されています。
総務相の割当図は上記の通りです。これをバンド数で表記すると以下のようになります。
ドコモの5G周波数帯:n78(3.7GHz帯)/n79(4.5GHz帯)/n257(28GHz帯)
auの5G周波数帯:n77(3.7GHz帯)/n78(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
SBの5G周波数帯:n77(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
楽天モバイルの5G周波数帯:n77(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
なお、5G対応スマートフォンであっても、ソフトウェアに依存して利用できるバンドが異なることもあり、ソフトウェアアップデートによって特定のバンドが使えるようになるケースもあります(逆に言うとソフトウェア更新をしないと5Gにつながらない機種があるということです)。