新しい1インチセンサーを積んだハイエンドカメラスマホ「AQUOS R7」の圧倒的な実力を理解できる写真作例をお届けします。
2022年夏モデルスマートフォン AQUOS R7には、現存するスマートフォンで最大級の「1インチ」と呼ばれるサイズのセンサーが内蔵されています。
1インチサイズのセンサーは旧型「AQUOS R6」や、他社スマホだとXperia Pro-I(SONY)やXiaomi 12S Ultra(Xiaomi)なども1インチ型を謳うセンサーを積んでいますが、一般的なスマホ/旧世代のスマホよりも格段に大きく、高級コンパクトカメラ並のセンサーサイズとされています。
昨今のスマホなら1インチセンサー搭載機種でなくても、きれいな風景・映えるスポットで撮影すればキレイな写真を撮ることは出来ますが、今回は「めちゃくちゃ暗い場所」の撮影でセンサー・カメラの実力がそのまま反映される例を見ていただきましょう。
とても暗い場所でもAQUOS R7なら明るく撮れる
AQUOS R7には「AI」が搭載されており、撮影シーンに応じて自動で設定を調整する機能があります。
まず比較のために、AIモードをオフ/標準モードのままオート設定で撮ってみました(以下、撮影者の手ブレ影響を排除するためにすべて三脚に固定して撮影しています)。
AQUOS R7 /AIモードオフ |
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[設定データ] SS:0.1秒 ISO感度:4988 |
*EXIFデータに表示されているデータ。上記はウェブサイト用に圧縮・縮小加工してあります(色調・明るさは未加工)。
通常のカメラモードだと、このように真っ暗でほとんど何も見えないレベルです。いくら1インチセンサーであろうと光がほとんど無い環境で設定が合っていない場合はキレイな写真は撮れません。それくらい暗い環境で試している、ということだけ理解いただければOKです。
続いて、AIモードをオン/夜景モードが自動設定された状態で撮影した例です
AQUOS R7/ AIモードON(夜景) |
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[設定データ] SS:3秒 ISO感度:4988 |
先程は真っ黒の状態であった写真が、AIモード(夜景モード)をオンにするだけでここまではっきりと明るく映ります。AQUOS R7のAIモードはデフォルトでオンになっていますので、何も考えず誰でもこの明るい写真を撮れます。
肉眼ではどこにフォーカスが合っているのかわからないくらい暗い場所で撮影していますが、手前の地球儀模型にぴったりピントも合っています。
色合いも極めて自然で、白色LEDライトを点けて撮影したかのようなキレイな映りだと感じられます。
AQUOS R7では夜景モードがオンになると、シャッターボタンを押したあとに「撮影中です。端末を動かさないでください」という表示が出ます。手持ち状態だと1秒程度、三脚等に固定した状態だと最大10秒くらいまでの撮影時間が設定されるようです。
これでも十分に実用に耐える画質ですが、さらにAQUOS R7では上級者向けにマニュアルモードがあります。次はマニュアルモードで暗い場所に適した設定を選んで撮ってみることにしました。
AQUOS R7/ マニュアルモード |
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[設定データ] SS:30秒(最大) ISO感度:400 フォーカス/手動設定 |
AQUOS R7のマニュアルモードでは、シャッタースピードを最短で1/10000秒~最長30秒まで設定可能です。ISOは50~3200。マニュアルモード自体は特に珍しい機能ではありませんが、カメラ撮影に慣れているユーザーは、こだわりの設定を使って綺麗に撮ることも出来ます。
ここで、AQUOS R7のAIモード(夜景モード)とマニュアルモードの画質を比較してみましょう。
AQUOS R7 AI/夜景モード |
AQUOS R7 マニュアルモード |
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*タップで拡大出来ます。
夜景モードとマニュアルモードを比べた場合、撮影時間をより長く・ISO感度を低く設定したマニュアルモードのほうがノイズが少なく、なめらかな仕上がりで撮影することが出来ました(色合いが違うのは、ホワイトバランスがマニュアルで青系に設定されていたため。マニュアルですから色調も自在です)。
AI(夜景モード)は一般的に手持ち撮影で利用可能なモードの範疇で写真設定が行われるため、三脚利用を前提として最適に設定したマニュアルモードでの夜景・暗所撮影には敵いません。よって、AQUOS R7で暗い場所/夜景において最高の写真を撮りたいと考えるなら、「三脚+マニュアル設定」のほうがAQUOS R7の実力を最大限に引き出せる可能性があるといえます。
ただ、前述の通りAIモード(通常の夜景モード)でも、スマホの画面で確認/拡大せずに利用する程度なら十分な画質・明るさが確保できるため、三脚を持っていない場合・手軽に撮影したい場合でもAQUOS R7の1インチセンサーの威力を実感できるという評価です。
(AQUOS R7で撮影した写真)
それなりに明るさがある場所での撮影ならば、通常モードのままでも明暗のくっきりした写真が撮れます。AQUOS R7では微細な部分までキリっとした写真に仕上がる傾向に感じられました。
AQUOS R7は2022年8月時点、NTTドコモおよびソフトバンクより発売中です。
2022年モデルGalaxy S22 Ultraの作例
続いて、夜景撮影に強いスマホの比較として2022年モデルのGalaxyスマホ最上位 Galaxy S22 Ultraの夜景モードとマニュアル撮影も試してみました。
Galaxy S22 Ultraのメインカメラは1億画素と高画質ですが、センサーサイズはAQUOS R7よりは小さな1/1.3インチです。
*以下、AQUOS R7での撮影時と全く同じ距離・環境で撮影比較をしています。
Galaxy S22 Ultra 夜景モード |
Galaxy S22 Ultra マニュアルモード |
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通常の夜景モードの場合、撮影環境が暗すぎるのか何度撮影してもフォーカスがイマイチ綺麗に合わず、ノイズも大きめでした。はっきり言って、今回の撮影条件ではAQUOS R7の夜景モードのほうが格段に綺麗です。マニュアルモードでシャッタースピードを30秒、フォーカスも最適に手動調整すればくっきり撮影することは可能でした。
*Galaxy S22 Ultraの夜景モードは、一般的な夜景・ライトアップ風景ならばしっかりフォーカスが合って綺麗に撮れます。
一方で、Galaxy S22 Ultraはズーム(望遠)性能ならAQUOS R7とは次元が違う高画質な写真が撮れます。ズーム優先ならGalaxy S22 Ultraの購入を推奨します(AQUOS R7より安いですし)。
続きを読む → Galaxy S22 Ultraの望遠性能・レビュー
夜景に強いGoogle Pixel6の作例
さらに続いて、Googleの画像処理によって夜景が綺麗に撮れるPixel 6でも撮影してみました。
Pixel 6のメインカメラも歴代シリーズ最大の1/1.31インチセンサー・5,000万画素を搭載しています。
Pixel6の場合は2種類の暗所撮影向けモードがあり、「夜景モード/天体撮影モード」の2種類で撮ってみました。
Pixel 6 AI/夜景モード |
Pixel 6 天体撮影モード |
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SS:1秒 ISO:3368 |
SS:16秒* ISO:277 |
*PixelのEXIF SSデータは実際に撮影に掛かる時間とは異なります。
Pixelの新しいスマートフォンでは夜景モードに設定した上で端末を三脚等に固定する(全く動かない状態にする)と、天体撮影用のモードになります。1枚の撮影に4分以上が掛かる専用モードですが、極めて暗い場所で極端にキレイな写真が撮れます。
Pixel 6の夜景モード/天体撮影モードは、極暗所撮影であればAQUOS R7にも匹敵する最強な画質を期待出来ます。
AQUOS R7 マニュアルモード |
Pixel 6 天体撮影モード |
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ノイズの少なさ・色合いの綺麗さは似たようなものですが、Pixel 6のほうが高画素(AQUOS R7は通常時11.8MP相当)であるため、写真を大きく拡大するとAQUOS R7では潰れてしまう小さな文字もPixel 6なら読み取れる場合があります。
Pixel 6はセンサーの大きさ+画像処理技術が優れているため、このような暗所撮影では20万円級のスマホにすら対抗できる可能性を秘めているという評価です。
以上、AQUOS R7/Galaxy S22 Ultra/Pixel 6のいずれも夜景撮影・暗所撮影に対して平均的なスマホカメラの水準を大きく超える素晴らしい機能を持っています。
あとはそれぞれの他のカメラ構成やスペック、仕様、使い勝手なども比べてスマホ選びをしてみてください。
☆「AQUOS R7実機レビュー・評価」
☆「Galaxy S22 Ultra 実機レビュー・評価」
☆「Pixel 6 実機レビュー・評価」
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