携帯キャリア3社の中でiPhone 12 miniの本体価格が一番安いドコモで、5G料金プランを契約した場合に月々いくらの支払いが必要なのか、5Gプランにせずに4G iPhoneのままのほうが安くなるのか、料金プラン解説・契約種別に合わせた料金を調べる方法を解説します。

ドコモ・au・ソフトバンクの3社は、2020年11月6日より最小の5G iPhone機種「iPhone 12 mini」の事前予約の受付を始め、これに伴い販売価格を決定しています。

各社では契約プランによって割引やクーポン値引きなどをいろいろと使ってiPhoneを安くすることも出来ますが、値引き前の本体価格自体はドコモが最安です。

取り扱いキャリア iPhone 12 mini 64GB価格*
ドコモ 87,912円
au 90,065円
ソフトバンク 96,480円

*各税込み、2020年11月8日時点。

iPhone 12 miniは5G対応のiPhone 12シリーズで最も安いモデルでもあり、他の新しいiPhoneを選ぶともっと料金は高くなります。

とはいえ、iPhone 12 miniは5G対応・最新のA14チップ採用・eSIMによるデュアルSIM対応・防水防塵対応・おサイフケータイ対応・デュアルレンズカメラ搭載など、ハイスペック・高機能であるため「安いiPhone」ではありません。

また、これまでXiプラン・FOMAプラン(4G/3G)を使っていた旧モデルユーザーはiPhone12シリーズで5G通信を使うにはプラン変更が必須になるため、料金プランを見直すチャンスです。

ドコモのiPhone12用5Gプランは2種類

ドコモのiPhone 12 mini購入時に選べるプランは、2020年11月時点で大きく分けて「5Gギガホ」と「5Gギガライト」の2種類だけです。そこから通話かけ放題のオプションを付けたり、各種割引を使ったりすることで料金が変動します。

・5Gギガホ:毎月60GBまで使える大容量プラン(増量特典適用時)
・5Gギガライト:毎月1-7GBまでの多段階料金変動プラン

スマホで通信をたくさん使うユーザーは5Gギガホ、あまりスマホを使わないユーザーはギガライトを選ぶことになります。

自分の使うデータ量がわからない場合どのプランが自分に適しているのか不明なドコモユーザーは、直近3ヶ月の利用履歴から最適なプランを自動で表示できる「しっかり料金シミュレーション」という機能が提供されています。dアカウントに紐付いたドコモ回線で自動計算が可能です

より料金を安くしたいユーザーは、iPhone 12 mini + 5Gギガライト」が最安プランの組み合わせとなります。

*iPhone 12 mini以外の機種、その他のプランを選んで料金を計算したい場合は公式シミュレーターが使えます。こちらは自分で機種・プランを選べる人向けです。

5Gギガライトは月額1078円~まで安くなる

5Gプランでは、「4G通信に比べて100倍速い」と表記されるように、従来のXi/3G対応iPhone利用時よりも短時間でたくさんのパケット通信(データ量)を使ってしまう可能性はありますが、気をつけてパケット節約を心がけて使うのなら、最安で月額1078円から使える5Gプランを組むことも可能です。

ただし、ドコモの格安運用にはいろいろと制約・適用条件もあります。

1078円利用の内訳一例は以下のとおりです。

ドコモ5G料金 内訳
基本料金 5Gギガライト
1GBまで3,465円
dカード」で支払い
or
2年定期契約
▲187円値引き
みんなドコモ割 3回線以上
▲1,100円値引き
学割 2020ドコモのロング学割
▲最大1,100円値引き
月額料金 月々 1078円~
(7ヶ月目以降/22歳まで 月々1628円)

*2020年11月8日時点。

ドコモの5Gギガライト基本料金は、通常だと3465円~6,765円/月の料金が掛かります。ここから以下のような割引を重ねがけすることで安くなります。

・dカードお支払い割(dカードでスマホ料金を支払う)
・みんなドコモ割(2人以上のドコモユーザーがいる)
・ドコモ光セット割(ドコモ光を契約する)
・ドコモのロング学割(申し込み時点で22歳以下)
・ハーティ割引

どの割引を使えるかは契約の種別・年齢・条件によるため(併用できる割引と出来ないものがあります)、各キャンペーンの適用条件は公式サイトの表記をご確認ください。

iPhone12 miniをクーポンで値引き

ドコモでは各種iPhoneに使える値引きクーポンが存在します。

クーポンを持っていればiPhone 12 miniも安く買える可能性がある(2020年11月8日時点ではまだ購入手続きが始まっていないため、対象範囲は不明)ため、iPhone 12 miniの本体を安く買うならクーポンを手に入れる必要があります。

2020年11月時点で確認できるドコモクーポンは主に3種類あります。

・「dカード GOLD」の最大2.2万円値引きクーポン
・機種変更22,000円/新規1.1万円値引きクーポン
・ポイント特典クーポン

上記以外に、法人契約向けクーポンなどが存在しています。

機種変更クーポンは2020年10月に発行されているものがあり、現時点ではiPhone 12, iPhone 12 ProおよびiPhone 11シリーズの値引きが対象となっています。

続きを読む:ドコモがiPhone12Pro値引きクーポンを配布 機種変更で最大22,000円引き クーポン利用方法

料金が安くならない・クーポンもない場合はMNPで割引

上記の学割やネット割引、家族割引が使えない・クーポンも持っていないとなると、ドコモのiPhone 12 miniを安く使う・安く買うのは難しくなります。

ドコモの契約を続ける理由がないのなら、本体代金の定価は多少ドコモより高くても、他社に乗り換え優遇を活用することをオススメします。

例えば、auのiPhone 12 mini 64GBを買うのなら、乗り換えで2.2万円引きが適用され、ドコモの価格 87,912円よりも断然安くなります。

ドコモの機種変更価格 87,912円
→ auの乗り換え価格 90,065円 → 一括68,065円
さらに「かえトクプログラム」で実質負担2.6万円~

ドコモも他社も同じですが、iPhone 12を安く買う条件は乗り換え(MNP)が最も有利になっており、機種変更は割引対象外・割引が少ないことがほとんどであるため、損をしたくないのならMNPで携帯会社を変えることを推奨します。

2020年11月時点のiPhone 12用MNP値引きは、

ドコモ:5Gウェルカム割で22,000円引き
au:au Online Shoお得割で22,000円引き
SB:ウェブ割で21,600円引き

と、三社横並びです。

MNPしたくないなら「ギガライト」+「楽天無料回線」が最強

iPhone 12シリーズは2つの電話番号を使える「Dual SIM」対応機種です。それなりのデータ通信量を使いたいけれどドコモのギガホ料金は高い、と感じた場合はデータ通信使い放題を含む楽天モバイル無料回線を追加契約する節約テクニックが使えます。

このワザが使えるのは1人1回限り、1年間限定ながら、契約時の手数料・基本料金・1年後の解除料など、一切不要でデータ通信使い放題(パートナーエリアでは5GB/月)になります。

さらにキャンペーンの条件を満たすと8,000円分のポイントも貰えますので(2020年11月8日時点のキャンペーンの場合)、まだ楽天モバイル回線を契約したことがないのなら、iPhone 12 miniのeSIMに楽天モバイルの回線契約を追加し、パケット料金を1年間タダにしてしまいましょう。これでドコモ側で大容量パケットプランに加入しない・ギガライトの1GB未満の低料金に抑えることがかんたんになるはずです。

ドコモiPhone12mini最安料金は?ドコモ5G料金は月額980円~ 機種代もクーポン値引きOK