すでに事前受付は始まっていますが、2016年4月から本格的にスタートするドコモのライトユーザー向け料金プラン「シェアパック5」提供に備え、この低価格プランを使った場合の割引額・プランの特徴やメリット・デメリットを確認しておきましょう。

シェアパック5では通信できる容量が従来のデータパックより小さいため、たくさんデータ通信を行う人・家族には容量不足になってしまう可能性がありますが、現状でデータ容量を毎月余らせているのならプランを変更して節約を行いましょう。

*2021年現在、ドコモプランにシェアパックの概念はなくなりました。料金プランを変更するとシェアを組み直すことは出来ませんので注意してください。今スマホ代を極限に安くしたいのであれば、HISの格安プラン(月額290円)~がお手軽です。

シェアパックの料金

新プラン「シェアパック5」は月額料金7150円です。これはこれまで最も安かった「シェアパック10」に比べて3300円安くなっています。

share5シェアパック5では「1ヶ月で5GB」のデータ通信が可能です。シェアパック、というくらいですから家族でデータ通信を分け合って使うことを前提にしたプランであり、データ通信をあまり行わない家族が多い(1人あたり1ヶ月1GB程度)ならば、シェアパック5でもやりくりが出来るかもしれません。

従来のプラン 節約プラン
基本料金 シェアパック15
12500円
シェアパック5
6500円
通話プラン カケホ
2700円×4人分
カケホライト
1700円×4人分
シェアオプション 500円×3人分
spモード 300円×4人分
合計 26,000円
税込み28,600
16,000円
税込み17,600

通信できる容量・無料通話に制限は付きますが、月額料金は家族4人で1万円も安くしてしまうことすら可能になりました。こうした家族で節約プランが組めるのはドコモだけです(ソフトバンクにもシェアプランはありますが、ドコモの従来プランと同じく、通話し放題ライトを選ぶと大容量のシェアパック加入が強制となり、料金を安くすることは出来ません)。

シェア5は繰越も可能!

シェアパック5ではその他のデータパックと同じく、余ったデータ容量は翌月に繰り越して利用することが可能です。

利用頻度が月によってばらつきが大きいユーザーの場合、2GBだけ使った次の月には2+5=7GB分が利用できる状態で始まります。普段からデータ通信の節約を心掛けて運用し、必要なときにはたっぷりと通信が出来るように計画的に使うことの出来る方には向いています。

もしシェアパック5が足りないと感じる場合にも、My docomoから翌月から変更申請をしたり、「1GB1000円」で容量超過時に高速通信を維持できる「スピードモード」を設定しておけば安心です。

月サポも適用OK!

シェアパック5では、iPhoneやスマホの購入時に割引される「月々サポート」の適用条件に入っています(ただし、iPhoneSEの場合は月サポが月額432円減になるので注意)。そのため、現在月サポを受けながら維持費を安く利用出来ている回線は、シェアパック5に切り替えるとさらに料金が下る可能性があります。

カケホライトで通話料も節約!

2016年4月からの大きな変更点として、シェアパック5・10でも通話の少ない人向けプラン「カケホーダイ・ライト」が使えるようになります。

これまでの通常の「カケホーダイ」は月額2970円で制限のない通話し放題がサービスに含まれていました。一方のカケホライトでは「5分以内の通話だけ無料」という制限を付けることで、月額料金が1100円安い、1870円となります。

シェアパック5にはデータ通信容量を小さくすることで料金を大幅に下げることが出来る節約プランであり、繰越も月サポも適用可能なのですが、一部併用できないキャンペーンがあります。

最近のデータ利用実態調査では、平均的なスマホユーザーでは1ヶ月あたり2~3GBのデータを使うというデータがあるそうです。管理人も格安SIMを合わせれば月間数十GBくらいの契約をしていますが、「節約しよう」と思えば月に1~2GBでも何とかなるといえば何とかなる、という実感です。動画をガンガン見たりすると、あっという間に5GBくらいは消費します。お金を節約したいという明確な目的があるのなら、スマホの使い方を改める必要があるということも忘れないで下さい。

2018年5月24日を以って、シェアパック5プランは新たな加入者の受付を終了することが発表されました。

ベーシックパック、ベーシックシェアパックの開始にともない、2018年5月24日(木曜)をもってシェアパック5・10・15、データパックS・Mの新規受付を終了いたします

すでに利用中のユーザー・回線はそのまま利用しつづけることも可能ですが、5月25日より新しい家族向け料金「ベーシックシェアパック」の提供が開始されます。

ベーシックシェアパックでは利用したデータ容量(~5GB/10GB/15GB/30GB)に応じて4ステップに料金が切り替わる、変動プランです。1ヶ月の利用量が5GBを超えた場合も低速化は起きず、次のステップに切り替わることで快適な通信が継続します。

ただ、ステップが上がると料金は高くなりますので、5GBの安い料金以上を絶対に使わない・節約したいというのであればシェアパック5/10/15GBプランを継続したほうが節制になるという考え方もあると思いますので、プラン変更するかどうか良く考えてみてください(一度新プランに切り替えると旧プランには戻せません)。

ドコモの月額料金が安くなる!シェアパック5&カケホーダイライトでスマホ代を節約