2020年4月18日、NTTドコモは最新モデルのアップル製品 iPhone SE(第2世代,2020年)の価格を発表しました。
今回ドコモではiPhone SE2の予約受付を4月20日よりオンライン限定で実施(店舗では予約できませんのでご注意下さい。「NTTドコモからのお知らせ-iPhone SE予約受付チャネルの変更について」)しますが、もしドコモで新規契約(新しく電話番号を取得する)と一緒にiPhone SE2を買おうとしているのなら、ドコモで予約しないほうがお得です。
この節約テクニックが有効のは新規契約限定です。機種変更/契約変更/他社乗り換え(MNP)の場合はまた少し状況が違いますので、必ずしも以下の契約術がお得になる・便利な手法とは限りませんが、初めての携帯電話としてiPhone SE(第2世代)を考えているのなら、ひと手間掛けることで8千円ほどドコモで通常購入するより安くなるはずです(2020年4月18日時点の販売条件・価格において)。
ドコモのiPhone SE2価格はアップルより割高
2020年4月16日に発表された第2世代のiPhone SEは、従来のiPhone 8相当のボディに最新のiPhone 11シリーズと同じSoC(A13チップ)を採用しつつ、5万円以下から買えるお手軽さが大きなウリとされています。
しかし、ドコモが4月18日に発表したiPhone SE2の本体価格は、アップルが発表したSIMフリーバージョンのものより数千円高くなることが判りました。
iPhone SE (第2世代) 本体価格 |
ドコモ公式価格 | アップル価格 |
64GB | 57,024円 (↑7,744円割高) |
49,280円 |
128GB | 62,568円 (↑7,788円割高) |
54,780円 |
256GB | 75,240円 (↑8,360円割高) |
66,880円 |
(各税込み、2020年4月19日時点)
ドコモで機種変更やMNPをする場合には、旧プランの安い料金で維持しながら機種だけ交換する/MNPなら大幅値引きを使うことなども出来るのですが、iPhone SE(第2世代)について、新規契約の場合は特別な割引が一切ありません(2020年4月19日時点)。
*MNPの場合は「端末購入割引」という特別価格でiPhone SE2を買うことが出来ます。適用条件は公式サイトの記載をご確認ください。
このような状況で、ドコモでiPhone SE2を新規契約をして使いたいと考える人はおそらく以下のようなパターンに当てはまる場合でしょう。
・家族がドコモを使っていて、家族向け割引を使いたい
・ドコモ光を使っていて、セット割引を使いたい
・ドコモ携帯契約をした場合の各種特典(dポイントアップのキャンペーンやアマゾンプライム1年無料など)やプラン・割引などに魅力を感じる
これらのドコモの携帯回線を契約するメリットは、iPhone SE2とセット契約をしなければ適用できないわけではなく、SIMカードのみでの契約でも特典を享受出来ます。
そして、ドコモでは2020年3月26日より、オンライン手続きをする場合に限り、SIMカードのみ(端末購入を伴わない)契約でも、事務手数料が無料で手続きが出来るようになっています。
つまり、従来であれば、
(昔)SIMフリーのiPhoneを買う + ドコモショップでSIMのみ契約をする手数料
or
ドコモ価格でiPhoneをオンライン新規契約 (手数料タダ)
のいずれかを選択しなければならなかったところ、
(今) SIMフリーの iPhoneを買う + オンラインでSIMのみを発行する(手数料タダ)
このような買い方が解禁されているのです。
具体的にiPhone SE2 256GBの場合で計算してみると、
パターン1:ドコモオンラインショップでiPhone SE2を新規購入契約 → 本体75,240円+事務手数料0円=総額75,240円
パターン2:アップルストアでSIMフリー版を購入+ドコモショップ店頭でSIMカードのみ新規契約 → 本体66,880円 +事務手数料 3300円 =総額70,180円
パターン3(推奨):アップルストアでSIMフリー版を購入+ドコモオンラインショップでSIMのみ新規契約 → 本体66,880円 +事務手数料 0円 =総額66,880円
このように、結果として「iPhone SE2を買ってドコモで新しい番号を契約して使う」という全く同じ状況になるにも関わらず、負担額に最大8,360円も差が出てしまいます。
もちろん、「パターン1」の場合以外は、自分自身でアップルストア(現在アップルストア直営店はCOVID-19の影響で休業中のため、オンラインでのみ受付)でiPhoneを買う+SIMだけを契約するという手間が掛かります。
アップルストアでiPhone本体を買うのが面倒だという方は、普通にパターン1の「新規契約と一緒にiPhoneを買う」を選べば、端末と一緒にSIMカードが送られてきて、すぐに使い始める事ができるでしょう。
一方で、パターン3の「アップルのSIMフリー版の購入+オンラインでSIMのみ契約」を選んだ場合、単に負担額が安いだけではなくドコモのiPhone SE2発売日(4月27日)よりも早くアップルでは4月24日からiPhone SE2を手に入れられるというメリットもあります(アップルストア購入時の納期はアップルの状況に依ります)。
ドコモでSIMカードのみを契約する場合は、以下のページから手続きが行えます。事務手数料・SIMカード配送料なども完全無料です。
☆「ドコモオンライン手続き SIMのみ契約のお手続きはこちら」
新規契約の場合、SIMのみ契約で選べるプランはiPhone SE2の申込時と同じです(現在5G向けプランは5G端末セット購入時以外は選択出来ません)。
なお、将来ドコモで新規契約でもiPhone SE(第2世代)の割引購入や特典が追加された場合には話が変わってきます。ドコモでは新規契約でもセット購入時の割引が適用される機種もありますので、すべてのケースで「SIMフリー版の購入+SIM契約」が節約になるとは限らない点に注意してください。
最新の割引・料金プランも踏まえたドコモでiPhone SE2を新規契約した場合の料金は、下記シミュレーターを利用して「アップルでSIMフリー版を買う+SIMのみ契約」と「通常通り新規/乗り換え契約」のどちらが安くなるのか、各自で計算してみてください。
ソフトバンクなら新規でキャッシュバックあり
ドコモでは上記の通り、乗り換え(MNP)限定でiPhone SE2に対する割引の適用を発表していますが、もしドコモに拘らない(ドコモの家族割引や各種特典狙いでは無い)のであれば、ソフトバンクではiPhone SE2に対して新規契約(MNP含む)でもキャッシュバック特典が設定されています。
2020年4月20日時点で実施されている案件は、「新規または乗り換えで22,000円現金キャッシュバック+10,000円PayPay還元」です。3万円相当の還元を考慮すると、アップルストアでSIMフリーモデルを買うより当然安くなります。
キャッシュバック対象:iPhone SE(第2世代)全モデル
実施期間:2020年4月20日~4月26日まで(予約分)
契約対象:新規または乗り換え(格安SIMからの乗り換えOK。ただしSB系のMVNOからの乗り換え除く。)
対象プラン:指定なし(端末のみ販売は対象外)
*ソフトバンクの新しいiPhone SE発売日は5月11日に延期されましたが、キャッシュバック受付期間は4月26日までの予定(変更される可能性もあります)です。
詳しくは下記フォームに「新しいiPhone SEのキャンペーン情報・詳細条件を希望」と問い合わせ欄に記載して、キャッシュバック対象期間に申し込みをしてください。