月々サポートの割引期間や端末購入サポートの利用規定期間が終わった、過去6ヶ月以上機種変更をしていないドコモ回線があるのなら、2020年3月31日まで期間限定の「SPECIAL割引」を適用して、格安で手に入れられる特価機種を2台目のスマホ・予備機として手に入れられます。
ドコモでは2019年6月以降、携帯月額料金と機種端末代金の値引きを混合させない「分離プラン」の提供を開始した影響で、しばらく機種変更ユーザーに対する割引をほとんど適用できない時期が続きました。
しかし、2020年3月31日までの期間限定で「SPECIAL割引」として、最新のiPhoneを含む多くのスマホ機種を最大22,000円値引きで買えるキャンペーンを実施しています。
従来であれば「月々サポート」の割引が機種購入から2年間(24ヶ月分)適用されるタイミングから”2年ごとに携帯を買い換える”ユーザーが多かったと思いますが、現在のキャンペーンは「過去6ヶ月以内に機種変更をしていない」ユーザーなら、だれでも適用できる割引です。
【以下の場合はSPECIAL割引対象外】
・過去6か月以内に機種購入手続きがなされている回線でのご購入
・過去6か月以内にXiからFOMAへの契約変更がなされている回線でのご購入
・過去6か月以内に持ち込みになった機種でドコモを新規契約されている回線でのご購入
上記の条件に当てはまらなければ、すぐに値引き価格で機種変更出来ます。
従来の月々サポートなら「2年間ずっと割引が続く」という方式で、機種変更時にも月額2千円~割引の大きな機種なら3千円くらいの値引きが適用出来ました。一方で現在の割引は「最大2.2万円」となるため、値引き額的には劣化しているようにも感じますが、考え方を変えれば ”6ヶ月毎に買い替えても割引が適用できる”→”従来の4倍の回数で割引を適用できる”と思えば、ドコモ回線を持っているユーザーは新しいスマホをたくさん買える権利を行使できるとも言えるかもしれません。
高価なスマートフォンの場合は割引を適用してもお手軽に買い替えられる価格とは言えないものの、2020年3月18日時点における機種変更の最安機種は一括7,084円で買えるスマホがあります。
ドコモスマホ最安値機種「Galaxy A20 SC-02M」の場合、通常価格は 21,384円(税込み)のところ、割引の適用条件を満たしていれば、オンライン手続きをすることにより機種変更の手数料・頭金・送料なども全て無料で、本当に7千円を払うだけで新しいスマホが1台買えます。
この「SPECIAL割引」を適用するには料金プランの変更も不要(Xiプランの利用者のみが適用出来ます)、オプションの加入条件なども一切ありません。
前述の通りスペシャル割引が使えるのは「過去6ヵ月以内に機種購入をしていないドコモ利用者」なので、1人で何台も買うことは出来ませんが(複数回線契約を持っている場合は、ブラックリストにでも載っていない限り条件さえ満たせば購入可能)、割引を使わずドコモのスマホ回線を契約し続けるのは大きな機会損失です。
これまでの「2年縛り」によって2年ごとに買い換える習慣が付いている利用者も多いかもしれませんが、例え現在のスマホが壊れていない・不満も特に無いという場合であっても、月サポ/端末購入サポートの縛りが明けている回線があるのなら、期間限定のSPECIAL割引を行使してスマホを手に入れておきましょう。
☆「ドコモオンラインショップ限定 SPECIAL割引の対象機種・適用条件をみる」第二弾は2020年3月31日まで
1.5万円以下で買える「2台め」におすすめのスマホ
ドコモで販売されているスマートフォンは、2020年3月時点において最も安機種の定価は2万円台~最も高い機種の場合は定価18万円を超えます。
価格の高い機種の場合は相応に性能が高く、ゲーム性能・カメラ性能も最高峰のスペックを誇るスマホが提供されていますが、「1.5万円以下で買えるスマホ」の場合は、いわゆる「格安スマホ」であるため機能・性能は高額スマホには劣ります。
しかし、2万円以下で買える=使い物にならないほど性能が低いというわけではなく、基本的なスマホ操作はもちろんのこと、最新機種の場合はカンタンなスマホゲームくらいなら十分プレイ可能・カメラ性能も数年前の古いモデルに比べれば大きな進歩をしていますので、予備スマホ・電子書籍閲覧・動画やSNSに使う専用スマホといった用途を限定すれば、十分に活用できる場所はあります。
今ドコモで1万円以下で買えるスマホは2機種、2万円以下の機種が1種類あります。いずれも古い機種ではなく、2019年夏~冬に発売されたばかりの最新機種、と呼んでも差し支えのないモデルです。
・ドコモ最安スマホ → Galaxy A20 SC-02M 機種変更一括 7,084円
・ドコモ最長電池持ちスマホ → AQUOS sense3 SH-02M 機種変更一括9,680円
・ドコモ向け国産スマホ → arrows Be3 F-02L 機種変更一括 12,056円
(左 AQUOS sense3、右 Galaxy A20)
(右 arrows Be3, 左は旧型のarrows Be F-04K)
当サイトでは3機種とも実機を入手してレビューをしていますので、個別の機種の評価は下記ページを参照下さい。
☆「Galaxy A20 SC-02M実機レビューと評価」
☆「AQUOS sense3 SH-02M実機レビューと評価」
☆「arrows Be3 F-02L 実機レビューと評価」
ドコモ格安機種の機能比較
個別のレビューは上記の実機利用レポートを参考にしていただくとして、機種変更の値段も7千円~1.2万円とそれほど変わらないGalaxy A20, AQUOS sense3, arrows Be3の3台の中でスマホを選ぶ場合の比較ポイントをピックアップしてみましょう。
まず、この3台ではスマホの大きさについての若干の違いがあります。
項目 | Galaxy A20 | AQUOS sense3 | arrows Be3 |
画面サイズ | 5.8インチ | 5.5インチ | 5.6インチ |
重さ | 151グラム | 167グラム | 145グラム |
最新のスマホの多くは「6インチ」を超えるような大画面が流行していますが、この3機種はそれよりも一回りほど小さいサイズです。
画面が最も大きいスマホはGalaxy A20、最も本体が軽い機種が欲しいならarrows Be3を選んでください。
ここで、3台の中で画面が小さいのに一番重いAQUOS sense3の場合は、大きな電池を内蔵することで、電池が長持ちになっています。
項目 | Galaxy A20 | AQUOS sense3 | arrows Be3 |
電池容量 | 3000mAh | 4000mAh | 2780mAh |
利用可能時間* | 140時間 | 180時間 | 130時間 |
(*ドコモが想定する、一般的な利用頻度で使える時間の目安)
スマホの電池が長く持って欲しい・充電する回数が少なくて済むスマホが欲しいのなら、AQUOS sense3が圧倒的な強さを誇ります。ドコモのAQUOS sense3は、上記3格安機種だけではなくドコモの全スマホの中で一番電池が良く保つ機種です。
☆「NTTドコモ AQUOS sense3 SH-02Mの価格・機能をもっと詳しく見る」
次に「スマホを使う」上で好みが分かれる部分の違いとして、生体認証システムの対応状況にも差があります。
項目 | Galaxy A20 | AQUOS sense3 | arrows Be3 |
指紋認証 | 非対応 | 対応 (本体前面) |
対応 (本体背面) |
顔認証 | 画面ロック対応 | 画面ロック対応 | Smart Lock対応 |
まず、指紋認証センサーに対応しているのはAQUOS sense3とarrows Be3の2機種があり、それぞれセンサーの位置が違います。
ディスプレイの下に配置されたAQUOS sense3のホームボタンに指紋認証センサーが内蔵されています。前面にセンサーがある機種では机に置いたままでもロック解除が出来るメリットがあります。
背面にセンサーがあるarrows Be3の場合にはスマホを持ち上げなければ解除が出来ません。しかし、arrows Be3の背面ボタンは単なるセンサーではなく「エクスライダー(Exlider)」と呼ばれるタッチ操作に対応し、指でなぞることでスマホ画面をスクロールさせたり、拡大したり出来ます。
なお、顔認証についてはarrows Be3, AQUOS sense3, Galaxy A20ともにdアカウントとの連携には使えません。
生体認証対応のスマホを安全に使いたい場合には、AQUOS sense3かarrows Be3の指紋認証を設定して使うのが良いでしょう。
スマホの頑丈さ・耐久性については、3機種とも防水防塵に対応しています。
その中で、富士通のarrows Be3はハンドソープで洗える規格に対応しています。水洗いでは除去しきれない雑菌を取り除きたい場合には、F-02Lがおすすめです(ハンドソープで洗う場合の注意事項もありますので、詳しい洗い方・取り扱い方は公式サイトまたはスマホに入っているガイドを参照ください)。
☆「ドコモ公式サイト:arrows Be3 F-02Lをみる」
CPU・メモリ・カメラなどの違い
Galaxy A20, AQUOS sense3, arrows Be3はともに「格安スマホ」であるため、スマホの処理能力・メモリ容量・カメラの性能は、2020年春時点の最高峰のスマホに比べると大きく見劣りします。
しかし、一般的な実用上のレベルでは問題なく動作する・基本的な機能は備わっています。
3機種の仕様は以下のとおりです。
項目 | Galaxy A20 | AQUOS sense3 | arrows Be3 |
CPU | Exynos 7884B | SDM630 | SDM450 |
RAM | 3GB | 4GB | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
64GB |
32GB |
メインカメラ | シングルカメラ 800万画素 |
デュアルカメラ 1200万画素 +1200万画素 |
シングルカメラ 1220万画素 |
CPUについて、Galaxy A20に搭載されたExynos 7884Bの処理能力は、AQUOS sense3のSDM630(Snapdragon 630)と近い水準です(ベンチマークスコアが同等という意味で)。
実際にSH-02MとSC-02Mの両方を購入して使い比べてみても、通常の動作範囲で差を感じることはありません(システム的な動作・操作性の違いはあります)。
ただ、メモリ・ストレージ容量はAQUOS sense3が勝っており、これがAQUOS sense3が格安モデルの中でも大人気になっている理由と言ってもいいでしょう。デュアルカメラ・RAM 4GB/ROM 64GBという一昔前ならハイスペックモデルのような仕様なのに、機種変更で1万円以下という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
オンライン機種変更で手数料無料
ドコモオンラインショップで機種変更をすると、事務手数料と、頭金(店頭では3千円~1万円程度)が無料になります。
Galaxy A20 SC-02Mの本体価格が7千円になっても、手数料・頭金が掛かるショップで買うと負担額が1万円を超えてしまうこともありえますが、ウェブ手続きなら「事務手数料ゼロ・頭金ゼロ・待ち時間ゼロ・送料ゼロ」で買えます。
2020年3月20日時点でAQUOS sense3, Galaxy A20, arrows Be3の全モデル・全カラーの在庫があります。料金のシミュレーションもすべてウェブで可能です。
オンライン機種変更手続きはパソコンでもスマホでも可能です。ウェブでの機種変更方法がわからない方は、下記ページも参照ください。