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5レンズカメラを搭載した”カメラスマホ”として2019年12月9日より日本投入間違いなしとなったXiaomi Mi Note10の、”カメラ以外”は実用に耐えられるレベルなのか、他社スマホと比べた場合の水準はどの程度なのか、日本発売前に個人輸入したグローバルモデル(日本向けモデルと同一)で試した実機レポートをお届けします。

2019年12月9日に東京で発表される見込みの「Xiaomi Mi Note10」は、型番「M1910F4G」というグローバルモデルと同一仕様であることがほぼ確実となっていますが、海外では3つのモデルが存在しています。

今回購入した「Mi Note10」は、3モデルのうち最も安い「Mi Note10 RAM 6GB+ROM 128GB」という仕様です。輸入時価格はおよそ6万円(送料、追加保障込み)でしたが、海外では400ドル前半にまで値下がっており、国内価格もそれなりに安い価格設定が期待出来るモデルです。

この最安モデル以外に、

・RAM 6GB+128GB(今回レポートする機種)
・RAM 8GB+128GB
・RAM 8GB+256GB 

という、メモリーとストレージが異なる(8+256GBモデルはカメラレンズも異なる)機種があります。それ以外の基本性能はどの機種もほぼ同等であり、処理性能や使える機能は一緒のはずです。

スマホの処理性能を大きく左右するSoC(CPUを含むチップ)には、Mi Note10はQualcomm Snapdragon 730G(SDM730G)というものを搭載しています。

このチップを利用した国内向けの発売済みスマートフォンは・・・2019年12月7日時点ではおそらく他に無いはずです(海外向けモデルでは数モデル発売済み)。

Snapdragonの700番台シリーズは、主にミドルスペック~ハイスペックモデルに搭載されるチップであり、上位の800番台ほどの性能ではないものの、最新の700番チップであればほとんどのゲームが快適に遊べる水準であり、特にこの「730G」は、かなりの高い処理性能を持っています。

SDM730Gの処理能力を試す

2019年12月のソフトウェアアップデートにより日本で合法的に使えるようになった(技適マークが表示できるようになった)Mi Note10にて、有名なベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」をダウンロード・インストールし、処理性能テストを行ってみました。

その結果は以下の通りです。

最新バージョンのAntutu Benchmark Ver 8.0.5-OBにおいて、Mi Note10は総合スコア267,000点を記録しています。この数字は高ければ高いほど、性能が高いことを意味しています(ただし数字が高い=すべてのゲームが快適に遊べるというものではありません。アプリのバージョンによって数字が変わるので、旧バージョンのスコアとは比較できません)

この総合数値は、2019年夏~冬モデルのハイエンドモデルに比べて3~4割ほど低い水準です。現行のトップモデル機種に搭載されたSDM855というチップを積んだ機種(例えばGalaxy Note10+/Xperia 5/LG G8X ThinQ/Pixel 4など)であれば、Antutuベンチマークスコアは40万点を超えます。

一方では、国内で3~5万円程度で販売されている現行モデルのSnapdragon  600番台のチップ(SDM630/660/670)などに比べると1.5倍~2倍程度のハイスコアです。

同じSDM700番台を搭載した国内人気SIMフリースマートフォン OPPO Reno A(実売4万円前後)のSDM710のスコアに比べてもMi Note10のほうが高い処理性能を持っていることを示唆する結果となっています。

総合スコア以外の個別の項目は以下の通りです。

CPUは95,000点前後となり、測定時点でアプリ上の50%より上位との表示が出ています。

GPUは70,000点前後となり、トップモデルに比べてやや低めの印象です(SDM855機種なら倍以上の15万点超の機種も多い)。ただ、それでもSDM630搭載のAQUOS sense3などに比べれば高い水準です。

GPUの性能が低いモデルだと、3Dアニメーションを多用したゲームをプレイすると動作がカクつく・コマ落ちしたような表示になることがありますので、実際にMi Note10でゲームをプレイして確認してみました。

Mi Note10 SDM730Gで音ゲーをプレイする

音楽に併せてアニメキャラクターの3Dモーションが表示される「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」をMi Note10にインストールしてプレイしてみました。

本ゲームは処理性能が低いスマホでも遊べるように、表示されるキャラクターの画質を3D/2D・低画質・高画質と選べるようになっています。低スペックなモデルだと2019年時点で販売されているモデルでもアニメにカクツキが出ることが確認されているため、当サイトでは毎回スマホを買うたびに入れて試金石としています。

Snapdragon 730G搭載のMi Note10では、このゲームの3D最高画質でも、非常にスムーズにアニメの再生・ゲームのプレイが可能でした。キャラクターがダンスを踊る場面でも、滑らかに表示が行われます。

直近で国内で発売された3万円のシャープ製スマホ AQUOS sense3の場合だと、3Dの標準画質までならスムーズに動くのですが、最高画質にすると若干のもたつきが感じられます。

AQUOS snese3のゲーム性能レビューはこちら

AQUOS sense3は旧モデル sense2に比べると大きくゲーム性能は向上したと感じましたが、やはり低価格スマホであるため「ゲームをたくさん・快適に遊びたい」というユーザーにはちょっと物足りないでしょう。

この「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」というゲームの最高画質でスムーズにプレイするためにはSDM600番台でも上位の、SDM660/SDM670を搭載したモデル以上の性能が必要です(例えばGoogle Pixel 3aなど)。Mi Note10のSDM730GはSDM660/670よりもワンランク・ツーランク上の性能を持っていますので、スムーズに動くのは予想通りでした。

一方で、「ゲーム性能」という観点でみると、SDM730Gは旧モデルのハイエンドスマホと比べた場合、2年前のSDM835搭載機種には若干及びません

SDM835を搭載した2年前の型落ちGalaxy Note8 (SC-01K)で同じくAntutuベンチマークスコアを測定してみると、総合スコア自体は28万点ほどとなり、それほどMi Note10と変わらない結果であったものの、GPUのスコアは11万点となっており、SDM730G(7万点)よりも高い性能でした。

Mi Note10のゲーム性能は国内で販売されている2~3万円程度の低価格モデルに比べれば圧倒的に高く、4~5万円程度のミドル~ハイスペックモデルに比べても高い水準になることは間違いないですが、2017年-2019年モデルのハイエンド機種(SDM855/845/835)に比べると、性能に物足りなさを感じる部分があるかもしれません。

ゲームプレイ時以外の場面では、Mi Note10はカメラで1億画素モードの撮影時に、画像の保存・処理に時間が掛かるケースがあります(108MPモードでは保存データ容量が大きいため、仕方のないところかもしれません)。

Mi Note10は一般的なゲームを遊ぶためには十分な性能があり、バッテリー容量も大きいため、長くゲームを快適に楽しみたいというユーザーには向いていると思われます。

*スマホのゲームプレイ時における快適性は、SoCの性能だけで決まるものではありません。バージョンや相性によっても変わることがあるため、上記のAntutuスコアや感想はあくまで「目安」として考えてください。

[実機レビュー]Xiaomi Mi Note10はカメラ以外の性能はどうか?SDM730G搭載Antutuベンチマーク, ゲーム性能を試す
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