SIMフリーのスマートフォン・タブレットや、旧モデルの国内スマートフォンを利用したい場合は、通信に利用できる周波数帯の対応によって通信速度・接続エリアが異なります。

各キャリアで利用しているバンドをLTE,3G,通話用・プラチナバンド対応などを一覧にまとめてみました(2022年5月更新)。

バンド数周波数楽天モバイル(MNO)SoftbankY!mobiledocomoau
band 12100 MHzW-CDMA
LTE(112.5M)
W-CDMA/
LTE(75M)
CDMA2000/
LTE(150M)
band 31800 MHzLTE(1.7GHz)LTE(1.7GHzとも)LTE(150M)
band 6800 MHzW-CDMA
(FOMAプラスエリア)
band 8900 MHzW-CDMA/
LTE(165M,プラチナバンド)
Band 91700 MHzW-CDMA
band 111500 MHzW-CDMALTE(75M)
band 18800 MHz*パートナーバンドCDMA2000/
LTE(75M,プラチナバンド)
band 19800 MHzW-CDMA(band6内包)/
LTE(75M)
band 211500 MHzLTE(112.5M)
band 26800 MHz*パートナーバンドLTE(75M)
band 28700 MHzLTELTELTELTE
band 412500 MHzLTE(4G,AXGP)WiMAX2+(220M)

2019年10月以降に開始予定の楽天モバイルのMNO(楽天自社回線)はBand 3が利用されます。詳しくは「2019年10月参入楽天モバイル自社回線で使えるスマホ・iPhoneはどれ?利用・対応周波数(Band)」を参照ください。楽天自社エリア外ではauのB18/26によるパートナーエリア回線で接続する事が可能です(→2022年時点、楽天モバイルはauネットワークを使ったパートナー接続を順次終了させています。エリアによって終了時期が異なるため注意してください)。

*バンドによっては地域的に利用されているもの、CA(キャリアアグリゲーション)用に転換されているバンドもあります。バンドの状況については「wikipedia-Long Term Evolution」が超詳しいので細かく勉強したい方は参照して下さい。

各キャリアの5G対応周波数帯・割当

KDDI・ソフトバンク・NTTドコモは2020年3月より、楽天モバイルは2020年9月より5G通信によるサービスを本格開始しました。

日本国内で利用される5G用の周波数帯は大きく分けて「sub6」または「ミリ波(mmWV/mmWaveなどとも記載)」の2種類があり、sub6にのみ対応の端末・ミリ波にも対応した端末が販売されています。

sub6/ミリ波両対応のarrows 5G

総務相の割当図は上記の通りです。これをバンド数で表記すると以下のようになります。

ドコモの5G周波数帯:n78(3.7GHz帯)/n79(4.5GHz帯)/n257(28GHz帯)
auの5G周波数帯:n77
(3.7GHz帯)/n78(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
SBの5G周波数帯:n77(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
楽天モバイルの5G周波数帯:n77(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)

なお、5G対応スマートフォンであっても、ソフトウェアに依存して利用できるバンドが異なることもあり、ソフトウェアアップデートによって特定のバンドが使えるようになるケースもあります(逆に言うとソフトウェア更新をしないと5Gにつながらない機種があるということです)。

Sub-6とミリ波の違い

携帯電話の5G周波数帯において、「Sub-6」と「ミリ波」(mmWave)の対応状況によって、同じ”5G接続”であっても実際の通信速度に大きく違いが出る場合があります。

一般的に、Sub-6(日本国内ではn77/78/79などが該当)は低価格の5Gスマートフォン(エントリーモデル)でも対応した機種がある一方で、ミリ波対応モデルは上位機種・ハイエンドモデルの一部のみが対応しています。

ミリ波対応とSub-6のみ対応機種は、例えばGoogleのPixel 6シリーズの場合だと、以下のように記述されます。

Pixel 6およびPixel 6 Proは5G Sub-6のn77/78に対応しているため、バンド上はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル各社の5Gにつながるはずです(ソフトウェアの問題で繋がらない場合あり)。ミリ波に対応するのはPixel 6 Proのみで、廉価なPixel 6/Pixel 6aは非対応です。

ミリ波の電波が受信できるエリアは限定的(都心部の大型施設・商業施設など)ながら、対応機種を利用すると・・・

上記はドコモのミリ波アンテナの直下でスピードテストをしたものですが、軽く1Gbpsを超える通信速度を観測出来る場合もあります。

必ず・いつでもミリ波がSub-6よりも速いというものではありませんが、今後「5Gスマホ/5Gの表示が出ているのに通信が遅いな」と感じた場合は、Sub-6のみに対応した機種・利用している機種が利用中の携帯会社のSub-6/mmWaveの周波数とちゃんと一致しているかどうかも確認してみることを推奨します。