2020年より日本国内でサービスが始まった5G通信について、各携帯会社で使われている対応周波数(バンド)の情報をまとめておきます。
国内において5G通信を使う場合、2020年夏時点では利用可能エリア・5G対応スマートフォンの提供はまだ限定的ですが、すでにSIMフリーの5Gスマホも登場しています。
5G通信を試したい場合には利用する通信会社の周波数帯および端末の対応周波数が合致していないと使えないことがあるため、端末販売キャリアと異なる回線で使う場合には注意が必要です。
ここでは各社の5G利用周波数帯と共に、メーカー・キャリアが公開している範囲でデバイス毎の対応バンド情報も記載しておきます。
各社の利用周波数帯
NTTドコモ:n78(3.7GHz帯)/n79(4.5GHz帯)/n257(28GHz帯)
KDDI:n77(3.7GHz帯)/n78(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
ソフトバンク:n77(3.7GHz帯)/n257(28GHz帯)
楽天モバイル:n77(3.8GHz帯)/n257(28GHz帯)
*○○GHz帯の表記はキャリア・メーカーによって異なることがあります。上記は各社の公式表記を参照して記載しています
各社の5G向けバンドの周波数帯詳細は以下の通りです。
(総務省の5世代周波数帯割当審査結果より)
参照:https://www.soumu.go.jp/main_content/000613734.pdf
5Gスマートフォンの対応周波数リスト
販売キャリア | モデル名 | 対応バンド |
au | AQUOS R5G SHG01 | n77/n78 |
au | Galaxy S20 SCG01 | n77/n78 |
au | Galaxy S20+ SCG02 | n77/n78/n257 |
au | Galaxy S20 Ultra SCG03 | n77/n78/n257 |
au | Find X2 Pro OPG01 | n77/n78/n79 |
au | Xperia 1Ⅱ SOG01 | n77/n78 |
ドコモ | arrows 5G F-51A | n78/n79/n257 |
ドコモ | V60 ThinQ L-51A | n78/n79 |
ドコモ | Galaxy S20 SC-51A | n78/n79 |
ドコモ | Galaxy S20+ SC-52A | n78/n79/n257 |
ドコモ | AQUOS R5G SH-51A | n77/n78/n79 |
ドコモ | Xperia1 II SO-51A | n77/n78/n79 |
ドコモ | Wi-Fi Station SH-52A | n77/n78/n79/n257 |
ソフトバンク |
AQUOS R5G |
n77 |
ソフトバンク | Axon 10 Pro 5G |
n77 |
ソフトバンク | V60 ThinQ |
n77 |
ソフトバンク | Reno3 5G |
n77 |
楽天モバイル | AQUOQ R5G | n77 |
SIMフリー | P40 lite 5G | n1/n3/n28/n38/n41/ n77/n78/n79 |
SIMフリー | Mate30 Pro 5G | n1/n3/n28/n38/n41/ n77/n78/n79 |
SIMフリー | P40 Pro 5G | n1/n3/n7/n28/n38/n41/ n77/n78/n79 |
*ソフトウェアのバージョンによって利用可能な周波数帯が変わる・各社が利用するバンド以外は非記載/非公開なことがあります。詳しくは各社HPを参照ください。キャリア・対応バンドの数字が合致していれば5G接続が可能という意味ではありません。
**楽天モバイルの5Gサービスは2020年9月以降提供予定とされています。